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ポルディ・ペッツォーリ展で注文したポッライウォーロとサンドロ・ボッティチエリの額装、届きました。

GW明けに届いてましたが、やや忙しくなり写真撮る余裕が。

ボッティチエリの額装。
意外とサンドロ・ボッティチエリの額装は多くないように思う。
後期作品はサヴォナローラ時代以降のフィレンツェをよく表している。
ボッティチエリのテンペラで好きなのは<柘榴の聖母> <アペレスの誹謗> そしてもちろん<春>などです、しかし今回ポルディ・ペッツォーリ展で来日している<死せるキリストへの哀悼>に絵画に描かれる表情はボッティチエリの深い精神性が現れている。

サヴォナローラをフィレンツェに呼び寄せたのはピコ・デッラ・ミランドラだったとされている。
ロレンツォ・イル・マニフィコとアカデミア・プラトニカに集った人文主義サークルの影響から<春>や<ヴィーナスの誕生>は依頼作成された。(もっともロレンツォとボッティチェリはパトロンというよりももっと友好関係にあった)
それに比較する後期作品にみえる変化。
タブロー以外にもフィレンツェとヴァチカンにはフレスコも残っている。
サンドロ・ボッティチェリ作品を観るときには、作品を通して当時の社会的・文学的・思想的な多層が見えてくる。そして彼自身の心情の変化、境遇の変化の大きさも見えてくる。


<a href="https://livedoor.blogimg.jp/unica/imgs/d/0/d00f94dc.jpg" title="image" target="_blank"><img src="https://livedoor.blogimg.jp/unica/imgs/d/0/d00f94dc-s.jpg" width="300" height="500" border="0" alt="image" hspace="5" class="pict"  /></a><br />


ポッライウォーロ<貴婦人の肖像>1470年 テンペラ
サンドロ・ボッティチェリ<死せるキリストの哀悼>1500年 テンペラ



ポルディ・ペッツォーリ展は25日までBunkamuraで開催。