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熱が出ると「天使の姿」という翻訳ビジュアル本を観ることが多い。具合が悪いので複雑なことは考えられないし、かといって時事的なものを読む気にもならない。
前にも書いたかもしれないがこの本は、そういうときに読むのに最適だ。
キリスト・ユダヤのガブリエルはイスラームはジブリールである。
エジプト時代のホルスからヘレニズムで神々の形が変わったように、天使もまた姿を変えた。
この本の中ごろに、「受胎告知」のみを扱ったコーナーがあるがそこが面白い。
(すこし前にツイッタ上で話題にしていたのもこのあたり)
「受胎告知」は秘密を一方的に告げに来る上位存在だ。
その告げに来る様子が、1300年代と1400年代ではまったく違う。
上のボッティチェリは飛び込み型といわれている、窓から入ってきて時間がないといわんばかりにマリアに告げる。
マリアとの距離も近い。
アッローリの作もまた性急さが感じられる。
ルネサンス人がおかれた、心情をたまに想像してみる。
「死すべき運命の」(死は必然である・否・死はならし屋なのだ)人間の寿命は大体決まっており
知性のほうはといえば、高次存在でははいので、時間空間を隔てたものを直知することはできない。世界の知識は膨大であり、それを理解しなければ、(彼らが信じていたところの)「天使的な生」というものにも近づけない。死を漠然と待つものは植物的であって、生きる欲のみに支配されたものは動物的な生であって人間的な生とは言われなかった。
ピコやフィチーノが目指していたのは「天使的な生」といわれる限りなく「ヌース」にちかい存在を短い寿命の中で達成しようとした。
彼らはみな粗食であり、ミケランジェロもまた粗食であった。
我々がルネサンス人に惹かれるのはそういう部分なのだ。しかし、彼らのおかれたこれほどまでの強迫観念にはひどく同情もする。
以前にヴァッラの影響が、のちにフィチーノには伝播しているのかという記事をかいた記憶があるのだが、10月にロレンツォ・ヴァッラの本が出るというので読んでみたいと思っている。
最初の話にもどると、旧約の天使は酷い(笑)ガブリエルもミカエルも容赦がない。
神が姿を現さなくなった後、そこは天使空間となる。
やっと内科に行ってきました。抗生物質を服用してどうにか改善しなくてはなりません。
待合室で小説「マルガリータ」を少しだけ読んでいました。腰痛もひどいため、待合室にいくのも投薬待つのも(パソコン開いて10分くらい入力するのも)なかなか負担が・・・。
モチーフは好きなんですが、お芝居のほうのサイトをにちょっと言った、彼らのことを説明するのに
いちいち「日本凄い」の文言がついてまわっていて。この話は、日本凄い、など流行の陳腐きわまりないフレーズだけは使ってほしくなかった、とあの解説頁は勿体ないと思うのですが・・・
読了したらまとめて感想を書くかもしれません。
短編以外の小説を読むのは久々なので、この風邪治療中に読めたらいいかと思います。
「天使の姿」この中に、カラヴァッジョと、それから度々話題にでるイヴリン・ド・モーガンの「死の天使」があります。イヴリンの絵画はバーンジョーンズと同等かそれ以上に好きです。
目黒区美術館の企画展でしか実物をみたことがないのですが、回顧展を生きているうちにやってほしいです。
フラ(ベアート)アンジェリコ
アペレスの誹謗
ウフィツィのボッティチエリの部屋へいったらこの、小さなアペレス「誹謗」を復刻したといわれる絵も
必ず観てほしい。
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