image


image

image

図版やカタログ、メディアで目にする薔薇の花の写真は大抵、開花したところです。
(当たり前ですが)
しかしばらを育てていると、つぼみの形や葉の色、棘の多少、香り、葉の艶など種類ごとに特色があります。これは写真ではわかりません。
苗を観て決めますが、葉の色も重要です。
(そのほかに病気や虫に強い等の耐性がありますが、イングリッシュローズはオールド・ローズの特色を保ちつつハイブリッド、改良されているので育てやすい。ただし、改良されているので花の開花した様子もよくもわるくも画一的です、つまりだいたいカタログ通り咲いてくれます。オールドローズが綺麗にさいてくれたときの感動とはまた違いますが、一般家庭かつ私のようなアバウトな人間にとってはやはりイングリッシュローズは育てやすい+楽しみやすい)

私はばらの蕾の形が好きです。
一番すきなのはモスローズ。しかし夏の暑さに参り気味です...

写真はスヴニール・ド・ラ・マルメゾン(上)とピエール・ド・ロンサール。

蕾から開きかけた早朝のばらの美しさは...
ばら園芸をしている人の密かな楽しみでしょう...おそらく。

それからやはり香りですね。

image

アルテミジアのポストカード。
作者は不詳。グリゼルダの物語の画家(1510年)
美術史上ではラファエロの死の年をもってルネサンスの終わりとするので...この時代でもまだ画家はアーティスト的な位置づけではなかったのがわかります。
ポッライウォーロやボッティチェリも通称というかあだなですしね...



image

ジノリの花瓶にアイビーと3種のばらをいけてみました。

オールド・ローズの次にイングリッシュ・ローズ、ハイブリット、つるばらと大体6月くらいまで順番に開花していきます。

最近、早起きがエスカレートしてきてもはや夜更かしなのか早起きなのか分かりません。
(二つのことを同時に思ったときは、どちらもなんだそうです...指摘されました)


ポルディ・ペッツォーリ美術館は遺言によってミラノ市で公共とされた邸宅美術館とのことですが、カーサ・ヴェルディといい、こうした公共性がイタリアでは息づいていますね...。
フィレンツェの市民性などにもいえます。

死生観の違いから生き方にも差異が生まれると思います。