2016-10-22-17-12-16

22日ソワレ公演に行ってきました。
まだまだ先に公演もあることですしまずは写真のみ。劇場内やホワイエの雰囲気を。
「スカーレット・ピンパーネル」は小説「べにはこべ」を原作にしたミュージカル作品で、宝塚星組でパーシーを安蘭けいさんが初演された作品です。とうこさん(安蘭さん)がマルグリット、アルマンに矢崎広さん、デュハースト役に上口耕平さん、プリンス・オブ・ウェールズとロベス・ピエールに平方元基さんとキャストにもこれはいかねば、と早くからチケットは抑えていました。(パルシステム先行販売)

とにかくマルグリットのとうこさんが素晴らしい、歌詞の意味、音楽の情緒性、言葉と音楽の意味を最大に発揮できるすばらしいキャストです。パーシーをやっていただけに、マルグリットという役がいきいきと演じられて・・・いや生きられています。宝塚版だと、公衆の前でスカーレット・ピンパーネルのテーマ曲を歌うシーンが最後のほうにありますが、あの演出すきなので、次に公演があるときはあのシーンは欲しいと思いました。
石丸幹二さんのパーシーは、飄々とした風情よりもより実直なパーシーという感じで、特に二幕になってからの歌はすばらしかったです。パーシーの精神がのりうつったよう。パーシーならではのジョーク、アイロニーは、やぱり安蘭さん版が大変印象にのこっているのですが。
スカーレットピンパーネルとして語りかけるところの対比がなかなか。

後半はどうなるのか・・・この作品はDVDになるのでしょうか?残らないのはもったいないですね。

Twitterでもデュハースト役についてちょっと言ってましたが、初演の本訳さんが立樹遙さん、新人公演時が美弥るりかさんで、今回は上口耕平さんということで作品とキャストのファンとしてはとっても楽しみでした。
相変わらず身のこなしや所作が美しい上口さんです。台詞も多くて安心しました。。(何を心配しているのか;)
衣装もピンパーネル団はたくさん着替えてそれぞれのテイストで魅せてくれます。
相葉裕樹さん、実は生でみるのははじめてですが、ピンパーネル団の衣装になってからの金色衣装は某地図帳のTokyo(SIKOKU・KISSのパクりのあれです)かと思いました、いるだけでうさんくさ・・・いやさすがに相葉先輩です。初代不二です。(?)
だんだんおかしなテンションになてきましたが、矢崎広ことぴろしのアルマンとマルグリットの二重唱はすばらしかったですね。もっと音響のよい文京シビックや帝劇でみたいものです。。
上口さんと廣瀬さんの歌うところはもう少し廣瀬さんがあわせてくれたらもっと良かったです。
それから植原さんも実は初めて舞台を拝見しましたが、存在感ありますね。(私の中では初代謙也である)
どこかお顔が朝夏まなとさんと似ているので、そのうち競演しないかな!などと勝手に思っていました。


ストーリーは・・・まだ公演中ですし、いくらでも予習できると思うのでここでは書きませんが、歴史というものは一方の見方や価値づけでは真実はわからないものなのです。そして大革命(フランス革命は一度ではなく、もっというと日本でとらえられているフランス革命とは、変革の一旦の表面上のことでしかない)この時代はとにかく複雑になっていきますから、この作品はやはり1789とセットで上演してほしいと思っております。
来年はぜひ帝劇で・・・・学校観劇などでも見て欲しい作品だと思います。

少し物足りないのはショーヴラン。衣装が革のロングコートだったり、あまりこの時代の人物に見えないのと、石丸さんパーシーとの対比がうまくコントラストにならないような。
いつかWキャストで矢崎広のショーヴランが観たいと思っています・・・・
(劇中に、アンドレア・シェニエの名がでてきましたが、そういえば春風弥里さんがショーヴランを演じたらすばらしかっただろうなと思ってしまった。実は花のオーシャンズ11の時も、せめてのぞみさんことだいもんと、春風弥里さんはベネディクトを役替わりでしてほしかったものです。私はベネディクトに関しては、紅ゆずるさん一択なので・・・きっとみーさんだったらエデンでの蘭さんダニーと蛇ダンスも超絶上手かったに違いない・・・・)
紅さんは星組版ではパーシーでしょうね。これはこれで観てみたいです、チケットがとれるかともかくとして・・・

柚希さんの後はすんなりと紅さんでよかったのでは、と未だに思うことしきり・・・・。
話がずれましたが、大阪公演もこれからですので、とにかく一見の価値あり、演目も定番になってほしいと思いました。ブルーver.のパンフレット待ちです。 

ロビー、ホワイエにはバラや百合のお花の香りがたちこめています。

TwitterにUPしましたが、公演メニューでCafeではイギリスのコーディアルを使ったスパークリングカクテルがのめます。ただし休憩が20分です。

カーテンコール、計4回ほどありました。ほぼ総立ちの観客席で、私も拍手を送りました。

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