
2月22日〜3月1日まで開催された「猫文学へのオマージュ展2020」へ行って来ました。(2月27日木曜)文京区千駄木のギャラリー幻さんにて。http://cafegallerymaboroshi.com/20200222.html
研究会のシンボル画を担当してくださったり、絵画技法についての講座を担当していただいた古賀郁(Kaoru Koga)さんが萩原朔太郎の「猫街」をテーマにした作品やミニアチュールの新作を展示されたのでお伺いしました。

先日のいけばなとの写真であわせて飾っていた「双生天使猫」のカード、過去作品集の写真なども拝見しました。

研究会のシンボル画。
古賀さんも在廊できると伺っていたので久し振りにお会いしてお話することができました。
過去作で私が観ていない作品の写真集もみせていただいたので、文学繋がりということでミニアチュールとオブジェを組み合わせた作品集のお話を。
澁澤龍彦、中原中也、埴谷雄高、ルードヴィヒ(ヴィスコンティ映画)などの作品群についていろいろお話しました。肖像画の部分が細密画で(以下の写真参照)それぞれの作品をイメージしたオブジェとのことです。このあたりはみたことがないのでとても興味深く、埴谷雄高作品の話などをしていました。その前日に、古井由吉氏がなくなったということで、哲学・史学仲間のHさんと文章を交わしていたので、丁度埴谷雄高作品についても考えなおしていたところだったので、いろいろ話ました。
梅が咲く季節は澁澤龍彦作品の「フローラ逍遥」をよく思い出すのでそのあたりも自分のなかではタイムリーな感じでした。お話できてとても楽しかったです。


IGに丁度この写真をUPしていたのでした。文庫版も持っていますがやはり函入装幀が一番気に入っています。埴谷雄高も澁澤龍彦も、GバタイユもMブランショもあまりお金がないのに高校生の時から函入装幀本を買っていたのですがあまり時間が経過した感じはしないのです。
当時全部を理解できずとも読み、10年くらい前から当時解らなかったことも理解できたり解釈しなおしたりということが起きているからかもしれません。(最初に読んでいる時はもちろん、バタイユの無神学大全がアクイナスの神学大全を前提に書いていることは理解してないし、メルロ=ポンティなどともあわせて読んではいない。むしろ仏文系現代思想を理解したのはフッサール現象学を学んでからといってもよい)ちなみに、現在ではなぜかG.バタイユは小説のほうがメジャーだがこれらは図書館勤務だったバタイユが偽名で書いたものであり、バタイユといえばむしろ批評がメインである。ドキュマン、ラスコーの壁画など。いまでは二見書房の全集も入手が難しいだろうし、バタイユといえばエロティシズム文学というような認識があるが、むしろバタイユが扱うのはタナトスである。
すぐに出典を書けないのだが、偽名でこれらの作品を書いていたのを、バタイユとロードオーシュ他は同一人物ではないか?とほぼ最初に指摘したのは澁澤龍彦であったはずだ。
その他の過去作でもワイルドの「ドリアングレイの肖像」などについてもお話した。
こちらのモチーフも実は描きなおしたいテーマだということで、映画、文学作品とのイマージュの話ができてとても楽しかったです。


古賀さんによる油彩テンペラ混合技法についての講座の様子(拙研究会)

猫文学のオマージュ展の特別メニューということで、さくらクリームソーダをいただきました!
店主の小林さんに、味にあったカクテルに変更していただきました。(少量ウォッカをいれてつくっていただきました、ありがとうございます)
gallery内のBGMも展示にあわせて猫つながりだったのが凄いこだわりでした。Queen のCool Cat もかかっていました。少し前に自宅でホットスペースアルバム版はもちろんのデモ版を聞いたりしていたのでした。

今回の新作とハガキ、マッチ箱展でも出品していらしたマッチなどと、画家の古賀郁氏。
Gallery幻さんは千駄木駅から近くにあるギャラリーです。
団子坂下出口からすぐ。鴎外記念館や東博〜上野桜木〜朝倉彫塑館〔谷中)根津あたりの散策にまた利用したいと思います。
スコセッシによるヴィスコンティのリマスター版のジャパン・プレミアにご招待でいったときに(恵比寿ガーデンシネマ)その後「山猫」と「ルードヴィヒ」も観に行ったのだが、岩波ホールで「家族の肖像」が上映されたときはラテン語学習会のメンバーのかたからも話題になり聞いていたのですが観にけていません。また上映の機会があれば行きたいです。(時事的な流れで同様にヴェニスに死すも話題になっていました...)

2020年2月末付のアクセス順記事一覧
その他の過去作でもワイルドの「ドリアングレイの肖像」などについてもお話した。
こちらのモチーフも実は描きなおしたいテーマだということで、映画、文学作品とのイマージュの話ができてとても楽しかったです。


古賀さんによる油彩テンペラ混合技法についての講座の様子(拙研究会)

猫文学のオマージュ展の特別メニューということで、さくらクリームソーダをいただきました!
店主の小林さんに、味にあったカクテルに変更していただきました。(少量ウォッカをいれてつくっていただきました、ありがとうございます)
gallery内のBGMも展示にあわせて猫つながりだったのが凄いこだわりでした。Queen のCool Cat もかかっていました。少し前に自宅でホットスペースアルバム版はもちろんのデモ版を聞いたりしていたのでした。

今回の新作とハガキ、マッチ箱展でも出品していらしたマッチなどと、画家の古賀郁氏。
Gallery幻さんは千駄木駅から近くにあるギャラリーです。
団子坂下出口からすぐ。鴎外記念館や東博〜上野桜木〜朝倉彫塑館〔谷中)根津あたりの散策にまた利用したいと思います。
スコセッシによるヴィスコンティのリマスター版のジャパン・プレミアにご招待でいったときに(恵比寿ガーデンシネマ)その後「山猫」と「ルードヴィヒ」も観に行ったのだが、岩波ホールで「家族の肖像」が上映されたときはラテン語学習会のメンバーのかたからも話題になり聞いていたのですが観にけていません。また上映の機会があれば行きたいです。(時事的な流れで同様にヴェニスに死すも話題になっていました...)

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