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ガラス製品は好きなほうで、ヴェネチアン・グラスも見たり買うことも好きです。ガラスの透明さと色彩に興味が。
サントリー美術館でボヘミアのガラス展があるというので学友のYさんと一緒に行ってきました。

時系列で中世のものから、ルネサンス・マニエリスム・・と進みますが、やはり17世紀から19世紀にかけてのものと、ビーダーマイヤー期のデザインは精巧ですし実用の面でも高度な成長を遂げたのがわかります。
ビアマグよりもビーカーという容器が気になりました。
絵付けされており、原型は回し飲みようだったとか・・・神聖ローマ帝国あたりの彩色されたガラスも多かった。

キリコのようなカットを施した青いクラスが印象的。
赤も(ヴェネチアでは赤は金を混ぜるから特別な色)美しかった。
ウェッジ・ウッドの、ジャスパー(JASPER)のような作品も。
アール・ヌーヴォー時代も2点ほどきていました。
ボヘミアンガラスというと透明感、清冽さ、色彩などのイメージが多く、実際数も多かったので見応えあしました。
グラスに刻まれたラテン語も興味深いです。

乳白色にラベンダー色の絵付けや、エナメル黒を焼き付けた作品は、また味わいもちがって、作品の幅が広くたのしめました。

Yさんから、サントリーは「南蛮屏風」(安土桃山)を持っているらしいが、最近なかなか公開がない、という話を聞いて、ぜひそんな機会があれば見てみたい、と思いました。

気温も高くなく、よい美術館めぐりデーでした。
法学や法哲学の話もすこしして、良かったです。

前記事に載せたボヘミア・グラスセット。 古代展示にいくと、ヒュアロスだ!と気分があがります。 image
ミッドタウンでの企画、ねぶた、仙台の七夕、秋田かんとうもありました。 image
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