招待券をいただいていた(UKJAPAN会のMakikoさんより)カール・ラーション展に11月13日に行ったときの写真です。
カール・ラーションは高校生の時に書店でみつけたカードブックが好きで、美術の課題の水彩画などに室内と庭、自然を描いた彼の絵を模写したりもしていました。今回は書籍や初期の作品、妻カーリンの油彩なども展示されています。ラーションスタイルの部屋の再現も。(撮影可能)
まずは写真のみ。



カール・ラーションスタイルを再現した部屋があります(フォトスポット)クリスマス仕様になっています。
ただやはりカール・ラーションスタイルの魅力は窓から差し込む陽光や、暖炉やランプの火どちらかの光と自然物との調和があたたかみをもたらしてくれるのだなということがわかります。
それから古いものをリノベーションして使うとか、アンティークに新たに工夫して使うとか。
それは最初のセクションでラスキンの影響をうけた思想家の影響であるとか、モリス商会の設立との呼応、アーツ&クラフツ運動のスウェーデンバージョンという感じからみてとれると思いました。
妻カーリンの手仕事や逆に油彩や絵画、テキスタイルの才能がありつつ、まだラーションの時代は結婚したら妻は家庭に、という時代でその意味でもカーリンが果たした役割は大きいと思います。多くの挿絵などはおそらく彼だけではできなかったでしょう。
(日本でもだいたい結婚すると才能や仕事ができても表だって働くことはできない...存在していないかのように扱われることが多いし、私とてほとんど自分がゴーストのように感じることが多いものだ。・・・)
巡回展でドービニー展があるようで、こちらも機会があれば行ってみたい。
ただし新宿は苦手な場所なので見に行くのが胆力がいります。が、ラーション展行って良かったです。
久し振りにカードbookを買いたくなりました。


Polly Lawson
Floris Books
2014-05-15

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