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FBとTwitterでMANICSの情報を得ています。
それによると20年前の1月23日に、リッチーは最後のインタヴューに応じている。日本のメディア・雑誌の取材を受けたもので、そして2月1日に彼は失踪した。それから20年。
このブログにも書いたが、英国の法律により失踪した経年から、彼は死亡判定を受け、家族もそれに応じた。

おそらくマニックスのリスナーでも、4枚目のアルバムからファンになったという人も多いため、リッチーのことを知らない人も多いと思う。
私がMANICSを聴いたのは1ST発売日前だった。当時STAY BEAUTIFULのEPがEPIC SONYから出ていただけであって、彼等のメジャーデビューも1stが初めてだったと思う。Stay beautifullyで歌われた17歳はこれから体験することであって、既にそこを通過していたリッチーやそれに共感したリスナーとも少し距離のあるのかもしれない。だからリアルタイムでそれを聞いていた経験はあるのだが、リッチーが書いたり述べたことは後から理解したという方が正しい。

リッチーのことは、wikiなどでも書かれてはいるが、それが正しいわけではないしすべての情報でもない。
当時の雑誌はほとんどとってあるので、リアルタイムでそれを追っていたのだが、それとて集めた情報にすぎない。けれども、当時の音楽雑誌・カルチャーでは時事問題を扱うようなアーティスト同士の対談などもあり、それは彼および彼らの考えが語らえていたと思う。

20年...長いのかもしれないが、私の中ではその年月はあまり実感がない。
当時の問題が2000年以降、さらに透明になっているとも感じる。例外状態の恒常化、問題の不在。

この数日感じたことは、記事と一緒に映し出されるリッチーの姿がすべてではないのだ、ということだった。

この写真集もいままだ流通しているかどうかわからないが、ミッチ池田氏によるマニックスの公式写真集。

そうじきがけ大好きのニッキー・ワイアと、書棚の前にいるリッチー。
この写真の中にある、ショーンとともに食卓にいる日常のリッチーの表情。
来日時の写真。

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4人でバックステージにいる写真。
そういった印象が私にとっては、よりリアルに近い。

病み疲れたときだけが固定したものとして流布されるのは苦痛だったので、このブログには写真と彼のための曲をリンクします。



Small Black Flowers That Grow In The Sky  (BBC)





写真集は当時はAmazon.ukで購入しました。
興味がある方はぜひそちらも見てみてください。




ウェールズオンラインが、リッチーの写真を載せてくれました。
嬉しいです。リッチという人間はトータルな存在。