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マリインスキー、ボリショイ、シュトュットガルド、ベジャールのレパートリー、パリオペラ座、これらカンパニーの全幕公演は観に行くことにしています、ゴール・ドのレベルの高さやカンパニーごとの特質が舞台美術や衣装からも伝わり、古典を観る醍醐味があるからというのが一番の理由です。
マリインスキーは管弦楽も劇場のオケが来ていますし音楽も序曲から美しい調和でした。バヤデルカはヴィシニョーワとイーゴリ、ガムザッティがエカテリーナ・コンダウーロワの回とスコーリクとシクリヤーロフのマチネを。マチネの時は都合で二幕にぎりぎり間に合わず(涙)でしたがシクリヤーロフは前回よりさらに素晴らしかったです。スコーリクはオディール向きな感じがしました、赤と黒、頭飾りが綺麗でした、白鳥はロットバルトが素晴らしかったです、パ・ド・トロワより、スペイン、マズルカ、ナポリの辺りがマリインスキーならではのレベルの高さー…一幕のコール・ドも美しくて衣装の色彩も綺麗でした。
とにかくヴィシニョーワのニキヤは素晴らしかった。ベルリン国立の初来日でマラーホフ版でのタイトルロールをみたときから数年経過していますが全く衰えもなく正確かつ演技もテクニックも、何よりニキヤの役に本当にあっていた。コンダウーロワのガムザッティは軸が全くずれないイタリアンフェッテといい、グラン・パのとき、ニキヤとの演技の部分も素晴らしかった…。ワルツの衣装のヘッドドレスと鸚鵡!が新鮮だし良かった。解説を鈴木晶氏が書いていて参考になったし今回のパンフレットは良かったです。とにかくヴィシニョーワとコンダウーロワのラ・バヤデールが映像化されたらよいです。
娘と話してて、どの振り付けも何か一つパが多い!!観ていて凄い…と幕ごとに話していました。
技術の高さはさりげないことだと思いますがそれがあたかも自然に見えるところが本当にテクニックが高いものなのだと感嘆しました。



寺院崩壊版の有無は、ギリシア正教と思想が関係していると思うのですが・・・
天使(このレベルが人間界のできごとに関わりを持つのであっていわゆる”神”(神様・・・ではない)は関わらないからです・・・プロティノス的な思想史解釈でいえば知(ヌース)のレベルが人間が関われる限界で、それ以上の部分は不可能なもの・・・・の位階にあるからでは?もちろん、このことを、皮肉や卑屈な意味で受け取ってはならないのですが・・・
個人的には、舞台演出と物語上は影の王国のあとに、、再びガムザッティ、ニキヤ、ソロルが揃うバージョンのほうが好きなのですが、舞台を観ながら、また2バージョンあることに対して何らかの補足になればと思い追記する次第。
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