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1月から開催を期待していた古代ギリシア展、図書館へいく途中へまずは立ち寄りました。

まだ行かれていない方も多いとおもうので、細かい感想はこの時点では割愛しますが、思っていたよりもはるかに「円盤投げ」の大理石彫刻はすばらしい。
ハドリアヌス帝のヴィラから18世紀になり発見された古代ローマ時代の模刻です。

360度からその全貌を見渡せます。
「踊るサテュロス」展を思い出しました。
動と静、身体と精神、力と思慮、それらのバランスがこの彫刻の特徴だと思う。

そしてもし、ミケランジェロやブルネレスキやドナテッロがこの像をみていたら、彼らはこの像をどうとらえようとしたのだろうか?と思う。すばらしい彫刻を見るたびにそう思うのですが....


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自宅書斎にドナテッロの「ダビデ(メルクリウス)」と「円盤投げ」の写真を並べてみました。

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この展示は、古典期のギリシア美術と、ローマ時代の模刻作品が展示してあるので、本来ならば古代ギリシア・ローマ展としてもよい気がするのですが、ロンドンオリンピックを記念して、世界を巡回している特別展なので、原点としてのギリシア、がよくわかると思います。

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そして、その原点としてギリシアとおおまかにとらえられてきたものを、美化しすぎることなく、より詳細に文化として扱っているところがよい展示になっている理由です。

9月25日までの開催期間中、おそらくあと2回は脚を運ぶと思います。


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図録表紙

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図録のほかに、この展示を記念してギリシア産のはちみつといちじくをつかったラベイユの限定品が。
ギリシアのアンフォラ型のガラス容器に入っています。

チーズなどに合わせるとよいかも?とおもい購入。
キプロス島の白ワインなどもあったのですが、図書館資料を持っていた+向かうところだったのでそれは断念しました。