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何か勉強しよう に参加中!
2015-03-20-09-22-56

写真は、<ピグマリオン>のフレームに、バリで購入したカタツムリのオブジェを合わせたところです。



blogテーマとしては「勉強しよう」ということとは少し関連する、という程度ですが、今日では<教養>が役にたつのか立たないのかといった議論も見受けられるため、少しこのことを考えてみよう。少し前にTwitter上でも話題になったため。

そもそも<役に立つ>ということが何をもって主張されるかという問いもあるが、大きな枠で考えてみたい。
教養と呼ばれているのはおそらくは、アカデミー起源の自由七学芸である。そこには幾何学、天文学等も含まれる。自由七科を否定する人は多いのか少ないのか。

手元にある根占先生による「共和国のプラトン的世界」から、フィチーノによるフマニタスについて引用したい。

「フマニタスは大きく三分類される。(機縫僖ぅ妊ア (供縫ロン (掘縫侫ラントロピア がそれで、ラテン語に相当する語を求めるなら、教養・学識を意味する (a)ドクトリナ (b)優美・上品を現わすレポス、共感・同情の意の(c)ミセリコルディアということになろう。フマニタスはこうして一に教育、・学習的、二に審美的、三に社会倫理的な意味合いを持つ。」( 「共和国のプラトン的世界」P32-33)

もし、こうしたフマニタス、教養全般、あるいは審美性、社会倫理の欠如がもたらされるならば、それは我々にとって良い世界となりうるのかどうか。
役に立つということが、もし生政治、生権力のみ(アガンベンやエスポジトがいうところの)を志向するならば、非人間的な社会、世界へとより顕著になっていくだろうと私には思われる。







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