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唯一購入している漫画・コミックスとして「ヒストリエ」を取り上げていましたが、もう一つあります。
(テニス(許斐氏の)は娘が買っているのを読んでいますが、自分では買っていないので除外。
荒木飛呂彦作品はJOJO 6部までと岸部露伴ルーブルへいくまでしか買っていません...)
それがファイブスター・ストーリーズ....!!! このたび8月に13巻が出たというのを偶然Amazonの広告から観て気が付き(・・・)迷いつつも、購入したのでした。結果からいいますと、思わぬ感動を受けてしまいました。月組PUCK(真夏の世の夢)以来といってもいいくらいの謎の感動....以下、備忘録として書いておきます。
前巻が出版されたのが2006年ですから9年ぶりの新刊です。
そんな状況でしたので、ヒストリエの記事を書いたときには、除外されていました。いやこれは漫画とかコミックのカテゴリーなのかすらわかりませんが、漫画形態であって、しかし映画手法でもあり、史書のようでもある。デザインが先行しており、設定と世界観と年表(時々改変されているが)がはじからフレームとしてあり、その時と場所の物語の詳細を描くという作品です。
今回からこのフレームも変わったということで、賛否両論があるようですが私あまり気にならなかったのと、正直なところ、こうした改変や概念変更は20年以上も描いたり物語に関わり、創作する立場ならば、変わらないほうが信用ならないといいますか・・・ひとことでいえば、マンネリズムの永遠の拒否のようにも思いますし、大きな枠組みや物語の本質はあまり変わってはいないという点で(もし読むのを迷ったり、もういいか・・と思っている方がいたら、とりあえず読んでみたらどうかと思ったのでした。この話ばかりは読めばいい、おすすめ、とも言い難いのですが、日本語で読めて心から良かったなあと思える物語だと思います。もはや、埴谷雄高「死霊(しれい)」を読むときと似ている。翻訳では味わえない原典として....
長々と個人的な感想を書くのも、読むのも微妙だと思いますので、いくつかの点に絞って。
・モナーク・セイクレッド、宇宙の中心でオプィカル・タイフォン(光のタイフォン)が述べるシーンの次元時間の超越表現。時間空間の軸が通常(?・・・われわれの時間感覚)とは違うことが一目でわかる。
そこで述べられることがら。
遺伝子 DNA 情報 数値 があたかも個物のように考えられがちな現代科学に対して、そうではない、それだけではないことが語られるシーン。
人の進化とは? 人の記憶とは? 人の進化の結果がわれわれが創造していた人間の進化の結果でないかもしれない可能性(あるいは悲劇性、否、有であるはずのものが無と等価になったときに、何を価値とするのか。
・永野氏の表現方法の変化。初期では、たとえばジョーカーや光の神(天照の帝 最終形態)がほぼ弥勒菩薩の出現の設定と同じだったように、最高可能者としての最大能力者を描くことが目的だったように思える。
(例 6巻からのファナティック ラキシスの力の解放。カレンの描写。あるいはマキシマムハルト・フォラスなどの描写。)
ところが、といいますか。おそらくアララギ・ハイトやワスチャ・コーダンテ(ちゃあ / プロムナード)を通して、最弱なるもの、十分条件をかぎりなく最小限にしか満たさない企画外の「弱さ」の人物と環境と心境をとおしてなにか・・・人の最大可能性というか本質を描くような傾向がみられるのが興味深いとおもうのです。
最大者と最小者。しかしこれらのクロスロードが物語に組み込まれているというドラマ。
・単純ですみませんが、クリスティンとダイ・グをめぐる話はつねに想定外に心動かされてしまうのですが・・・・
他利に生きるために自身を殺す方法で役目をまっとうしようとする意志、しかしそれの伴侶と想定できないところからヘルプがあるということがらも。生きることと死ぬこと、役割と私性。
しかしながら、ブラック・プリンスことノルガン・ジークボウが出たコマでは、さすがに自分のなかで思い当たる人物がおらず、いよいよ記憶障害が?!と真剣に青ざめたのですが、・・・・新キャラクターでした・・・・(倒)
なにせ9年経過していますからね・・・・一年に一度くらい、掃除や片づけのついでについある巻から読んでしまうということはあるにしても、連載を観ているわけでもなく、資料集(膨大・・・)も全部そろえているというわけでもありませんし(ということはいくつかは持っている・・・・)自分もその間にいろいろと未知の本や情報、学術や美術、デザイン、旅行などしているのだから、もうそんなに感動したり、新しいものを観た、というような新鮮な体験はないだろうなあと思っていたのですが、こちらの想像を超えてきたのでほんとうにびっくりです。

・繋がりがわかっていない(理解できていない)人物二名はリリとジークボウ、追記;ジークボウが茄里の息子

ロストマグダルはこのままだとドラクエ5主人公なみの苦労が待ち受けているんでしょうか・・・。
デプレはどうしたのか(記憶障害・・・)
・この作品では強いAI クオリアを通り越して、人工知能が神々の領域にと(しかしそれを作り出したのが人間という)ホムンクルス、ゲーテなどが初期から入り込んでいますが、人とは違う生存本能?(生成、広い意味での自己保存)にも言及が・・・

追記:この13巻を読んでからリッター・ピクトも購入していまいました。
私はむしろナッカンドラ・スバースのあたりのいかにも普通の漫画的なときが退屈だったんですよね、
勝手な想像ですが、永野氏は映像、映画的に描いている。
(時間と空間が超えてハイテクな世界とより原始的な世界が錯綜するのも2001年宇宙の旅のようなあのあたりの影響もあるのかもしれない(とときどき思う)でもやっぱり、おとぎ話(寓話 フェアリテール)はいい説明だと思います。
なんでしょうね・・・、永野氏はマリインスキーやシルヴィ・ギエムなどのバレエにもわりと詳しいので、オデット/オディール 設定やジゼルなどはバレエファンならわかるというか。逆に、今後どういうタイトルロールが出るか予想したくなるくらいです。
相変わらずの料理の設定。今回はジビエ・・・・前回のバラシェ公の館もそうですが。
私はFirenze好きなので、ミラノファッションはよくわかってません!フランスの服飾もそれほど深くかかわっていない・・・オペラ座の衣装が素晴らしいのはわかりますが、あまりパリ自体には詳しくはないのでした。
マノロ・ブラニクやフェラガモの靴やらがたびたび紹介されますが、読者の大半(と思われる)の男性向けに(?)メンズファッションのコーディネート案でもやったらよいのではないでしょうか。永野氏はそれは自分ではあたりまえだからやらないかもしれませんけれども・・・
そのあたりはオーダー制、というひとことでほぼコスチューム化しているので、次はそのあたりを攻めて読者突き放し(・・・)サービスをやってみてもよいのでは・・・・。
私はこういう「ついてこれるもんならついて来たらいいじゃないか」みたいな先行型の作家は好きなのでした。
生きている間に終わらないという嘆きもないですが、純粋に中学生(!)くらいから読んでいてそこそこに設定にも詳しい(そこそこに)物語がまだ続いていて、落胆せず、感動できるという現実にへんな希望が湧いてしまった数日間でした。
ですので、一番気になるのは、永野氏が今一番関心がある分野や世界観が何なのか、ということです。
この作品のリアリティはおそらく、作者本人が音楽、デザインに精通しているからだと思われます。。
長くなりました。
私の身の周りには弟と映画化前後の1巻発売当時から読んでいた人くらいしかいないので、モノローグのような内容ですみません。身近な人が意外と概念が変更されたゆえに13巻がとびぬけて面白かったというので、そんなこともあるんだなと思いましたが。その前後と基本の設定や関係性を1時間もかけて図解しながら(・・・・?)話すはめになったことを付け加えておきたいと思います。
だいたい、私が知っている中で、FSSのファンだという女性(と限定しなくてもいいかもしれませんが)読者は栗山千晶くらいです。

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ファイブスター物語(13) [ 永野護 ]

ちなみにプラトンの「エルの神話」や三女神など、続きが出なくて疲れている方には、永野氏が影響をうけたそのものを観たり聞いたり読んだりしているとちょうどいい具合に時間もかかり、覚えた資料や設定がそれなりにリアリティをもってつながり、続きが出ないかどうかやきもきしなくてよいと思います。。。
「死霊」の偶数巻のような良さがある、と付言しておきたいと思いますが、絵も映像も音声も描写しているのだから凄いと思えます。それにいい作品は子ども時代、幼年期、老年期など通常の世界とおなじような多様な人物が描かれる。このリアリティがあると、フェアリーテイルの良さが映えてくるようにも思えます。
映像的な漫画だと思うので、映像化がうまくいくとはわかりませんが、アトロポス篇やLEDドラゴン篇くらいなど少しずつ映像化してみたらいいのではと思うのですが。FSSも例えばAKIRAくらいの映像として作れば国外アピールできるのでは。(私が知らないだけでもうされているのかもしれませんけれども。)
今年来日するマリインスキー、バランシンの「ジュエルズ」公演は12月。白鳥(スワンレイク)も12月。
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そういえばオーロラももう出たのでした...。
リブート。初版から1巻をもっていますが、連載時のまま+そこにコラムがのっている。
そうとはしらずに、最近気になってアトロポス篇(ブラフォードからテロル、ヤクト、ボスやん(ボスヤスフォート)が復活するところまで、ノーカット版をようやく買った・・・・
これはね・・・・14巻が出たあたりで、東京、札幌、京都か神戸あたりで原画展やら特別にGTMのスポット上映したほうがいいと思いますよ。。現代美は改装中?みたいですが、あえて近美さん、埼玉近美さん、いかがですか
他国に先に岸部露伴を展示されている場合ではない。
ちゃんとリアルタイムのものを、リアルタイムで評価していくべきなんです。
国立新美でも。でも上野の森美はやめてください・・・・・
といいますか、バイズ・ビスって・・・マシュー・ボーンだったんですね。
永野さんにはニキヤ、ガムザッティとかクレール・マリ・オスタとかサラファーノフとか、バンジャマン・ミルピエとか出してほしいかも。ラキシスかタイトネイヴの部屋履きにレペットとかどうですかね・・・・(余計なお世話)
ちなみに我が家はずっとグリシコでしたね・・・シューズはウェアモア。(かチャコット)
この漫画読んでいるとなぜか青山行きたくなります。。

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なんとなく、メナー(フリーズ)とか桜子にどうですか。
・・・青山行きたくなってきました。
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