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ボリショイ・バレエ来日公演ドン・キホーテに行ってきました。ジャパン・アーツの会員招待です。久々にクラシック・バレエ全幕公演にいきました。

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バジル役(ミハイル・ロブーヒン)、クピド(ユリア・ルンキナ)、森の女王(アンナ・クリーニワ)、メルセデス(オクサーナ・シャーロワ)、街の踊り子(アンナ・チホミロワ)
、闘牛士たち、三幕の第2ヴァリエーション(アナ・トラザシヴィリ
)が素晴らしかったです。ジプシーの躍りも良かったです。ボリショイのバヤデールでは太鼓の躍りが名高いですが、今回も民俗舞踊の迫力と音楽性が素晴らしかった。
アンナ・チホミロワがとてもドン・キ、キトリの雰囲気があってこの人で見てみたいと思えるところもあり、さすがに最高峰のカンパニーです。例えば、パリ・オペラ座でもオーレリーのキトリに対して、マリ・アニエス・ジロの街の踊り子がよくて次の晩もみてみたいと思うような。今まで観たなかで、メルセデスと街の踊り子の踊りは一番高度かつ雰囲気があっていたと思う。

エカテリーナのキトリの3幕のVa.は最近よくみるパリオペ・ヌレエフ版などの版で、ニーナやABTなどで定番のVaとは違うバージョンでした。カスタネットの踊りが小気味よく、ドルシネアのときの足首の細かいパがとてもやわらかい印象。
これは見に行かなかったけど、白鳥のマズルカやチャルダッシュも凄かったんでしょうね。
それから今回はボリショイ管弦楽が一緒に来日しており、演奏が素晴らしかったです!東京文化の音響のよさとボリショイのオケの演奏がバレエをさらに芸術的にしていました。バレエのパと打楽器の繊細なリズムがあっていて。ヴァエーションも、2幕ドルシネア(ドン・キホーテの夢の場)もさすがボリショイといった見応えだったので、ヴァリエーションが多い、眠りややはりライモンダがぜひボリショイでは見たいものです!!
アンナ・クリーニワかユリア・ルンキナのフロリナ王女などもとても美しくて音楽性のある踊りが見られそうです。




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音楽:ルードヴィヒ ミンクス
台本:マリウス・プティパ
原振付:マリウス・プティパ アレクサンドル・ゴールスキー

指揮:パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

改定振り付け:アレクセイ・ファジェーチェフ


キトリ/ドルシネア: エカテリーナ・クリサノワ
バジル:ミハイル・ロブーヒン
キトリの友人:アンナ・レベツカヤ、ヤニーナ・パリエンコ
エスパーダ:(闘牛士) ルスラン・スクヴォルツォフ
街の踊り子:アンナ・チホミロワ
メルセデス:オクサーナ・シャーロワ
森の精の女王:アンナ・クリーニワ
3人の森の精:ネッリ・コバヒーゼ
         オルガ・マルチェンコワ
         アナ・トゥラザシヴィリ
4人の森の精:アンナ・ヴォロンコワ、 スベトラーナ・パブロワ
         エリザヴェータ・クルテリョーワ。ダリヤ・グレーヴィッチ
クピド(アモール):ユリア・ルンキナ

ジプシーの踊り:クリスティーナ・カラショーワ

グランパ・第一ヴァリアシオン: エリザヴェータ・クルテリョーワ
グランパ・第二ヴァリアシオン:アナ・トラザシヴィリ



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グランパのヴァリエーションは、コンクールの課題曲でもあったのでもうたくさんの映像を研究してきたのですが、第一第二のVaともとてもよかったです。この二人のソリストでライモンダやパキータが見たい!ですし、アモールもとてもよくてジゼルややはり眠りの宝石、フロリナなどがみたくなるダンサーたち。








ACT.1
Maria Alexandrova
Mihail Lobuhin
アレクサンドロワとロブーヒンのキトリとバジル。



<Don Quixote>
ACT3.  grand pas de deux
Svetlana Zakharova and Andrei Uvarov

ザハロワとウヴァーロフのグラン・パ・。
アレクサンドロワのキトリ!




風邪を悪化させてしまいまして、一日の半分は寝込んでます、この二日ほど。