
月組<瑠璃色の刻>は21日の前楽も観てきました。この日は二階S席のセンターで観まして、この作品のライティングや舞台機構、演出と音響も堪能しました...ACTの二階前列は、天井一杯に音も響いて良かったです。
高さがあるセットなので、シャンポール城の石造り階段と塔が回るシーンで階段をのぼりながら美弥ちゃん(シモン/サンジェルマン)が上まで登ってきますし。
高さがるセットだから、上の階でのお芝居や歌、マイム、階下では市井のお芝居といった風に観どころが多いです。美弥ちゃんの幕開きのダンス、サンジェルマンの影の群舞も素晴らしい...初日よりもずっと、観る度に集中力の高さや音や場面の取り方がいい。
月城さんはやはり語尾の台詞がやや聞き取りずらいのでそこは改善すればもっといいのではないかと思います、2回目見た時よりもお芝居の場面にははまるようになっていました。
あとはダンスですね...月組女役さんの群舞が好きなのですが、一緒の振り付けになるとどうしてもこう、振り付けの難易度が下がってしまって...バスチーユは頑張ってると思いますが(後から合流)
ネッケルソングの場面も、タイミングだんだん覚えました。
それからヴェルサイユの貴族様たちの場面は、コーラスもそろってきれいに聞こえますし、やはり長く宮廷ものもやってきた月組なので所作が皆さん揃っている。こういうのは重要なことですね。
宇月さんのマクシミリアン・ロベスピエール。本当に凄い熱演です。
ただし客側がロベスピエールに心酔するのはやや落ち着いてと思ってしまいます、彼に手放しに心酔する心性こそが、常に利用されていく民衆感情だからです。
でもそれがリアルになってしまうほど演説(諸君ソング)の場は良かったと思います。
2幕の美弥さんのダンスは素晴らしいです、この振り付けで玉に重さを持たせた振りは難しいと思う...とても流麗かつきれいですし。フィナーレは、あれは原形モデルはマイケル・ジャクソンですね。白い軍服といい振り付けがマイケル!難しい振り付けでもとってもきれいに踊ってます。見どころがつきない...
さちかさんのマリー、良かったです。
初日より二回目、全楽と素晴らしくマリーの本心を演じていました。
美弥さんのシモンも、マリーも、言葉と心を重ねたお芝居でした、演技を超えて役と脚本の言葉の世界が実態化する様をみました。
ひっかかるのは、オペラ座のエトワールにもこれほどの踊り手はいません、ですかね;
それはないです、海ちゃんは上手いですけれども、それはちょっと言い過ぎです。
この台詞はないほがいいですね...
DVDは梅田ドラマシティだと思うので、千秋楽赤坂ACT版をぜひ録画していたら放送してほしいのですけれども。
まだ思い出したら、書きたいと思います。
素晴らしかったです。
前楽にはもうほとんどの舞台写真は完売していました。
私も買えてないのがあるので、日比谷にいかねば。
DVDの情報を楽しみに待っています。
そうそう、前楽は1幕はコメディの要素が上がってお芝居の即興的なところも入れてきたり、2幕はドラマと対話、ダンス、コーラス、群舞と焦点をはっきりさせてきてその分いずれもカンパニーのよさが出ていて観どころが増えた印象でした。東京・梅田どちらのバージョンも映像で観られるといいです!
観て印象がなくなるのが嫌ですぐに帰宅したのですが、月曜夜までずっと余韻に浸っていました。
そして水曜くらいに、CSのニュースで千秋楽映像を観て...今に至ります。
またあの舞台の世界と音楽を再度確認したい..DVD待ちます。舞台稽古も観たいですし!
市民たちの役の中で白い帽子をかぶっている方が眼を引いたのですが、プログラムで確認できるかな。
赤坂サカス
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