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”ヘネシーティスティングセミナー&ミキサー体験”にblogのキャンペーンでご招待頂きました。ヘネシーV.S.の原酒(オー・ド・ヴィー)から熟成、ブレンダーによってコニャック Hennessy に完成するまでと歴史、アロマの特徴についてのセミナー。ブレンダーであるジロンド氏がフランスから来日されて行われました。

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カラフルなHennessyロゴ入りのタンブラーが綺麗。
「同伴者1名までどうぞ」というお知らせを頂いていたので、Art and The City でブログを書かれてのえるさんをお誘いし参加させて頂きました。のえるさんとは数年前からパリ・オペラ座などのバレエ公演や展覧会、ギャラリーへご一緒したり感想を交換させて貰っています。お互いに多忙だったので1年半くらいに再会できました。
場所は表参道 Mercer Cafe Terrace House. 

香りがよい新樽の5年熟成されたものは、味ではまだタンニンがあり、旧樽のほうは味がまろやかに。
それが完成されたHennessy V.S.では香りと味も調和されたものになっています。甘みもと深みが香りとも調和しています。無色透明で酸味が強い原酒から完成品の違いがわかります。

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グラスは、実際にブレンダーが使うティスティンググラス。
香りの違いがとてもわかりやすい形状だと私は感じました。

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ちなみに、オー・ド・ヴィー(原酒)となるのはユユブランという葡萄からつくられる白ワイン(Moutsと呼ばれる)です。原酒の個性に合わせて、熟成する際に新樽を選んだり、すでに何度か熟成に使ったオーク樽を使ったりといった多くの工夫がなされているとのこと。テイスティングでは、香りと味の変化がよくわかりました。
ジロンド氏の解説をききながら、テイスティングと香りを確かめました。
(写真中央でグラスを持っているのが高嶺です。)

コニャック市でつくられるブランデーは,最低でも2年熟成(エイジング)しないと”コニャック”とは呼べず、これらはオー・ド・ヴィー(原酒)の厳選から熟成をへて、マスター・ブレンダーによってすべてテイスティングされ、ブレンドし、コニャックとなります。40-50種類の原酒を熟成させ、ブレンドされたもの「完成」したヘネシーになり、ブレンダーによるブレンディングによって同じ味を「再生」させるのだそうです。
コニャックの固有な香りの特徴は、すでに原酒に4つあるとのこと。

1、フルーティさ 2.フローラルな香り 3.ウッド(オーク樽) 4.スパイシーさ
これらの特徴が「熟成」(エイジング)によって深められるのだそうです。

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ヘネシーの特徴は、この味と香りがミキシング・ドリンクにしても失われないということ。
セミナーの第2部は、「ヘネシーミキサー体験」 
ヘネシーの味と香りを確認したあと、その特徴を生かしたミキシング・ドリンク(いわゆるロング・カクテル)について、バーテンダーのEWANさんとSHINNさんから説明がありました。EWANさんは日本で7年バーテンダーをされているそうです。SHINNさんは14年、ドリンクの専門としてお仕事されていると伺いました。


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ソーダで割るいわゆる”ハイボール”にはレモンをあわせたり、ジンジャー・エールにはショウガのスライスを加えだりして、ヘネシーの味わいが生かせる簡単にできるミキシングドリンクを3種類紹介して実際に作ります。
氷はタンブラーに4個くらい、ヘネシーを入れる量は35mlくらい、(ちょうど持ち手の下あたりが目安だそうです)、割るときのソーダ類は、このタンブラーではロゴの少し上くらいが目安。

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同席ののえるさんと一緒に、ミキシングドリンクを作ったり、感想などを語ったり比較しながら愉しみました。
ジンジャー・エールにショウガのスライスをいれて、マドラーで適度にショウガのエキスをなじませたものもおいしかったですが、クランベリー・ジュースを合わせたものがおいしかったです。質問したところ、ショウガは、よく洗ったあと、多少皮を残してスライスしても、おすすめだとEWANさんがアドバイスしてくれました。
後で、もう一度作る際にはクランベリー・ジュースを少々少なくして、ソーダを30mlくらい加えたものにしてみました。私はそのほうがヘネシー自体がもつ、甘さと深みが残ってさわやかで飲みやすいけれども、ベースとなっているコニャックが香るのでよいかな?と思い、感想をSHINNさんに伝えました。

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ドリンクを3種作ったあと、自分で好みのミキシング・ドリンクを作って、Mercer Cafeからの軽食と合わせて頂きました。


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写真はヘネシーのボトルと一緒にお食事の写真をとってみました。

「ミキサードリンクと軽食のペアリング」ということで、料理を作られたMercer Cafeシェフからお料理の紹介も。
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メニューは、カプレーゼ、ホタテとアボカドのロースト、マグロのカツレツ、フォアグラパイ、バターライスに半熟卵とトリュフをかけたもの。
一口サイズのアペタイザーは、どれもできたてでおいしかったです。

フォラグラパイはソースと、クランベリージュースとのドリンクにちょうどよく合いました。マグロ・カツレツはソーダやジンジャーをきかせたミキシングドリンクとあいましたし、ホタテとアボカドのローストは、ライムを搾ったヘネシーのソーダ割り(ハイボール)とあうと思います。

自宅でもカプレーゼはよく作りますが、アボカドとホタテのロースト、トリュフをかけたバターライスなど自分でも作ってあわせてみたいと思いました。私は来客時に、スパークリングワインを最初にあけてお客さんに出すことが多いので、その後のサラダやピラフを出すときに、私はヘネシーを使ったミキシング・ドリンクが食事にも合うと思ったのでやってみようと思います。ちなみにヘネシーは元々がぶどうから作られるので乳製品・チーズとの相性もいいとのこと。ミモレットのスライスなどの硬質チーズも合いそうですね。

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ボトルを持ち運びできるフラスクボトルについて、説明が。このフラスクボトルもおみやげで頂きました。
限定のミニボトルは、成城石井などで購入できるそうです。

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イベントのあと、私の拙いフランス語でですが、ジロンド氏とお礼と挨拶してサインをして頂きました。
このジロンド氏はこの日フランスから来日されたばかりだということでした。

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参加のおみやげとして「トライアル・キット」タンブラーとマドラー、ミニボトルと持ち運びに便利なラバー製のカラフルなケースがついたミニボトル(フラスクボトル)を頂きました。
http://www.mhdkk.com/
http://www.mhdkk.com/luxury/hennessy.html


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自宅に帰ってキッチンに(バラと一緒に)並べてみました。
私が頂いたのはモスグリーンのケース。ケースにもレリーフが入っています。
ラバー製ですがカジュアルすぎないのがよいですね。

頂いたフラスクボトルを使って自宅で作ってみたミキシング・ドリンクについてはまた記事を書きたいと思います。