夏から注目していた展示、Bunnkamuraのラファエル前派展へ。
ミレイ、バーン・ジョーンズはもちろん素晴らしく作品も大型なので大変に見ごたえがある展示です。
なかでも後半からのポスターにもなっていたミレイ<いしにえの旅 浅瀬を渡るイサンブラス卿>1856-57
同じくミレイ <春 (林檎の花さく頃) Apple Blossoms>1859 サイズも113×176.3cm。髪飾りや花の色調、初春の日ざし、集う女性女性たちの服装の質感やかみ形も含めて繊細な名作。ミレイは<ブラック・ブランズィッカーズの兵士>もこの第一セクションに飾られている。ドレスの質感、壁紙のパターン。またミレイ特有の絵画の中の絵画の描写。ここでは絵画のなかの絵画は、ドラクロワのナポレオンだと思われる。非常に質のたかい絵画作品。肖像画でもあるような、物語を描く新しい表現者の両面がでている。そして従順な犬というアレゴリー的な配慮もみてとれる。やや絵具の厚さが気になるが<森の中のロザリンデ>も良作。ぜひ空いているときにじっくりみていただきたい。
油彩だけではなく、水彩やグワッシュ、ボードなど画材もさまざま。ぜひ注目を。
アーサー王伝説好きとしては、アーサー・ヒューズの<聖拝を探すガラハド卿>1870ごろも目に留まるだろう。テニスンの詩がもとになっている。
ダニエル・マクリース<祈りの跡のマデライン> 室内の英国的仄暗さが、不思議と控えめに描かれた室内灯の光で浮き上がる作品。背景を黒で塗りつぶすバロックとも、奥行きを描きこむルネサンス的手法とも異なる、またホントホルストなどのリアリズムではでない繊細な光とあるひとときを描いた絵画。作者はキーツの詩から着想を得たようだ。
イタリア考古主にローマ考古研究を活かした画家。ローレンス=アルマ=タデマ<打ち明け話>も床面のモザイク。、壁面、考古検証にのっとった画面構成で興味深い作品。大理石の質感やモザイクもよく書かれている。この画家の没年は1912年。今回はじめて作品をみた画家でした。彼のもうひとつの作品である《美しき盛り>>は水彩。透明感とデッサンの力と美しさがよくでている良作。
唯美主義運動の画家として、チャールズ。エドワード・ペルジーニ。
<ドルチェ・ファニール・ニエンテ>1882年
地中海的な海辺を背景にしているおおらかさのある作品。
ウォーターハウスの大作も2点来ています。<エコーとナルキッソス> <デカメロン>
そのうち告知チラシにもなっている<デカメロン>は仕上げも精緻になされていてやはり直接見ることが重要な作品だと思います。
前半のミレイとともに展示の見どころではないでしょうか。
図録とポストカードの印刷も綺麗です。
今回、一番惹かれた絵は、バーン・ジョーンズの<フレジオレットを吹く天使>でした 1878年.水彩とガッシュで書かれており、油彩のようなぎらついたものもなく、自然にめにとめるのは構図の良さ、そして静謐なフレジオレットを吹く天使の横顔。かつての天使たちがもっていた白くはない翼の表現、光彩。フレジオレットとはフルートに似た木管だが、ヴィクトリア時代には演奏されることがなくなった。その音色がつくりだしていた天使的、中間者的な音色と世界観への再生、ノスタルジーもあるのだろうか。
額絵も売られており、ぜひ会期の後半混雑する前に観ておかれることをおすすめしたい。

ミレイ、バーン・ジョーンズはもちろん素晴らしく作品も大型なので大変に見ごたえがある展示です。
なかでも後半からのポスターにもなっていたミレイ<いしにえの旅 浅瀬を渡るイサンブラス卿>1856-57
同じくミレイ <春 (林檎の花さく頃) Apple Blossoms>1859 サイズも113×176.3cm。髪飾りや花の色調、初春の日ざし、集う女性女性たちの服装の質感やかみ形も含めて繊細な名作。ミレイは<ブラック・ブランズィッカーズの兵士>もこの第一セクションに飾られている。ドレスの質感、壁紙のパターン。またミレイ特有の絵画の中の絵画の描写。ここでは絵画のなかの絵画は、ドラクロワのナポレオンだと思われる。非常に質のたかい絵画作品。肖像画でもあるような、物語を描く新しい表現者の両面がでている。そして従順な犬というアレゴリー的な配慮もみてとれる。やや絵具の厚さが気になるが<森の中のロザリンデ>も良作。ぜひ空いているときにじっくりみていただきたい。
油彩だけではなく、水彩やグワッシュ、ボードなど画材もさまざま。ぜひ注目を。
アーサー王伝説好きとしては、アーサー・ヒューズの<聖拝を探すガラハド卿>1870ごろも目に留まるだろう。テニスンの詩がもとになっている。
ダニエル・マクリース<祈りの跡のマデライン> 室内の英国的仄暗さが、不思議と控えめに描かれた室内灯の光で浮き上がる作品。背景を黒で塗りつぶすバロックとも、奥行きを描きこむルネサンス的手法とも異なる、またホントホルストなどのリアリズムではでない繊細な光とあるひとときを描いた絵画。作者はキーツの詩から着想を得たようだ。
イタリア考古主にローマ考古研究を活かした画家。ローレンス=アルマ=タデマ<打ち明け話>も床面のモザイク。、壁面、考古検証にのっとった画面構成で興味深い作品。大理石の質感やモザイクもよく書かれている。この画家の没年は1912年。今回はじめて作品をみた画家でした。彼のもうひとつの作品である《美しき盛り>>は水彩。透明感とデッサンの力と美しさがよくでている良作。
唯美主義運動の画家として、チャールズ。エドワード・ペルジーニ。
<ドルチェ・ファニール・ニエンテ>1882年
地中海的な海辺を背景にしているおおらかさのある作品。
ウォーターハウスの大作も2点来ています。<エコーとナルキッソス> <デカメロン>
そのうち告知チラシにもなっている<デカメロン>は仕上げも精緻になされていてやはり直接見ることが重要な作品だと思います。
前半のミレイとともに展示の見どころではないでしょうか。
図録とポストカードの印刷も綺麗です。
今回、一番惹かれた絵は、バーン・ジョーンズの<フレジオレットを吹く天使>でした 1878年.水彩とガッシュで書かれており、油彩のようなぎらついたものもなく、自然にめにとめるのは構図の良さ、そして静謐なフレジオレットを吹く天使の横顔。かつての天使たちがもっていた白くはない翼の表現、光彩。フレジオレットとはフルートに似た木管だが、ヴィクトリア時代には演奏されることがなくなった。その音色がつくりだしていた天使的、中間者的な音色と世界観への再生、ノスタルジーもあるのだろうか。
額絵も売られており、ぜひ会期の後半混雑する前に観ておかれることをおすすめしたい。
額絵も売られています。私はこの作品にはこのフレームがあうのでは?と思いましてこんな感じに書斎に飾りました。
とりあえずの感想を書き留めておきたいと思います。
なおリバプール国立美術館は3つのギャラリー、ウォーカー・アート・ギャラリーとサドリー・ハウス、ポートサンライトのレディ・リヴァー・アートギャラリーの3つから形成されている。
ラファエル前派のコレクションほか古代ローマ彫刻コレクションを持つ。
Walkar Art Gallery, Sudlly House, Lady Lever ArtGallery,
美術展内では三つの美術館の紹介ビデオも観ることができる。
私はこのうち、建築的興味から特にSudlly Houseにいってみたくなりました。
なおリバプール国立美術館は3つのギャラリー、ウォーカー・アート・ギャラリーとサドリー・ハウス、ポートサンライトのレディ・リヴァー・アートギャラリーの3つから形成されている。
ラファエル前派のコレクションほか古代ローマ彫刻コレクションを持つ。
Walkar Art Gallery, Sudlly House, Lady Lever ArtGallery,
美術展内では三つの美術館の紹介ビデオも観ることができる。
私はこのうち、建築的興味から特にSudlly Houseにいってみたくなりました。



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