
黄金伝説展にまだ行けていない!と思いやや焦っていましたが、マリインスキー<愛の伝説>の終演後、まだ少しだけ時間があったので予習として観に行ってきました。
地中海考古学や神話研究の関連して、モロー、プッサンなど絵画、タピストリーなどの展示。また古代ギリシアの装飾品(半貴石や黄金)が保存状態よくきれいでした。古代ギリシア、古代ローマ、エトルリア、トラキアの黄金装飾の精度、デザイン性、凄いと思いますし、これらを作らせた力も職人たちの技術も相当なものでしょう・・・
閉館まで1時間くらいでしたが、もう一度見に行ければいいかと思います。
第一部は、ギュスターヴ・モローのイアソンの絵画大作が本当にきれいに展示されていました。
この作品はモローの傑作なのではないかとおもほど。実物だととても大きくて、描きこまれた蝶や背景の煌めいた光が自然界のものとは違う、光の描き方です。
空いてる時間をおすすめします。金曜は遅くまで開館しているようです。
エローズ2対の耳飾りがデザインがよかった、ちっとも古くないのです。
エロースとプットー、天使の混同はだいたいバロック以降なのなのですが、古代ギリシアのはちゃんとエロス像の耳飾りでした。蛇、虎などもローマではモチーフが増えます。
マリインスキーに次回行った時に、図録を購入しなくては。
トラキアの黄金のリュトンが見事です。

この常設もまだ観られていません;いつも体力切れに・・・・1月までやっているので次こそは。


カラヴァッジョ展、ナルキッソスの絵画のほうのポスターも出ました。
ボッティチェリ展も(リッピ親子も知られてきたし)細々と美術史西洋思想史の良さが広がってきて、嬉しいことです。10年前はまだ、ルネサンスといえば、ラファエロとレオナルドでしたから...
そして取り外しできない作品群フイレンツェに行きたくなる....
オニサンティ「書斎のアウグスティヌス」(ボッティチェリ)はフレスコをはがしたものを額装して展示するのですよね。でもブルネレスキの聖三位一体やサンタマリアノヴェッラのすばらしいフレスコはフレスコのままで...建築とともに、とも思います。


西美を出たらすっかり暗くなってました。
いいタイミングだったからか、とても静かに展示されたもの、作品と向き合うことができました。

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