

ウフィツィ美術館展、取り敢えずの1回目観てきました。ギルランダイオがまた素晴らしい。
ドメニコ・ギルランダイオ<聖ヤコブス、聖ステファヌス、聖ペテロ>(1500年テンペラ)
聖人たちの衣装の淵や光背の金が見事、完成度もすばらしい。
見とれてしまうが、そればかりではない。ギルランダイオの時代は絵画彫刻も金細工ほかの職人工房が仕事をうけおっていたことがわかる。
サンマルコ修道院の「最後の晩餐」のフレスコはギルランダイオだったと思う。
またおそらく集団創造画の機能もあるような...
ヴェロッキオ(レオナルドの師匠)も彫金作品は絵画同様に注文されていた。自分は画家であると表明したのはレオナルドでありミケランジェロは彫刻家と意識していた。
盛期ルネサンス以前の作品も好きなのは技術的、モチーフ、マニエラな気質、市民やアルテの考えがつたわるからだ。
<砂漠で悔悛する聖ヒエロニムス>
ヒエロニムス的な原型というべき荒野でも聖人。となりにあったのは枢機卿の帽子?その陰にはきのこがあって、アトリビュートとしては謎、だと思った。
荒野での悔悛テーマは、ドナテッロの「荒野のマグダレーナ」もある。
すこし戻って、一番最初の肖像画へもどろろう。
<サン・ミニアートの画家>
一見すると、3人の有力者(市民)の肖像画だ。
しかし描き方に注目してほしい。中央は正面を向いており比較的写実的、右はプロファイル(横顔)で描かれる、この処方は古代ローマの肖像の特徴である、おもに故人の名声をのこしたいときに用いられる方法である。
そして3/4観面(しぶんのよんかんめん)は、どちらかといえばホッポウフランドルの画法である。
すなわち<デッディオ・ガディカ、ガッド・ダッティ。アニョーロ・ガッデの集団創造が、ブルネレスキやドナテッロ、あるいはアルベルティらによるギリシア・ローマの学術を、知っていること、興味があること、他方、北光フランドルの文化や技術も知っていること(それが可能なのはいつの時代でもない)、そしてその肖像画を見た人も、そうした幅広い教養の持ち主であり、賞賛したであろうことを。
このようにして、同じ画家の作風や、特に画家の師弟関係、アルテ、家族礼拝堂なども気にしながらみると、ウフィツィ美術館展は百番面白いと思います。
最後のビデオは、ウフィツィ美術館のほかに、500人広間、ヴェッキ宮、パラティナー絵画館(ピッティ宮)、捨て子養育院などから絵画を、集めてくれていので、おもったよりも素晴らしいと思います。
紹介ビデオにはロレンツォ(ボッティチェリとのかかわりで)からの紹介でしたが、イル・ヴェッキオ、ピエロ・ゴットーゾ、そして異教的絵画の発注と人文サークルにもかかせなかった(そして偶然絵画は保存された)メディチ家の弟派についても改めて知りたくなったし、すこし紹介されてもよかったと思う。
いぜん、美術遺産をすべて寄付したアンナ・マリアについて書いたけれども、またもう一度書きたいと思う。
サンドロ・ボッティチエリの洗礼者ヨハネは、ドナテッロあたりから段々優美になるヨハネの究極形のようで興味深い。
武装しているのがミカエル、百合をもつのがガブリエルだが、マリアと一緒にこの三者がかかれているのがなかなか珍しい、ボッティチエリの天使の特徴がよく出ている。
捨て子養育院美術館からも作品が来ていた。
後程追記します。
ミュージアムショップではカレンダーがよかった。仕事場と自宅用に購入。
卓上と壁掛けの二種あります。
ジョルジョ・ヴァザーリは常設展に、ヴァザーリの秀逸な絵かがあり、企画展「ホドラー」を見たとも美術史から対戦へ移行する間のなんとも閉塞感あふれる造形があるのでご参考までに。
それにしても、<ギルランダオ」の時代、つまりコジモの息子(妻フルレツィア)が有能で家を管理するにも相応に絵選んだといういつわをあもいだし、メディチ家^兄派^弟派の系図もパネリにあり、図録にあってこの時代を研修するものとしてとててもありがたい。
フォロワー様から始まってますよ、についするツイート見まして。
今週中に行かねば、家人とともなってきました。
フィレンツェといえばいまはなきフランスの紙製品ですがここのお土産もこう購入。
額絵jは・・・高すぎます!まあ確かに現地でもこのあたりの買いがは許可がおりず複製品が見当たらないかも
今回のボッティチェリと受胎告知のバージョンは、ウツィツイチケット売り場のカウンターにあるもので、何年か、前にあてんしょん!扱いされてませんでしたか。
私はザクロ、ヒワも聖母も好きですが
今回のサンドロの3名の成人あるいは天使とマリアは特別な感慨ともった。
1 マリアは処女懐胎である
マリアもしらない 今夜中である
2 ガブリエル登場 (書籍あるスピード感)
今回のはまだマリアとの距離はちかい)
3 赤子の告知とはいえ、身に覚えもなく、それもで、コミュニティ排除されてしまうという不安にみちたマリア。
「恐れることはない」・・・
以下かぶりえる様は神の知は人知を超え、その結果がなにをもたらしあなたがたは暗づることがない。
一方的な告発。これぞガブリエル様・
白いユリ。
レオナルドよりもこのドラマ性がいいな。
聖母子はその後も主題となるが、母子がいないときの、告発をかねる受胎告知は、そこにいる人々(造形)がちょくせつに肉の部分ではなく、精神的なモチーフにかかわっている買絵画であって面白い。
また感想書きたい。
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