
展示が決まった1年半前から注目していた「天文学と印刷」展、1月13日にようやく行ってきた、という記録です。
もともと、凸版印刷 印刷博物館が所有する貴重書に加え、バイエルン州立博物館、千葉郷土資料館、金沢工業大学(これは英国自然史博物館展でもたしかプリンキピアが貸し出されていた記憶が)などから、プトレマイオスの天文学、アリストテレス、そしてコペルニクス、ケプラー、ガリレオ、最後のセクションでは中国では続けられてきた観測記録が江戸に入り、徳川吉宗の時代に禁書項目が緩和され、ようやく日本(というか江戸)に知識がもたらされてきたこと・・・などとてもよく構成された展示でした。
図録を見ながら確認して追記したいのですが、他方、私はルネサンスの人文主義者たちと科学探究態度も相互的に起きていたことに触れられてもよかったのでは、と思った。いずれこうした企画もやっていただければと思います。
手書き写本と印刷の両方を重視したのはフィチーノあたりからで、例えば「饗宴註解」が広まるのは早い。
ピコの著作も確か現在の底本となっているのは、バーゼル版だと思うのですが、時代ごとに印刷出版がどの都市で隆盛したかをあらわしたパネル資料も興味深かった。
続



同時にブックデザインのイベントもやっていました。



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