カロリン・カールソンによる Signes,
愛知万博を記念した公演でもシーニュは踊られた
<バレエ・リュス>の世界展に足を運びました。ますみ嬢からチケットをいただきまして、娘と私は二度目の鑑賞にいってきました。
(テストが終わったらいこうと言っていた展示です)
会場でいくつかのオペラ座による再演を観ていて、娘が「帰宅したらシーニュがみたくなってきた」と言い同じことを考えていたので、久々にパリ・オペラ座による「シーニュ」をかけてみました。
2004年収録
Marie-agnes Gillot
Kader Belarbi
国立新美で2つ流されている演目のうち、一つはべラルビが、もう一つにはローラン・イレールとニコラ・ル・リッシュが出ている。(イザベル・ゲランも?)
シーニュはこのモダンすぎる二つの演目、バレエ・リュスがオペラ座界隈で演じてきたバレエを引き継いだ作品だと改めて感じた。
ジローが滑らかに踊る傍らでは、ベラルビはそれに沿うべくさらに音もなく先をいく造形を魅せている。
この作品は音楽、舞台美術、衣装にテーマが集束していて、そしてダンサーの身体がそれらを表層させている。
ほぼ完璧に、カールソンが意図したとところの舞台が観客の前には表れているだろう。
記号、あるいは意味を超えたところにある美。
ベラルビが舞台に表層させているものは、真実在の美に非常に近いもののように見える。


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