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写真は、咲き始めたレディ・ヒンダリン。
そろそろイングリッシュローズが開花してきました。仕事締切も近づいてきていますが、月曜日の課題はとりあえず一段落させ、文献リストをもう一度(買い足したものが多い)見ています。在宅で作業を進めるか、仕事場の広い机で英文テキストをみたり、・・・すべてが「同時進行」です。...現代人は仕事とライフワークを両立させなければならない、と自分にいいきかせながら、にです。
二重の生が、おそらくは近代以降の「公共圏」と「私生活圏」になるはずですが、マルシリオ・フィチーノの晩年の著作や、「パイドン」などにおけるテーマは「三重の生」である。(”De Vita”)

必然的に温野菜料理、炊き込みご飯(ピラフ)が多くなります。
外出できない日常になりつつありますので、kozさんからダロワイヨのタラマを頂きました。田園調布から遠路すみません!
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この日の娘の夜弁当に作ったピラフ。新たまねぎや夏野菜がそろそろそろってきたのでつくったカポナータ。夏は定番です。
このほかに、エリンギ、コアフード小松菜、エコ新人参、アスパラの蒸野菜もつくりました。それからやはり弁当用のおひたし(エコ水菜とささかみのまいたけ、薄あげの煮浸しです)も。

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なぜかWEB通販などでもほとんど見かけないタラマ。
これだけたらこがメジャーな国なのに、なぜもっと普及しないのか、という疑問が。おそらく、ジャガイモでつくるほうがタラモ、パンをベースにするほうがタラマなのでしょう。
エールフランスでフィレンツェ入りするのが好きなのですが、帰りに必ずCDGで買うのがタラマ!です。
スピローズ表参道店が懐かしいという話にかならずなりますが、古代ローマ、ギリシア話ができてよかったです。kozさんとはなぜか共通点がありまして、それは幼稚園のページェントで「誰もやりたい人がいない宿屋のおかみさん役(馬小屋なら空いてますとヨセフマリアに言う役ですね、ご存知の方もいらっしゃるはず・・)をやったことがある」というものです。家がキリスト教ではないのに、奇妙に自分の中には価値観として入り込んでしまっていているというのも似てるのかもしれません・・・。
私の知人にはそういう方が多いように思います。

私が思うのは、カトリックがプロテスタント化していく過程でもそうですが(ミケランジェロなども限りなく、プロテスタント的でありながらカトリックであったように。)、完全に「プロテスタント」として完成していまうと、違う権力肯定が生じてしまうように思います。
改革過程の持続性が重要なのではと、つまり批判的吟味の持続と実践が重要なのでは、・・・と感じています。

90年代まではFLO表参道店(ブラッスリー)があった際には、前菜にタラマがありました。ここの魚のサフランスープも大好きでした。
今はもう表参道にはああいった店もありません・・・
どちらも食べられないので、サフランスープは自分でブイヤベースを作っています。
食や味覚の衰退はおそらく文化衰退の一つでもあると感じます。フードコートが私は苦手なので、おちついて会話しながら食事ができ、ワインがリーズナブルなブラッスリーやトラットリアがほとんどなくなった、と感じます。

バラはイングリッシュローズのエイブラハムダービー、ティージングジョージアが咲き始めました。シャボー・ド・ナポレオンも咲きそうです。
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モス・ローズのシャボー・ド・ナポレオン。

イングリッシュ・ヘリテージとLDブレスウェイトはまだつぼみが小さい状態ですが、ワイルド・イブはつぼみが大きくなってきました。
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多年草のハーブも茂ってきました。毎年冬はまったく枯れてしまうのに、宿根の生命力には感嘆してしまいます。

春から初夏にかけては、最近はルクレティウスの文章を思い出す。
(「万物の本質について」(樋口勝彦訳) 岩波 p.9)


モダンローズは、仕事場に鉢を移動させた緑光とピエール・ド・ロンサールが咲き始めました。

ところでまたキャノンのプリンター/複合機が壊れました・・・
以前他の方とも話題になりましたが2000年以降の家電製品は本当に壊れやすくなっている。しかし90年代に購入したものはまったく問題なく使えています。前回は忙しかったので新しいものを買ってしまいましたが、今回はサポートに電話をして修理することに。1年半ももたない家電。
後継機の値段はは修理代とほぼ同等です。それを考えて修理しなさいという回答でしたが、・・・あえて修理を依頼します。
ものづくりの理念も消費主義によって崩壊していると感じます。ちなみに同じシリーズのほぼ10年前に購入したものは、いまも問題なく使えます。

すべてのものが、見かけ以上の価値のないものになり、見た目の値段は安いとしても、価値としては低いものが商品化されている。