

英国大使館およびブリティッシュカウンシル主催による、持続可能性世界、エネルギー問題、リノベーションのイベント行事、および講演会にはいままでも、2010年以前からそしてロンドンオリンピック前、今春と何度かお話を聞く機会があった。この度は、6月25日 駐日英国大使館にて日英での講演会にお招きいただき出席しました。
開会の辞を駐日英国大使館 臨時代理大使 ダンカン・スパークス氏。
その後基調講演として、経済産業省 産業技術環境局長 片瀬氏から「持続可能で有効なエネルギー、気候変動制作のために何が求められるか」というテーマで講演があった。
片瀬氏が話された中で、アイセフ、つまり国際的な枠組みのなかで話あう機会があったとのことで、いずれ詳細を聴いてみたいと思った。



講演2として、「気候変動とエネルギーの転換」 シェル・オランダ取締役社長 ディック・ベンシップ氏


シェルは化石燃料から天然ガスへ、より一層の二酸化炭素削減とクリーンかつ化石燃料への依存を避けるためにすでに転換をしはじめている。しかしながら、イノヴェーションに対する技術研究への投資は、企業は限界があるため、より効率的なエネルギーの開発実現については、公的な資金援助が必要であるとのべられていた。
またマーケットの支持を得ることと、新しい技術をいかに、つなわち低コストかつクリーンなエネルギーのための技術開発への注力のバランスは難しいが取り組まねばならないとお話されていた。
講演3としては今回、英国から来日されたサー・デヴィッド・キング氏から「気候変動とイノベーションの役割」
キング氏は、英国大臣付気候変動特別代表である。
大変わかりやすくパッショネイトなスピーチだった。それ以上に彼の役割と仕事は立場も目的に一致している点が重要だと感じた。
このことは、前述した私が、数年前から公式常時に出席してるなかで思ったこと、関心のあったことである。
サー・ディヴィット英国大臣気候変動特別代表は、政権の交代にかかわらず、その任は彼がつねに対応し各国、国内でのエネルギー政策を担われている。私は2009年ごろからの気候変動とエネルギー、温暖化などについて、英国大使館およびブリティッシュカウンシル主催によるイベント、映画試写とシンポジウム、懇親会などにでてきた。ロンドンオリンピックの前のイベントでも、いかに持続可能な会場運営とその後の維持、環境への配慮などがとても印象に残ったものだが、エネルギー政策について、こうした政権交代にかかわらず、仕事の責任および提案を一人で担っていることの重要さがとても印象的だった。
それは具体的に、いかに問題点を整理し、よりリスクが低く、国民にとって安定したエネルギーと持続性を可能とするか、すべてが具体的な提案であった。こうした言説ならば、多くの英国国民は二者択一的ではなく、ベターな方向のための理解と行動を共有できるのであろう。
温暖化が進むことで、たとえば、ロンドンはじめ英国の都市の水害、水没などのリスクは上昇する。
こうした問題を、ほぼ国民が理解し共有していると話されていた。
はたして我が国はどうであろうか。よく目標値を設定すればそれをクリアすることに対して日本はとても優れているといわれている。かつての公害の克服などが例として挙げられるだろう。
しかしながら、我が国では、二者択一的な議論?が平行線で時間が経過し、結局のところ、何をすべきか、最低限なにをしなくてはならないか、一般の人も含めた生活実感の中での意見や考えがそれほど共有されてはいない。大人たちは次の世代に負の遺産を残すのは望ましくない。
とくに、電源を多元的に確保することで安定性を得ることはとても大切な議論である。
しかし、あまりこうした具体的な提案をみることはすくない、なぜか二者択一となり、議論のための議論になってしまう(あるいは議論以前の志向の問題からすすむことがない)。
サー・ディヴィッド氏のスピーチとプレゼンテーションはとても解りやすく、そして現在と今後の具体的な問題点をわれわれ日本に住むひとに対しても、よい問題提起をあらためてしていただいた思いだった。
大使館からは後ほど、当日の資料となったPPのデータも送っていただいているので、周囲のエネルギー関係、工学関係、あるいは倫理、教育などの専門者たちと共有してみたいと思った。
基調な資料もお送り頂き、感謝いたします。








電力の備蓄システムが可能かどうか、これは一例のドイツの技術者による提案。
15:50よりパネル・ディスカッション。


会場にはエネルギー工学を専門とする方などから質問があり、パネルディスカッションでより議論は深められたと思う。
以下は懇親会のときの様子、夏の英国大使館の庭やパネルディスカッションの後の懇親会でサロンへ移動したときの写真です。




16:45より懇親会。会場を移し、コーヒー、紅茶、スコーンなどを頂きながら、先のセミナーを受けて、懇談の機会がありました。私は、エネルギーの専門研究者の大学教員の方、またエネルギー機構から出席されていた方などと、現在の問題点と、あらためて、いまいちど何を問題として共有され、理解され、具体的な方法のために必要なこととは?などお話させて頂きました。
異なる分野の方が集まり、セミナーで現状を捉え、それぞれの観点や経験をもとに話す機会でした。
こうした、異なる分野で話し合う場、本来のパブリックな空間がなによりももっと設けられるべきだと感じました。
大変有意義な時間でした。
ご招待いただいた駐日英国大使館には感謝いたします。



エントランス近くのコンソール。美しく飾られてた花もまた魅力です。
当日はスーパークールビズでの参加がよびかけられていました。まずこうしたことからも、まだ我が国は合理的ではないと感じられます。
パリでの会議に向けて、日本、英国などは、フェアなCO2削減とクリーンなエネルギーについて、各国に呼びかけることが必要だと説明された。今後も、こうした内容については、国内だけなくより事実と現状に沿った各国が発信するニュースを知るようにすべきだと感じた。
”Bulidling Sustainable Energy Future”
by Britisy Embassy TOKYO
25 June 2015
1500 Opning
Duncan Sparlers,
kyenote speach
Mr Hirofumi Katase
Presentation
"Enargy transitionnd climate change"
Mr. Dick Bencshop, president Director shell Nether land , Vice President Gas market Development.
1535
Presentation
"
Climate Change and role og innovation"
Sir David King, The UK foreigh Secretary's Special Representative for climate change
1550
Panel Discussion
1645-1745
Reseption
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