2007年 3/9(金)コーネリアスのライブ(恵比寿リキッドルーム)に行ってきました。 
整理番号150番代で(4年前前回はAX40番台だった)前列のはじっこで観られました。 "POINT"の時は、CD音源のバンドでの再構成的な部分もあったのですが(勿論CDはPOINTは最高傑作だと思ってるんですが)今回はバンドサウンドとしてライブでしかできないクオリティに進化していた。凄い。CDはCD(完成した作品)、ライブはライブでのみ可能な音楽空間を提供してオーディエンス(観客)と共有してできる空間、というようなコンセプトとポリシーを感じた。
映像や見せ方の工夫というか洒落っ気も職人気質、しかもライブの場を楽しんでるのがさりげなくひしひしと(重要)感じられて。アーティストは自己表現としてのライブを行いますが、アーティストというアイデンティティよりも音職人、いい意味でのマニエラな気質がコーネリアス的なPOPさで演出されており、それが2時間続く演奏となってものすごい密度でした。自分がここにいるというポジションを越えて、世界への視点をずらしながら、環世界を表現する、(しかも、さらっと..) 素晴らしかった。

今回、POINTの時はちいさすぎて無理でしたが、今回思い切って子も連れて行きました。できれば聴かせたかったし、臨機応変に周りをみながら無理なく聴かせられたらいいかと思い、心配もしていたのですが、スタンディングでも子供も普段から聞いてるコーネリの曲だし飽きるわけがなく、ちょっと疲れながらも大丈夫でした。同じく端から観ようというスタンスの周りのお客さんも良い方々で感謝。気を使ってくれてるのがわかり有り難かった。スタッフの人もつらくなったら前に出られますからねと言ってくれたのですがなんか子連れで図々しいのも嫌なので(私はずうずうしい子連れが大嫌いなのです..)、はじっこで最後まで愉しみました。 

で、終演後、ホールを出て、ロビー方向の出口に向かってあるいていたら、うしろから清水さん(ベースの方)がいらして、娘に「あ、これ・・・」と何かを手渡してくれました。・・・「小山田くんが使ってたピックです」 

すごくさり気なくれたので私も「あ!ありがとうございます・・」(小声)とさり気なくお礼を言ってしまいましたが、サプライズ!!!
「また聴きにきてくださいね」 
(私が貰ったのではありません、あくまで娘にくれたのです)
フェンダーの白いピック。字が剥げててちょっと欠けてる使用感が・・・リアル・・・。 

ツアーのリーフレットと一緒に大事にとっておこうと思います。長年&ベストアーティストとして小山田圭吾好きすぎて本来信じられないんだがあまりにも自然な流れでもらってしまったので、静かな歓びで一杯です。
自分の日記でのみひっそりと書いておきます。 

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曲は「POINT OF VIEW POINT」「DROP」「Bran New Season」と「LIKE A ROLLING STONE」「BEEP IT」が凄かった。荒木さんのドラム格好いいです。 

公演アンケートが配布されたので書こうとおもってます。 
が、その中の一番最後の項目に「興味がある事はなんですか」みたいな普通の質問のあとに「最近どうですか?」って質問があって「らしいなぁ・・」とほのぼのしました。作り手もリスナーにもサブジェクト(レヴィナスがいうところの"顔")があることをコーネリアスグループはわかっている。(しかもさらっと..)
いいですね。 一度可能ならば国外のライブにも行きたいです。

from nakameguro to everywhere# 

CM3が発売されるのが今年の春の楽しみです。



2017年7月9日 FANTASMA USツアー放送完全版放送日に再度記す

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おんがく MUSICA トーナメントで使っている画像。
コーネリアスTシャツです。