いけばな草月流、師範課程のテキスト課題の最後のテーマは「いけばなに今できること」。
草月のテーマには「アートとの語らい」のテーマもありますが、先生と相談し、また浅野さんにも使用許可を快諾していただき、テーマにあわせたいけばな作品を作成しました。
<黒き手を迎えよ> 水彩・パステル 2014
浅野信二
いけばな:投入自由花
花器:陶器花器 草月陶房白灰釉投入花器
ミモザ、グロリオーサ、こでまり
佐藤星林(Seirin.S)
いけはじめ、いける終わり前に先生からアドバイスをいただき、グロリオーサの葉裏、こでまりの葉の裏、一部線を出すみせかた等指導いただきました。
記事にするまで時間がかかってしまいましたが、いけ終わりの写真数枚も浅野さんにお送りしてみて貰い、喜んで頂いて良かったです。
浅野さんの作品の水彩の淡さと木々の鉛筆デッサンの精緻さから、白蓮か花木か、または新緑の枝ものになってからブルー系の花などをあわせることも考えたり、絵画作品を飾る場所によっては直置きのいけばなにするか等考えたり。また季節に咲く花や枝とあわせたりできたらと思います。
浅野さんのこちらの作品は、銀座スパンアートギャラリーの<みずうみ>展で出会った作品です。
http://ousia.livedoor.biz/archives/52300809.html
http://ousia.livedoor.biz/archives/52294816.html
同じ花材でお稽古での仕上がりはこちらです。
草月陶房の草月茜家元就任10周年の記念特別花器で、こちらは先生からお借りしております
上述のテーマ作品よりもグロリオーサは1本少ない構成でミモザとコデマリの入れ方も変えています。
インスタグラムには先んじて投稿していた写真
こちらのテーマで草月流師範課程を修了し、先生に師範を申請していただきました。
これからも修練していき学びながら花材を大切に、いけばな作品を作っていけたらと思います。
作品としての魅力(人の手が入ることで生まれる美や発見)、また私個人としては、自然に目にしたときの喜びや驚き、美しい風景や手つかずの自然を目にしたときに気づく感覚を何かしら生かしつつ、器、花、枝、それを目にする人、それらを思いながら”いける”ことができればと考えています。
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