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キャラメルボックスの演劇 サンシャイン劇場 時をかける少女 に 片岡翔さんの映画で主演した 池岡亮介さんが出演するので夜公演を観てまいりました。撮影日。カメラが劇場内に4台!

映画も当時のCMしか観てませんが、映像しか無理なのでは、という時間ループを見事に舞台という三次元であらわしていました。原作は50年前、劇団は30年目と加藤社長が前説。池岡亮介さんのもつ中間者的魅力がいかされた、原作の先が描かれていました。2時間とは思えない空間。われわれの時間性とは。。
舞台を見ていて、ポストモダンが流行ったのは、当時受け入れがたい現在を感じた人が多かったからなのかもしれない。この作品は1日3公演は大変ですね。
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私はこの原作と映画はまったく観ておりませんで、ただし角川映画全盛期のときにおそらく小中学生だったと思うのです。TVCMで映画のことは知っていましたが、本編もみたことがなく。
加藤社長のツイートを拝見しましたが、池岡さん(いけぴー)の役は、脚本のかたのあてがきで作られた役なのだそうです。
池岡さんの魅力は、じゅういちぶんのいち、でも書いたと思うのですが、地上と天の中間にいるような存在感なのです。その意味でアンジェリック。まだ大阪公演も東京千秋楽もありますので詳しくはかきませんが、本当にすばらしい舞台でした。そして素晴らしいカンパニーだと感じました。
2時間という時間が、本当に5日あるいはそれ以上のように感じました。
この設定と構成もすごいし、それを演じ、みせる力も凄い。本来映像でのみ可能な時間という主題を、舞台上で三次元上で演じるとは。。
この作品はぜったいにDVDで観たいと思います。

池岡さんのことを普段愛称いけぴーと呼んでいますが、彼の天性かつ集中力の高さには敬意を持ちます、敬意をもって池岡と呼びたい気持ちになります。(カール・パケット、アンヘル・コレーラに対するような意味で)

開演前に舞台セットをとってよい撮影タイムがあり、その写真はのちほど追加します。

演劇集団キャラメルボックス、こちらのカンパニーは初めて見る場合は1000円でみられるそうなので、この作品はぜひ、サンシャイン劇場へ。メトロ有楽町線東池袋駅直結。


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オリエント博物館は特別展示中でした。


「涙を数える」(2014年夏)もDVDになっていました。会場で初めてしった次第です。
昨年はこの公演をみたあと、数時間後に成田から香港にANAで飛びました。

そして講演後に感想をかたりつつ、関東ではなかなか食べられない、鱧のおとしを頂いたのでした。
これは去年の夏も同じ。

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夏は暑い。暑いなりにそれでもいいものを観たときは幸福です。

終演後の挨拶で、「みなさんそれぞれの事情や日常の中で、劇場に集まってくださりありがとうございます、そして共有できることが幸せです」と挨拶されてましたが、私もそういう意味で劇場と舞台空間、観客と演劇の共有空間と時間は特別な意味を持っていると感じています。

キャスト等もまた後ほど追記します。