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この舞台を観て来ました! に参加中!
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1789 -バスティーユの恋人たち- (月組・東京公演)観てまいりました。この新翻案の舞台は月組公演が決まって龍真咲さん(まさきさん)と愛希れいかさん(ちゃぴ)のビジュアル公開時、沙央くらまさん、美弥るりかさんのチラシが出来たあたりから注目していた公演です。会期中3回くらい観たいと思った公演。

幕開きからパレ・ロワイヤルまでは展開はスピーディーです。地下出版のシーン、パレロワイヤルなど通常の「フランス革命」ではあまり触れられない、第三身分とひとくくりにされるなかの多様さ、聖職者とここもくくられてあまり語られない部分もシーンが盛り込まれていて良かった。
国王と王妃、ルイ・シャルルがいる場面にはこばれてくる、新しい発明品である「ギロチン」・・・人を苦痛なく殺せる人道的な処刑具の模型が何度も登場する。映画「白バラの誓い」でも主人公が密室の告発の後、二の句もつげないうちに(まるで飛行場の手荷物検査のように)自動的に送られたのも飾り気のない機械的なギロチンだった。今日では我々は、おそらく、マリーアントワネットの物語と同時に、悲劇的かつ残酷なものの象徴として記憶されている機械だが、よく考えてみよう・・・。自分たちが正しいと信じていたロベス・ピエールたちは、おそらくギロチン処刑を「人道的なもの」として用いて公開処刑していたのではないだろうか。
では我々は翻ってどうだろうか?
密室でどのように現在の絞首刑が行われているのだろうか、法学部ではこうしたことを学ぶ機会があるが、はたして我々は過去から進歩した人道性や寛容を持っているのだろうか。
ついつい考えてしまった。

舞台の世界に戻ると、龍真咲さん、まさきさんのロナンは素晴らしい....、どのカテゴリーにも属さず父親を銃殺された彼は、真実を求めている。それはぜひ劇場で確かめてほしいし、一幕最後の場面は月組のコーラスの重厚さと音域の広さ、まとまった力を感じられると思います。ちゃぴの歌は更に安定していました、今回は前回ほど歌わないのでもっと歌パートがあって聞きたくなるほど。
美弥るりか(るりか)は王の弟。衣装が似合っていて「天使のはしご」以来の宮邸服です、似合っている!似合ってるのですが、「ハプスブルクの宝剣」(新公)を放送でみたときにザ・パドヴァ大学生という気風があったので、ぜひ一度ロベス・ピエールをやってほしいような。たまきさんだとどうもまだ演説が力になるような説得力がそこまではないように感じてしまう、王の弟の沙央くらまさんがみてみたいと思うのは、「仮面の男」のときににあっていたからでしょうか、メインのキャストはもっといろんな人でもみてみたくなってしまう。新作の醍醐味ですね。
カミーユは役はいいのですが、かちゃは台詞のヴァリエーションが課題なのかもしれません、「華やかなりし日々」(7月そういえば放送するので録画しよう/DVDは歌がだいだい的にカットされてしまってますので、CS放送を録画するしかありません、7月はPUCKの初演、花詩集100も放送されるみたいですね)
とにかく今の月は龍さん、ちゃぴ、美弥ちゃん、こま、かちゃ、マギーと観ていて全体があっているので好きです。沙央さんが専科になったのに加えてマギー(星条さん)も専科にいかれるようですが、月にたくさん出てほしいですね。憧花ゆりのさんのロココスタイルはとても似合ってます。ちゃぴのマリー・アントワネットもとても良かったです。
オランプに早乙女わかばさん。海乃美月さんとの役替わりです。私はランスロットあたりからずっと早乙女わかばさん好きなのです。海乃さんも前回のショーで美弥ちゃんとあってました。月娘は層が厚い。
(※歴代TOPの月娘役率、2番手の娘役さんも、参照。)

ロココのかつらになると結構誰が誰か見分けるのが大変ですが...思いだしたらまた追記します。
まだ公演始まったばかりですしね!

フィナーレからのパレード感想。フィナーレで下手から美弥るりかさんが白い衣装で登場します、美しい!ロケットはトリコロールをイメージしたカラーリング。ショー中盤のダンスがとてもかっこいいです。最近、ショーの只中でかっこいいなと思うと、紫門ゆりや!さんがいることが多いです。宇月さんも踊りがうまい。
龍さんが入られてからの踊りは本当にクールかつパッショネイトで、しかもくどくなく、かわいらしいところもあるので観ていて感じがいいのです。躍るほうは大変かと思いますが、あと5分あっても・・・見ていたいパートです。

全体としてもうこれは、今の月組で一度、「スカーレット・ピンパーネル」をやっておくべきです!!
ロンドンからパーシーに来てもらいましょう・・・月組の龍さんで・・・!(それか、マホロバ・・・)演目予想は熱くなってしまいますが、ここで新作をやって(比べるものがない状態ですから)それを十二分に演じられる月組生だと思いました。ロミオとジュリエット(役替わり公演)から始まった今の月組で、前作PUCKもです力が蓄積されているのだと感じます。

2015-06-27-10-56-11

もう一回観たくなる公演でした。
帰宅したら、劇団から当日割引券が来ていましたが、月組の1789は全公演売り切れなのですよね。
当日券は2階最後列2500円です。立ち見が1500円。(オーシャンズ11(星)のときも思ったのですがこんなにクオリティの高いものが・・・)
宝塚歌劇を観たことがないから行ってみたいという友人母娘と家人とでいきました。私の周りにまだ観たことがないから観たいのでこんどは声をかけて、という声をわりと聴くのでした。

歴史のゴシック体で書かれる事柄(テニスコートの誓い)などに至る動きを描いているところがいいですし、そうしたなぜ、どうして、という部分を描くときも重く長々しい説明にならないところはさすがに小池先生演出でしょうか。幕開きがもうすこし重厚でも?と思ったけれどそれでは、石田さん風になりそうですし、軽やかあるいはファンタジックにしてしまったら、大野さんや谷さん風になるので、やはり、さらっと始まるところが小池先生なのだなという感じもしました。小柳さんっぽい笑いを入れたらどうなるのかな、とかも....
パレードのダンス振り付けがかっこよい買った。DVDで観なくては。
一幕最後や2幕はじめの民衆ダンス(勝手に命名)は星と月が上手いのですが月組生は上手いです。
(棒、銃剣、槍を持ったら宙組のイメージ・・・)
何人か上手いなあと思う方もいるのですが、パンフレットみながらDVD観て確認しちゃいそうです。

振付家の方も新しい方が入られているらしいので、またパンフレットを観たり、CS NOWONを観たりしたら別記するかもしません。フランス・バロック、ロココな衣装や美弥さんのゴシックっぽい衣装も、カミーユたち等衣装もいいです。衣装でだいたいの立場や置かれた状況もわかるところも工夫されていると思います。こういう舞台では大切なことですよね。そして龍さんは本当に青年役が似合うなあと思います。セットや舞台装置の転換も見ごたえあります。


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パンフレットと告知チラシ、デザインきれいです。龍さんのポスターも.



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  • フランス版 (普通に観に行く場合は、観劇前には観ていかないほうがいいと思います、後で見比べるならともかく、初演初見の印象がだと思うので。帝劇で2016に上演。帝劇でもフィナーレ的なダンスは充実させてほしいです...音楽、フランス語にあってますね。ロベールみたいなテクノロック風際立つ)






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