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最近またふと、エティエンヌ・タンピエとアルベルトゥス・マグヌスのことを思い出す。


実り多い時期というのは相応に競い合えて、信頼関係が成り立っており、自分のことと他人のことがほとんど同一に考えられるときに奇跡的に生まれるものなのかもしれません。
ヌレエフ世代のオペラ座のように。
ニコラ・ルリッシュがヌレエフに、レッスンで言われていた言葉は
「心を偽るな」ということで・・・これは私も常々感じることなのですが、いくら取り繕っても、偽りの言動は見えてしまうものです。特に、自分を相手よりもよくみせたいという方の場合は、・・・反応にも気を遣いますし、かといって相手にあわせて、偽りの言葉や態度をあえてするのも厭なんですよね。
建前など、あまりにも見え透いているではないですか・・・


常に動機のみを重んじ、結果を思うな。
(しかし帰結を予測し、最悪の事態を回避するための慎重さは不可欠である)



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追記

知人がガルニエ宮で働いており、The Kabuki (モーリス・ベジャール)の公演に出演されていう東京バレエの先生方と一緒にガルニエで撮影した写真を拝見して感無量でした。
NBSからご案内を頂いたときに、よほど5日日程くらいでガルニエに観に行こうかと思ったほどなのですが・・・さすがにいろいろな日程的に無理でしたし、自由がきく身でもありません。
支援表明をファックスしたのですが、その後の連絡は届いていなくて・・・内心どうなったかとやきもきしていました
ベジャールをレパートリーにもつことは、ノイマイヤーをレパートリーに持つことよりも重要です。
それは言語と舞踏をつなぐ記号論に繋がるからでもあります。

本来は日本の振付家が、たとえば、封建制以前の日本(という言い方も間違えているかもしれない)、古代を紋切型ではなく、かといってアヴァンギャルドすぎずに表象させることが大切だと思うのです。
ルパージュを安易に批判したり好き嫌いの次元で語ってはいけないのです・・・
趣味趣向とは別のところでみなければ、後悔します。
現に私は、あとから、私が間違ってました、劇場に足をはこぶべきときにいけなかったということが多いのです。

(それに気が付いたときに、映像が断片でも残っているかどうかは、重要だと思う。テキストの散逸とともに、そのことを思うのです。技術があるのにあえて残さないという方針がはたしてただしいのか、同じ道を目指す人の灯になることをコリオグラファーは無自覚でよいのかどうか?)