2015-01-21-18-47-31

1月21日は土方巽の命日。
慶應義塾大学アートセンターで催された「土方巽をかたることV」に参加してきました。
当日は、会場の東館校舎labからインターネット配信されたのでご覧になられた方もいるかと思います。
アートセンターではアーカイブ化を行っているとのこと、5回目の開催であること。
休憩時間にはお茶や軽食で歓談する時間が設けられて、集い語る会になっていたのが印象的でした。

会場の花と写真。
草月流の花をアートセンターのかたが活けたそうです。

大野慶人氏によるトークでは、いままでテキストや演劇、写真を通してしかしらなった舞踏表現が形になっていく過程などをときおりユーモアも含めて語らえて、とても新鮮な驚きがあった。
三島由紀夫、澁澤龍彦、寺山修二...
金子國義などもそうだが、文学と絵画、演劇が接近している時代は、象徴主義の例をだすまでもなく、一つの様式となるカルチャーが生まれる。
お誘い頂いたKさん(ダンスを作られているとのことでした)に感謝したいと思いました。

私が演劇を直接みるきっかけは、おそらく寺山修二没後10年ほどの演劇シーンであり、天井桟敷作品を引き継ぎつつ新作を上演している万有引力などが中心なのだが、そのときからバレエに関心が移り、その両者の表現の違いを考えている。いくつかのキーワードが頭の中にあらわれるのだが、それはいつかまとめてみたい。

ピナ・バウシュも作品に関連することをアーカイブ化することが進められているとのこと。

当日は、「病める舞姫」の朗読もあった。秋田弁によるもので、会場のテキストと比較すると、逆に面白い。


春には日吉(慶應義塾大学)にて大野慶人氏の舞踏公演も行われるとのこと。