Paquita – Mariinsky – 1ere partie
<パキータ> のグラン・パ部分のアントレ。マリインスキー版。
グラン・パは、クラシックの場合は第3幕(終章)のアントレからヴァリアシオン(通常3種以上)、群舞(3名・4名・8名といったソリスト級とパリオペでいえばコリフェまでの人、あるいはスジェ)と、タイトルロール(プリマ、プリンシパル、エトワール;ファーストソリスト:これらはカンパニーによる)のパ・ド・ドゥ、コーダ、という構成になり、眠り〜などでは、そこにディヴェルティスマンが入ったりする。
日本であまりパキータの全幕はない。しかし、バレエを学ぶほう、コンクールでのヴァリエーション、発表会の演目としてはかなりメジャーです。パリ・オペラ座版はラコット復元版、マリインスキー版とは少々異なりますが、ボリショイ-ワガノワ系ー東京バレエ系だったらヴァリエーションやグラン・パはオーソドックスにはマリインスキー版がいいのかもしれません。ただパリ・オペラ座のパキータは映像も衣裳も舞台美術もいいですし、こちらが原点なのでしょう。
それで、今年のガラ、マリインスキーのすべて(12月3日公演)はパキータのグラン・パが抜粋で上演されます。
https://www.japanarts.co.jp/mariinsky2018/gala.html
コンダウーロワファンなので、コンダウーロワのパキータ目当て、とチャイコフスキー・パ・ドゥが目当てです。
本来は引越し公演の醍醐味は全幕なので、コンダウーロワがオデット・オディールの白鳥もいきたいんですが・・・(おそらく行くと思うのだが)とにかく、ライモンダの抜粋やパキータ全幕、パキータ、グラン・パなどは本当に演目として来日したら必見レベルです。
マリインスキーやボリショイも、数年前までは「春の小川」や「せむしの仔馬」「ファラオの娘」・・・等なかなか来日では見られない演目もあったのですが、最近はまたドン・キ、白鳥〜、胡桃〜くらいになっています。
これとシュトゥッドガルド、ベジャールカブキ(東京バレエ)はいきたいのですが、パキータのグラン・パは絶対に見たいのでこれは行く次第。
ヴァリエーション パキータ
Paquita – Mariinsky – 2eme partie
Kondaurova ル・コルセイユ(海賊)
E. Kondaurova, A. Ermakov, F. Stepin in Le Corsaire Pas d`action
コンダウーロワのライモンダ
はあ...やはり本国にいかないと観られないのでしょうか....サンクトペテルブルグにバレエ目的に行くべきなのか・・・(しかし、イザベル・シアラヴォアラのFBを観るとつい最近もマクレガーのジュニュスをやっているし、私がボリショイで一番好きだったルンキナはカナダにいますが、シンガポールや台湾では公演をしているんですよね。いかに日本のクラシック、バレエ、コンテンポラリー・・・さらに言えば、オペラとバレエ、オケファンの乖離も激しい。どれか一つしかいかないという人も・・・)が脆弱になってきているかという・・・
2009年とか2008年とか2005年とか日本初演で世界的なレパートリーになっているものも多かった。(イリ・ブベニチェクの初演「カノン」は埼玉での「ブベニチェクとドレスデンの仲間たち」というプログラムでの初演で、その次のBunkamuraのエトワール・ガラでさらに注目され、私は初演もこの再演Bunkamuraの版(イリ、リアブコ、マチュー)もみている。
かつてNHKの教育ではボリショイの「スペードの女王」なども放送されていたのに。
国外のダンサーもバレエファンも聞いて驚く、日本では「マーラー5番」が上演されたことがない!
ダーシーバッセルの引退インタビューの時に(今年ダーシー・バッセルはサーの叙勲をうけた)「私の一番好きなレパートリーは「マーラー5番」です。といっていて、そのときのダンスマガジンのインタビュアー「実は日本では「マーラの5番」は上演されたことがないのです・・・」ダーシー「(・・・・)それはとても残念です。」ここから10年たっているけれども、本当に芸術後進国なんだなあ(教養の問題なのか)と哀しくなりますが、・・・・
パキータ、ライモンダ、スペードの女王、シーニュ、ジュニュス、薔薇の精、フォーキン、もっと上演されてもいいはずなのに・・・
というわけで、今回のグラン・パ、コンダウーロワがパキータなのでグラン・パの上演は必ず観るつもりです。
バランシンのジュエルズ Екатерине Кондауровой
ロシア語の番組での特集ですが、コンダウーロワのリハーサルの様子、エメラルド、ダイアモンド、インタヴューコメントもあります。
コンダウーロワの白鳥(SWAN LAKE)3幕、ロットバルトからオディールが登場するあたりから。
Па де де Черного лебедя из балета "Лебединое озеро

10月21日付のアクセス順記事(本来は20日に見るのですが一日留守にしていたので)
E. Kondaurova, A. Ermakov, Le Corsaire Pas d`action
コンダウーロワの<海賊> ル・コルセイユのパダクシオン
パリ・オペラ座のアニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスのパキータ
DVDだとこれが一番メジャーなのではないかと、自宅にあるのもこれです。
ぜひ全幕は購入してご覧ください。
Paquita: Grand pas de deux -
Myriam Ould Braham and Nikolai Tsiskaridze
ミリアム・ウルド・ブラームのグラン・パ、パ・ド・ドゥ部分。
2018.12.3[月] 18:30 東京文化会館[開場 17:30 / 終演予定時間 21:30]
第1部「ショピニアーナ」作曲:ショパン
予定キャスト:エカテリーナ・オスモールキナ、フィリップ・スチョーピン
振付:フォーキン
改訂振付:ワガノワ
第2部「マリインスキーの現在」第2部「マリインスキーの 現在」
『眠れる森の美女』よりローズ・アダージョ
振付:プティパ/セルゲーエフ
音楽:チャイコフスキー
予定キャスト:マリア・ホーレワ、ロマン・ベリャコフ、コンスタンチン・ズヴェレフ 他『ソロ』
振付:ファン・マーネン
音楽:J. S. バッハ
予定キャスト:フィリップ・スチョーピン、ヤロスラフ・バイボルディン、マキシム・ゼニン『海賊』第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:プティパ 音楽:アダン
予定キャスト:永久メイ&ヴィクター・カイシェタ『バレエ101』
振付:ゴーティエ
音楽:ペーター・アーベレ
予定キャスト:ザンダー・パリッシュ『別れ』
振付:スメカロフ 音楽:パウエル
予定キャスト:エカテリーナ・イワンニコワ&ユーリ・スメカロフ『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
振付:バランシン 音楽:チャイコフスキー
予定キャスト:ナデージダ・バトーエワ&ウラジーミル・シクリャローフ
第3部「パキータ」より グラン・パ作曲:ミンクス
予定キャスト:エカテリーナ・コンダウーロワ/アンドレイ・エルマコフ
原振付:プティパ
改訂振付・構成:ユーリ・スメカロフ/ユーリ・ブルラーカ
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シクリヤーロフがチャイコフスキー・パドドゥ、コンダウーロワの相手役もエマルコフですね。
https://www.japanarts.co.jp/mariinsky2018/cast.html
2018.12.3[Mon.] 18:30 [Open 17:30 / End 21:30]
Music by Frederic Chopin
Scenario by Michel Fokine
Choreography by Michel Fokine (1908), Revised version by Agrippina Vaganova (1931)
CAST:Yekaterina Osmolkina, Philipp Stepin
Part 2 "Mariinsky of the current"The Sleeping Beauty "Rose Adagio"
CAST: Maria Khoreva, Roman Belyakov, Konstantin Zverev
SOLO
CAST: Phillip Stepin, Yaroslav Baibordin, Maxim Zenin
Corsaire PDD
CAST: May Nagahisa, Victor Caixeta
Ballet "101"
CAST: Xander Parish
"Parting"
CAST: Ekaterina Ivannikova, Yuri Smekalov
Tchaikovsky Pas de Deux
CAST: Nadezhda Batoeva, Vladimir Shklyarov
Part 3 "Paquita" Grand pas
Music by Edouard Deldevez,
Ludwig Minkus and Riccardo Drigo
Choreography: Yuri Smekalov
Reconstruction and staging of Marius Petipa's choreography (Act III Grand Pas): Yuri Burlaka
CAST Yekaterina Kondaurova, Andrei Yermakov
https://www.japanarts.co.jp/mariinsky2018/english.html
https://www.shinshokan.co.jp/dvdcd/4560219320598/
DVD ヴァリエーション・レッスン (3)
「眠れる森の美女」フロリナ王女ほか
ワガノワバレエのヴァリエーションレッスン
テリョーシキナ7年生、コンダウーロワ7年生でこのときの模範演技生徒もコンダウーロワがパキータのva.
テリョーシキナも以前観ましたが、こちらはドン・キホーテのva模範演技
新書館のDVDは表参道フェアリーで買いたいです。
自宅にあるのはこちら. パリ・オペラ座のはラコット版です
映画「パリ・オペラ座のすべて」ではリハーサル場面が出てきますね
12月3日(月)18:30「マリインスキーのすべて」第1部『ショピニアーナ』
アナスタシア・マトヴィエンコ → エカテリーナ・オスモールキナ
https://www.japanarts.co.jp/mariinsky2018/index.html
http://music.blogmura.com/tmt_matchup22996_3.html
音楽 MUSICA おんがく トーナメント、決勝にまで行っておりました
記事をみていただいた方、投票ありがとうございます
決勝とかあまり意識せずに音楽に関することを書いている記事を書いているかたが参加できる場をつくりたいなあとトーナメント作成しておりますが、地道にやっておりますのでどうぞよろしくお願いします
読んでいただいている方にも感謝です。
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意外と地道に読んでくださっている方もいるので、できる限りは続けたいと思っております。
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