
1888年(明治21年)から80年間使われた庁舎。
入館料は450円ほどだったはず。建築好きかつタイトな日程でもここはいけそうだ、と思い初日に行きました。
http://www.welcome.city.sapporo.jp/find/culture/former_hokkaido_government_office/
http://bit.ly/akarenga
<日本語版赤れんが庁舎パンフレット> | <外国語版赤れんが庁舎パンフレット> |

外観。
前庭が広く、記念撮影している方もたくさんみかけます、がここは中に入って資料を観たり、建築内部の空間や手触りを感じることをおすすめします。

中央の階段から上がり内部には開拓時代を描写した比較的写実的な絵画が多くあります。ブラングィン的な画風といいますか...

カーテンなどはおそらく当時のままなのでは。
インテリアに関心がある方にはおすすめです。
長官・知事室。



20点の絵画が展示されているよう。


アンモナイトも...

土器などの展示。展示物が多いのでゆっくり見たら1時間くらいはかかりそうです。
サテライトの縄文土器の展示。

撮影禁止の資料の中には英文の書簡などもありました。メ...メモをとっていないので忘れてしまったのだが、有島武郎だったような、とおもい念のため調べてみたところ間違っていないようだ。
筆記体のインク万年筆で書かれた手紙。
1969年に重要文化財指定をされている。
意外とおすすめなのが、こちらのお土産売店コーナー。
クリアファイルやTシャツ、食サンプル的なものまであり空港などでは探せないようなものもありました。
良い建築なので定期的な室内楽小コンサートやギャラリーなどにも活用できそうでした。
都内では次々と古い建築が壊されてしまっています。建築はだれかの作品ということもありますが、その時代の人たちが労働した結晶でもあると思っています。こういう資料があまり我が国には残らない。
例えばFirenzeでは大聖堂建築時の職人たちへの食事や仕事時間、作業などについて記載があったり、工法が詳しく残っている。
モノとしてだけではなく、その時代、その場所に生きた人たちの面影が残る場所が建築や都市だと思うところがあるので(どうしてローマの石を他のものと変えることができましょう、というような)解体してしまう建築よりも保存する知恵や技術がもっと重視されてほしいものです。

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