
もうすぐ絶滅するという紙の書物について
私にとってウンベルト・エーコのこの本との出会いは2度あげられる。
一度目はたまたま書店の棚で目に飛び込んできたときのこと。
Bunkamuraでの展覧会のときにブックショップでみたとき。その日はノートPCや本など荷物が多かったので、購入しなかった。
二度目は、「三田文学」でのブックレビューで、この本が取り上げられていたとき。
2週間以内に二度の出会いがあった本。
私はipadは所持しておらず、以前、電子化書籍についての記事も書いたのですが、この本での対談をみていて、私たちが活字に接する際のスタイル、機会、また表現といったものが一階に喪失するわけではないということを読んでちょっと考えさせられた。
TVによって映画が絶滅したわけではない、接する機会や選択の広がりの可能性が多いと指摘されている。
しかしまた同時に私としては、映画がTV的になることもあり得るし、二極化は進む。さらに電子化されるものされないものがもしかすかでも恣意的に選別されたならば。
(DVDになっていないビデオだけの映画も多々あるが、現存しない書物が残らない理由は価値の問題だけではないだろうから、と考えられるからだ。)

著者:ウンベルト エーコ
販売元:東京創元社
(1990-02)
販売元:Amazon.co.jp
今月は土日も仕事や学校行事、試験監督と事務処理も続きます。
自分は院長先生に相談して腰と座骨神経にブロック注射をしてもらい、にこさんは一日1度、獣医さんからもらった痛み止めを飲ませています。
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ところで、ルドゥーテ展のおしらせを神戸のみなみさんに以前お手紙でお送りしたところ...
Bunkamuraで先着1000名にプレゼントされるポスターを送ってくださいました。(感激)
みなみさん、ありがとう。お便りにも励まされました。

ルドゥーテのレターセットは私も使うのですが、こんな風に折って封筒にいれるのは自分では思いつかなかった!です。行きたい展示なのですが、にこさんの具合を考えると....なかなか難しい。
それだけに嬉しかったのです。

にこさんは調子によってはお水が飲みにくいようなので、獣医さんでもらった薬のみ用の注射器型のもので、飲ませています。食事は食べられています。水を補水してあげているので、離乳食期から乳児期間にちょっとさらに子犬がえりしているようなにこさんです。脚や腫瘍の痛みがあっても、にこさんの心情や気持ちが寂しくならないように、ちゃんとにこの居場所があって必要な存在であるという気持ちがちゃんと伝わることが大切だと感じます。
実は私自身はブロック注射をしたあとはあまり屈んだり、膝を曲げたりする動きを1週間くらいひかえなければならないのですが、そうもいきません....
にこさんの痛み止めを1日2回に増やしてもらうべきか、獣医さんに相談しなければと思っています。
追記:去年の夏にもおきた前足の麻痺がでていて、にこさんは痛み止めからステロイドのお薬を飲んで治療中です。ご飯もたべられそうなものを、作って食べそうなときに与え、歩けそうなときに短い散歩にいくというように、慎重に様子をみています。

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