P1140929


買い忘れる可能性大なので発売日になったら教えて!と友人二名(りねさん、みゆきさん)に頼んだおかげで駅前の書店でぶじに買えました。UT(荒木デザイン)のときは、リョウコさんに「なぜ教えてくれなかったのか〜・・・・・」と長いつきあいゆえの理不尽な申し立てをしてしまったことがあるため・・・

本当にトスカーナの職人による物作りは素晴らしい。
現在も皮革加工彩色技術は、閉鎖された修道会、工房で行われているし、来日していない普段づかい+αの鞄メーカーも沢山ある。アルノ川をわたるとそこは工房と職人のエリア・・・革手袋も50ユーロくらいから見つかる。
しかも長く愛用できる。
ですから私としては、ナイロンバックを高額で売るロンシャンなどはちょっと納得がいかないのです。
そして、高級ブランドのナイロンや布製でロゴがはっきりした商品は、ブランド志向の日本人・アジア富裕層向けの商品開発であることも、知っておいてほしいです。


私が好きなトスカーナのメーカーは、クラウディア、バレンツィナ、等。もちろんFururaもよいのですが、ほかにも沢山いい製品があります。使いやすく、基本的に歩くことを厭わないイタリア仕様なので、体の動きについてくるデザインと鮮やかな色合いが魅力です。

実は付録の画像もとったのですが、それは買った方の愉しみ(「急いで買ったみなさまにだけ〜」by ヘッド博士の世界塔」)と思いますのであえて表紙のみ。

それにしても、大文字のルネサンス、そしてマニエリスム、その賛美すべきルネサンス(リナシタ)の表面・・・・・石鍋先生がいうところのコインの表側の輝きにだけ目を向けていられたあいだ、どんなに幸福だったことか。
今は意義と、受容の問題に切り込んでいかなければなりません・・・
はたしてそれが、まとまるのかどうか・・・しかし、期限の限界までやるべきことだと思うのです。

同時に・・・「引き際を得ること」 自分に対して、「もう十分である」という限度を知ることも、決して悪いことではないのかもしれない・・・・と、己が批判すべき対象だった「ピレボス」・・・限度のなさ、適度を知ること、それ自体が知の優越であることを・・・・・・私自身が理解しなくてはならない。

理解することとはすなわち、「心とともに行く」こと(understand)であって
葛藤の中にある私は、まだやはり迷いがあるのです・・・しかしそれによって私以外の人が負担を感じるのであれば、それは正しいことなのか、選んでよい選択のひとつであるのかさえ・・・・わからなくなることがあるのです。



P1160148

自身でうさぎのデコールが壊れてしまったので(修復はこれからします)
猫のデコールを蓼科バラクラで選びました。

そして、庭の剪定もそろそろ考えなくては・・・
今年は腰と背中、膝も痛めているので、慎重に、しかもタイミングよく考えないと・・・
私が在宅している時間は、どこのオフィス・受付も開いてないか終わってないかなのです。

1日25時間は本当に、1日25時間ゆえに。実感として、経験的な時間感覚としてのタイトルなのです。



110904_0027~01

りねさんが送ってくださったウィンター・グリーンとペパーミントのアロマ。
フランスにはこうしたアロマケアのみの治療院も多いそうです。
使い方を荒木カードに書いて送ってくださいましたので一緒に掲載。
ウィンター・グリーンは本当に痛みに浸透します、驚きです。痛みの実感が強いから、その効果もわかるのかもしれません。

アニマルセラピーを専門に選んで麻布大を受けた方の相談ものったことがありますが、イギリスでは大分、こうした分野は医療現場にも取り入れられているし、動物たちの立場も考え・・・ただ利用し搾取するような方法ではなく・・・その先駆けはケンブリッジなのですが・・・・、まだまだ日本の医療やケアのなかにそうした観点を取り入れるのは難しいのかもしれません。双方が(たとえば英国のバッチ・フラワー・レメディなども)メリットを生かし合うことは、けして不可能ではないように思うのですけれども。

・・・・唯一の希望ともいえる、ベルクソンの言葉どおり、「人間はすこしずつ良くなる」のならば、私たちは紀元3000年を待つ必要がある。もしも、大多数の人が、短い生涯のうちにほんの少しでも、自分の「死すべき生命」としての「生き方」と「方法」「制度・法」に関心をむけたなら、きっとそれは本来100年かかるところを15年でできるかもしれない、のです。

世代へ負の遺産をおしつけて我関せずの生き方だけは、したくない自戒をこめて。


追記しますと、H(アッシュ)とK(カッパ)はイタリア語では読まないので、荒木自身(愛をこめていつも通り荒木と呼ばせていただきますが)がヒロヒコがイロイコになってしまう、とコメントしていたのと同様に娘もアアネになってしまうので、考えもの・・・。

忙しいときにpc作業をしていると私は爪が伸びているのが耐えられなくなるのですが、・・・
多忙時期に、何かしらしら奇妙な状況のコマが脳裏に浮かぶのは相変わらずです。
「絶好調!もう誰も僕をとめられない」という吉良の走り書きが擬音とともに浮かぶあたりがもうすでに「絶不調」警告ランプなのですけれど。あまり笑えませんが・・・・。