
ミラノスカラ座バレエ団 ロミオとジュリエット全3幕

CD/クラシック/ロミオとジュリエット〜ロシア管弦楽名曲集/SICC-1098

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シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」(正式にはロミオはロメオで、ジュリエットはジュリエッタ である)は様々なもので視覚化されている。バレエ作品ではプロコフィエフが作曲をしており、スカラ座にアンヘル・コレーラが客演し、アレッサンドラ・フェリがジュリエットをしたDVD、またアメリカンバレエシアター(ABT)のガラなどでも必ず入っている。ヌレエフ版では、スーパー・バレエレッスンで模範演技をするエルヴェ・モローが見事だと思う。(エルヴェ・モローも期待してチケットをとるとなかなか来日してくれない&写真写りがあまりよくなく動いているときが一番美しいというダンサー)。 音楽はバレエ音楽の中でももっともよくできていると評される。これは私も同感である。 しかし実のところ私自身はあまり「ロミオとジュリエット」という作品自体にはそれほど思い入れがない・・・例外は、ナチョ・ドゥアトがあらたに振付けて新国立劇場で演じられたバージョンなのだが、それは彼の原作解釈が共感できたからでもある。 さて、フランス版ミュージカル 「ロミオとジュリエット」宝塚雪組および現在から9月まで上演予定の月組公演について少々。(日本における初演は博多での星組・・・だがむしろロメオとティボルトはこの公演のほうが役替わりしてみたらよかったと思う・・・) 月組公演は龍真咲さんのロメオの「僕は怖い」が真に迫っているし、ロミオという人物像をよく描きだしている。ロメオはヒーロー的に演じてもしみじみとしてもいけない、中世的運命の車輪にゆっくりと知らないうちに人々が巻き込まれていき、最後には憎悪・死・争いと愛・生成・平和の相関関係に人が自覚的になるという・・・それも代償はとりかえしのつかないものの喪失によって、というものなのだが、それが愛希れいかさんのジュリエットとよく演じられていると思う。マーキューシオの死は、この物語の要になるところなのだが、美弥るりかさんがティボルト(明日海)とのやりとりから、独白し、ロミオへ言葉をたくし、死の間際まで前に進もうとする姿が素晴らしいのです、それを支えるヴェンヴォーリオ役の星条海斗さんの表情もすばらしいし、マキューシオの死に立ちあう周囲の張りつめ方は、舞台ならではのものでありながら現実の場面に立ち会うようだった。 キャピュレット卿の越乃リュウさんもあっている。(ちなみに雪組だと飛鳥さんがモンタギューを演じており、それも納得。)役作りなどのコメントで、剣に対してモンタギューは杖という会話が出演者からあったので、私見を加えると、龍さんの解釈が正しく、モンタギュー卿がもつのはスタッフ(護身用武器としての杖)なのではないでしょうか。ティボルトが軍神マルスと自らなのるように、剣と杖というのも持物のアレゴリーのようで面白いところです。これはフランス版が赤と青とカラーリングしているようになるべくシンプルに記号化しているところだと思うのですが。(それだけに、日本語タイトルにアクサンが入っているのに and が入って幕間に出るのはどこか違和感があります、英語に統一するなら英語に、アクサンいれるなら et を用いればいいのに・・・となぜわざわざフランス語なのか・・・というのは伝統的にそうだから、と言われれば返す言葉もないのですが! フィナーレも新しくなっていて月組版は見ごたえがあると思います。
明日海さんのロミオはまだ見てないのでなんともいえないのですが、ティボルトはあっていると思います、ただ、一幕で叔母に対して投げる花がとどかず落下することが多い・・・ように思うのとフィナーレのラップ?のシーンは明日海さんの後ろで踊っている方(紫門ゆりやさんほか)のほうが上手いのでそっちを見てしまい、例によって、ラストにジャンプするときに踏み台にされている方のほうを見てしまう・・・(大抵いわゆるスターといわれるかたがリフトされるときもリフトするほうの方々を見てしまうという・・・) 美弥るりかさんがかなりさりげなく、ダンスの場面でマネージュを入れていてそれが上手いので勝手に感動してます。龍さんのロメオ、美弥さんのマーキューシオ、星条さんのヴェンヴォーリオはあってますし、明日海さんのティボルトはあってます。英真なおきさんの神父と龍さんの場面もすごく・・・英真なおきさんは、「高慢と偏見」を舞台化した涼紫央さん・音羽みのりさん主演の「天使のはしご」ではピングリー(美弥るりか)と結婚させたがっている母親役で好演していましたが、いままでの役とがらっと変わって本当に役者さんだし歌も上手く・・・、(ジャコバン党時代のパリとイギリスを描いた「スカーレット・ピンパーネル」では貴族というだけで不満のはけ口に殺される侯爵/プリンス・オブ・ウェールズの二役のように!)結婚式の場面は張りつめた空気と歌詞と声、愛と死の象徴が暗い礼拝堂に一筋の光のようで美しくも荘厳な場面です。 乳母は雪組公演では沙央くらまさんが演じているんですが、本当にうまい・・・というか心の底に響くものがあります。説明できない・・・と書くと、誤解されると困るのですが女役のがあっているという意味ではなく、歌詞と演じる力がものすごくうまいのではないかと思うのです。かなり役の幅がある方なのですがいつも上手い演じ分けだと思うし声量が多く、安定していて雰囲気も美しいんですよね・・・コミカルな役(footloseなど)もあうし、以前 ドン・カルロス公演で書いたように音感があるので踊りも上手いですし・・毎回見たくなる方です。技術プラスαがある方で、しかも伸びしろがあるので舞台期間中に上手くなられていくので、できれば今から2年以内のよい時期に2番手や三番手をやられると舞台がよくなると思っています、勿体ない!同様にやはり死は彩風咲奈さんがすごく上手い・・死の象徴そのもの。上手いという言葉では軽いですが、いるだけで、シンボルになる<死>だと思います。 仮面舞踏会のシーンでは仮面をつけてしまうと緒月さんのほうがティボルトの踊りだなと感じます、ただティボルトの歌ソロでは明日海さんのほうが上手い。
http://kageki.hankyu.co.jp/rj2012/movie/romeo_yuki_120622/(雪 ロミオとジュリエットの映像)
・・・と月組公演はいろいろと比較されながらの部分があるので大変かと思うのですが、やはり龍さんと愛希さんのロミオとジュリエットはファーストキャストとして素晴らしいと思います。純粋さと完璧さはほぼ同意語、ということを龍さんからは感じます。フィナーレもやはり「今」という時間や共有できるものや、活力を相互に贈与しあえる場面になっていると思います。 東京公演はほぼ完売のようなので、関西や中部地区の方はぜひ今みてもらいたいものです。
http://www.tca-pictures.net/romeo2012/02.html (舞台映像はこちら)
同様に梅田と博多で上演されるミュージカル・フットルースも。こちらは東京公演がなく・・・DVDにもならないということですが、ダイジェストやドキュメンタリーの形ででも映像が残ればいいのにと思います。実にもったいない。そして何らかの特別公演として、東京でも上演されないものかと思っています。埼玉や神奈川、首都圏含めて首都圏でこそ上演してもらいたいです。i'm free! など普遍的なテーマも含まれているし、何かを見失っている今だからこそ・・・
(映画 footloose と舞台の感想は別記事にしたい予定です)



一幕と二幕のとき、カラーリングが微妙に違うのがきれいです。


演目をテーマにしたメニュー、魚介と野菜中心で量も適量だと思います。
原のデザインケーキみたいな楽しみがありますね・・・

因みに、5月で退団した霧矢さんはインタビューで尊敬する人にアレッサンドラ・フェリとシルヴィ・ギエムを挙げていて(昔)なんとなく納得したのでした。 ぜひプロコフィエフの曲と中世ヴェローナならでは・・・・・のバレエ版(マクミラン版も視たいのですが、パリオペラ座版とスカラ座版と見比べてもらい、それぞれの良い部分を発見したい・してもらいたい意味でも記事にする次第) 写真についてと追加は後程まとも?(すくなくとも現在と比較して)に編集できる環境と状況のときに。

美弥さんも中1のコンクールの時にキトリのvaだったそうです。
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