

実は開催を知らなかったのですが、Twitterとイタリア文化会館ほかイタリア関係の情報から、東博の表慶館でやっているということもあり行ってきました。
「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」
表慶館 2015年9月8日(火) 〜 2015年11月29日(日)
表慶館は(たしか)大正天皇御成婚時の建築で(現皇太子さまと雅子さまのご成婚記念が平成館でしたよね)特別な展示のときにだけ使われる、建築としてもとても意味のある場所です。
ルネサンス古典様式のドームをもつシンメトリー構造で、以前は、「踊るサテュロス」(旋回し円舞するサテュロスのブロンズ像)来日のときにも行きました。(それも、3回くらい・・・)
イタリア年の関係で、ほとんど国外不出のブルガリコレクションがデザイン画スケッチや映画、著名人の結婚式衣装(1940年代等)、古いものは1800年代後半のものから展示されています。
私はあまり宝飾には関心はないのですが、すごく見ごたえがありました。
磨きすぎず、カットしすぎない石そのもの、ゴールドやシルバー、ローマ、ギリシア、ビザンツの様式(ときには日本風も)取り入れたデザインと繊細かつ強さも感じる存在感ある逸品が展示されています。
ものすごく立体的なデザインなのですね。まさに宝飾のマニエリスムという感じもしますが、素材がもつ自然の力をだしているのが興味深いです。
以前、中世のステンドグラスについて、サン・ドニ、シャルトルの青について熊田先生の一文を引用したけれども、職人はまさに製作過程において、自然の力そのものに出会い対峙し、そこから美をつくりだしていくというのが思い出されました。サファイアの大きさとそれの造形や、イスラーム風の赤と緑の色彩などなど。
ドームの部分にはローマの街並みとフォロロマーノ、フラヴィウス円形競技場などのプロジェクションマッピングで演出されていて、各展示室ごとに、それにあった音楽が流れていました。

ビザンツ、ギリシア、ローマ時代のコインをつかったものや、伝統的な蛇のモチーフが印象深い。
男性も多かったと思います。ローマの悠久さ、創始者のギリシアシルバーへの加工知識などもみられる気がした展示でした。おつきあいいただきましたBさま!ありがとうございます。

東京国立博物館の中もちょっとずつ変わっていますね。
またゆっくりまわってみたいです。時間的な余裕が大切。
いいものを観ると、ちょっと元気になれますね。
ブルガリはBUではなく、V(ヴィ)のラテン語的な表記ですね。メゾンのこだわり。
The Art of BVLGALI.
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「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」会期終了後の2015年12月1日(火)〜12月23日(水・祝)まで、本特別展半券を当館正門総合文化展チケット売場にてご提示いただければ、当館総合文化展を一般310円、大学生210円の割引料金でご覧いただけます。
ということなので、半券を持っていてマリインスキーバレエのときに東博に寄ろうかな、と思っています。
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