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制作記者会見にも招待いただきました、舞台「滝口炎上」(中央区:明治座)へ行ってまいりました。
29日の夜公演です。この日は主演、徳川家光役で座長の30歳の誕生日、ということもあり、新傾向の舞台シリーズ化?第一弾ともあり、29日に観劇したいな、とおもっていました。
当初は、暮れの「る典」にも一緒に行った、家人や娘ほかとも行ける日曜日昼公演を狙っていたのですが、まあことごとく先行チケットに外れまして、なんとか私だけ29日に舞台をみることができました。
企画第一弾だし、全員和服で明治座へ行こうか(若干うざい・・・気合。でも本当にそう思っていました)なんて1月の段階では家の中で盛り上がってましたが、残念!

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さて、小雨の中、る典・るコンのDVD発売があるというので、少し早めに日本橋浜町へいってみたところ・・・さすがに開場までは早すぎました。私は明治座さんの食堂のお弁とうが好きでして。
今回も、前回の黒田官兵衛弁当(小林且也 黒田官兵衛)のようものが設定されると思っていたのですが、食堂お食事はなし。
(歌舞伎座などもそうですが、お弁当は芝居とややセットのような部分があります。私の中の中央区DNAが騒ぐのか。)
なかなか予約できないので明治座さんに年末のときも電話してしまいました
(「あー、いつもぎりぎりなのですよね、すみませんが来週またお電話お願いします」のやり取りを数回した記憶が!
・・・まあいいのですが、今後もオリジナル弁とうには期待しますね!
何か手伝うことがあれば言って下さいとおもうくらいです。舞台裏方経験的に...。


さて今回のお弁当「滝弁」。

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錦糸ごはんと浅利のごはんの2チョイス。
私は東京といえば、深川めしである浅利だろう!と思い浅利をチョイス。

モテ福いらい?なのか単にバーニャカウダが市民権を得てるのかはどもかく、本来はバーニャカウダは「熱い風呂」といわれるような熱く絶妙なオイルベースソースを野菜とともに・・という料理なんですが。
温野菜にバーニャカウダ(風市販の)ソースが入ってました。それならお煮しめのほうが嬉しいかな。
温野菜はうれしいけれど、箱に対するつまり方がお弁当のそれじゃない。
でもさすが、季節感を大事にされていて、煮物が夏らしく、冬瓜が入っており嬉しかったですね。炊きあわせ。
明治座の西京焼きは美味しい。
冷酒が飲みたくなります。
こういうお弁当でぶどうはちっとつらいです。杏子とかがいいかも。
パプリカピーマンの精進揚げは??それこそナグモ亭にでていたたのですからごぼうを使ったかき揚げとか。(ロビーでナグモ先生とすれ違いましたよ!)
明治座さんの通常メニューのお弁当を、一度食べてみたいです。
2200円くらいのものを、それをアレンジして色を出すわけにはいかないのかしら。1500円-1700円くらいで。
1300円くらいだと値段で迷う方はいないのでは。
イベントの一環として今後もお弁当はお願いします。


3階の食堂を解放しているというのは、全公演終わってから初めて知りました。
もう少し連絡がうまく伝わるとありがたい。
自分たちが思っていることが必ずしも相手に自明に伝わるわけではないのです。

天麩羅はキスの天麩羅があったら最高でした、それから明治座さんのサーモン西京焼きもあり美味しかったです。でもやはり暖かいお椀つきで余韻を楽めたらよかったです。
肉肉しくなくてその点もよかった。

なぜかあつく語ってしまうお弁当トークですが、お芝居へ。

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柳生役の廣瀬さん、良かったです。それから杉江大志の大河内奈々子さんの弟も、運動神経がすごくいいのか、殺陣も見ごたえあるなあといつも思うのです。
街の医者役(おそらく、伊織医師をるひま的にアレンジするとこうなる)兼崎さんも、将軍と身分を偽っての城下お忍びをしている滝口家光の事情をしるものとして、よかったと思います。
こうかくと、シリアスな役を演ったの?と思われそですが、むしろ、兼崎氏しかできない!かもしれぬダメ〜な演技はさすがに板についてましたね!るふぇあのおじゃる公家につづいた当たり役では。

二瓶氏(へいにー)、城下の店、葵にあつまる町人(工職・商)さんたちの場の作りかたが素晴らしかった。
あとでお名前も書きくわえておこう。

滝口さんは、いままでみたなかで、1幕が一番滑舌よく、発語されていた気がしました。
このあたりもレッスンされたのでしょうか。
それから2部の歌もいままで聞いたなかで最も声が通って発声も音程も良かったんじゃないかと思いましたよ。

しかし滝口氏の殺陣のシーンはいるのかいらないのか・・・
それから、大和田獏さんは本当に役者さん俳優さんなんだなあとしみじみ思いました。
家康(ゆーれい)似合ってましたもの・・・この自然さがすごい。

いろいろありますが、第二部。宮さんのタンゴというかダンス力はかなり上級ですね。
まず体系からしてダンサー体系、リフトのときのバランスも完璧かなと。

たっきーはタンゴやヴァイオリンをやるならもう少し髪をきってほしかった。
このシリーズ、つづいてほしいのですが、第二部はあえてなくていい気もします。
アフタートークから、メドレー的持ち歌をうたうのみとか、あまり奇をてらわなくてもいいのでは、なんて余計なことを思ってしあいました。それからフィナーレがジャージというのも、あまり・・・お金の問題ではなくて、カジュアルでも彼らは素地があるのですから、何をきてもさらっと決まるはず!
一幕は上様なのですから、そこまで全体的にきめなくてもいいけれども。やぱり板と楽屋の区別はしてほしいのです。

舞台装置、美術がよかったです。
(しかし安西サイドになると、る典のときと似ている(控えめ表現)セットだったような)

安西慎太郎氏も楽しみにしてました、衣装が変わっていてちょっとびっくりしました、そして「とてもいきなりパタリロ(? リアルタイムでないからしらないのだが)のようなところが・・・といいますか山崎銀之丞さんにしろ、豊臣の復興、キリシタン弾圧などまだ、家光のときにはそのくすぶっているから予断のない時期だったんのか、ということはわかるのですが、家光に対する勧善懲悪としての悪というにはどこかつながりが弱いような。
それからやはり、ちょっとキリスト教に対して、ちょっと誤解(か、あえてやっている)感がすこし気になります。
安西、杉江、廣瀬よかったです。
アンケートにも書きましたが、町人の人々は本当に江戸を感じられました。


2部はできれば短めに、ぜひ恒例になればいいなあと、個人的には思っております。
やっぱりレビューの凄いものはすごいのでね・・・

当日はTwitterのフォロワー様ともお会いできましたし、大阪のお菓子もいただきました!
すばらしい、美味しかったですし、手作り感にぐっときました。
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こちら。

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俺の地図帳から花がでていたのでパチリと撮影。

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家光の滝口さんは、上様っぽかったです。これは制作記者会見でも思ったことですが。
安西氏には年末ではまた定番をクリアしつつ、前人未到の道を進んでほしいと思いましたし、町人空間がすばらしかった。それから杉江さんはらんくん(蘭丸)のときと同じく、それ以上か(衣装は今回シンプルだが自然と目がいく)殺陣もうまく、台詞も効きやすく、立ち振る舞いがよかった。
宮さんがもっと陽炎で活動する場は必要かなと思います、似合っていたし、タンゴ部分もフォルムが綺麗だったからきっとちょっとアクションもできそうな気もします。憶測ばかりですみません。


終演後はTwitterのフォロワーさんと、(終演が遅くイタリアバールはもう閉店している!)人形町から帰るまえに、滝口氏の「誕生日おめでとう会」をささやかに行いました。

お芝居、歌舞伎、宝塚歌劇と共通点もありますので、舞台の感想語りながら、お話できて良かったです!!

私も今年は一度くらい観劇と地理調査をかねて大阪行こうかな?


嶺君の芝居、すごく気になるのですが!!(前から言ってますね)
直前までおそらく奈良にいるはずで、でもぜひ観たいと思ってます。
(※ 無事取れました。 制作記念的な会見or概要発表会とかないのかしら、)


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出演:

徳川家光 ・・・ 滝口幸広

たま  ・・・   大河内奈々子

 

天草四郎 ・・・ 安西慎太郎

陽炎 ・・・   宮菜穂子

弥助    ・・・ 二瓶拓也

本庄宗資 ・・・ 杉江大志

おみつ  ・・・  八坂沙織

又六   ・・・   丸山隼人

保科正之 ・・・  三上陽永

松平信綱 ・・・ 佐藤貴史

堀田正盛 ・・・ 米原幸佑

 

柳生知矩 ・・・ 廣瀬智紀

河口良庵 ・・・ 兼崎健太郎

 

森宗意軒 ・・・ 山崎銀之丞

お江     ・・・ 小川菜摘

土井利勝 ・・・ 村上ショージ

 

春日局   ・・・ 山村紅葉

徳川家康 大和田獏


 

脚本:毛利亘宏   演出:板垣恭一

 






そうそう、開演前にかかっていた音楽が、とても某暴れん坊将軍でした(笑)
これがリスペクトをこめたリメイク、なんですね。

あと、どこかしこに、鳥山明的なノリを感じました、毛利さんのためなのか、家康さまにデジャヴを感じていて、これは・・・カリンさまか海王様のような。(年末が龍玉だったからかもしれませんが・・・でも似てる)

盆がまわる構造をいかした舞台転換なので良かったのですが、こんどは花道をあまり使用しなかった印象があります。


5月のキーワード / 自家製バラ酒 /モバイル版 (2/2)


雨が凄くて、パンフレットの類紙製品は買えていません!
でもパンフレットは欲し方ですね。。今回も明治座さんの、老舗御豆とお茶を購入(笑)
豆は祖母へのお土産にもしようかと余分に買ってきましたよ。

いけなかったかたも多いと思うので、秋か晩秋にできたら再演されてもいいかと思います。
多少、Verを試行錯誤していただいて。期待しています。★はかぎりなく4に近いですが再演してくれる期待もこめて。




完全な余談ですが、る典を観にいったときに、ちょうど某PUCKを日比谷で講演中で、私はるひま2回、パックも2回行きまして、二回目のパックを家人と行ったときに「・・・なぜみんな耳がとがってるんだ?(夫)」(信長たっきー、赤澤信忠(若様)、パック(龍さん)・・・偶然にしちゃあちょっと・・・?
勝手な予想ですが、板垣さんは、赤穂浪士のときもベルばらを挿入してますよね?
あとから知ったのですが初演パックは涼風真世で、オスカルも涼風真世だからあてがき的に作られた演目らしいのです。ひょっとして板垣さんは涼風真世世代の宝塚がお好きなのではないか?なんて思っていたりします。


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      る典を買ったあと、ウエストandイースト やDA2、バルト5、ぴろし氏、を観ようかとるコンも買いました。とりあえず、横浜上映会の生オーディオコメンタリ、in台湾 が面白いと思います。
      る典に比べると、特典は少ないかな。
      私だけかもしれませんが、稽古場の様子(作りこみの最中)を特典にいえてほしいのですが・・・

      もともと3.6くらいの★だったので、継続的意味を込めて★4に変えました。
      課題は、女優さんたちのある年代が重なりすぎていること、権力がある女性は春日野局だけでいいのでは、・・・とか、さりげなくもっと、江戸時代というものを感じられる要素が欲しかったんです。

      それは風情かもしれないし、音や時間のゆるやかさかもしれないし・・・・
      不忍に行くときの資料館や、川越の喜多院のもつ独特な空気・・・ずっとそこにあるような。
      そういうものを、舞台に吹かせられたら、やなぎの枝がそよいで、物売りが往来にいるとか・・・
      これは城にもいえます。

      また家光やってほしい気もするので、DVD特典には滝口たっきーや杉江、安西、へいにーたちが川越レポートすればいいの、観てみたい。
      そして次につないでいけたらいいのではないかと感じます。