Le spectre de la rose
ルグリ先生の"バラの精"
ゴーティエの詩を題材に、ウエーバーの曲にミハイル・フォーキンが振り付けた「バラの精」
薔薇の精はガラ公演などで、マラーホフ、イーゴリ・コルプ、マチアス・エイマンなど観ているがルグリとマチアスエイマンの薔薇の精がパーフェくト!!だと思う。
ゴーティエの詩、ウェーバーの「舞踏への招待」という比較的壮大かつ大胆な設定をもつゆえに、どこか明るいモチーフに感じるが、そこがこの演目の奥深いところだ。舞踏会から帰った少女がその余韻のバラの花と月明かりに恍惚を感じるが眠り込んでしまう。大きくあいた窓から飛び込んでくるのばらの精である。
施錠していない窓に侵入するというありふれた幻想だからこそ、まったく通俗さを拒否しなければならない。
それでこういった衣装を着こなして、「神のごとき」といわれたニジンスキーの跳躍、重力に逆らう回転、それらを組み合わせて起こさないように踊る。人間でもなく、神々でもなく、かといって性差は超越しなければならないのだが、かといって少女の踊り相手は男性性は残さねばならない。
「ばらの精 Le Spector de la rose 」とは何か。
そういわれたならば、「そうでなければならない」項目が出てくる。
そのパーフェクト版がパリ・オペラ座のルグリ〜マチアスだった。
このパリ・オペラ座のシャトレ座のバレエリュスというDVDが出ていたはずで(実は私はもっていない!のえるさん(辻さんがもってらした)再販すればいいなあと思っています。
庭園美術館の展示のとき(ローラン・イレールが来日できず変わりにマラーホフが来日することになったときの展示がバレエ・リュス、レオン・バクストらの展示だった)ビデオ・コーナーで映されていたのが、おそらくこのルグリのバラの精と、シャルル・ジュド、ピエトラガラの「牧神の午後」だと思う。
NHK文化研究フォーラムいってきました。(於:千代田放送会館 永田町・赤坂見附)
これはまた後ほど記事します。
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