2/12(金)新宿バルト9で行われた、トークイベント付き特別上映会に出席。駐日英国大使館からのご招待でした。
マスメディアの多くは、鳩山首相と日本政府が英国政府につづき、25%の削減をおこなうと発表したとき、経済効果の単一的価値観と思考が支配的で、おおくは好意的は反応でなかったのを思い出す。
英国政府は34%の削減を発表している。

これはもっと、広い視点で多くの人に知られるべき問題なのだが、コメルス(商業化)されすぎたメディアでは、正しく伝えられないのだろうか?
私たちは、単一的思考のグローバルではなく、本当の意味でのグローバルな視点を、地域性、多様性とともに模索しなくてはならない。
映画はすべて、小形式のドキュメンタリーで構成されている。地球温暖化を、社会・経済・自然科学・環境・資源問題、貧困問題のトータルな現代の諸問題について扱っている密度の濃い映画でした。環境システムや地球循環システム、国際政治的な諸問題について、たとえばイラク戦争の背景や、市場単一的思考の弊害などは知っているつもりでした。しかし映画ではさらに、マスメディアが伝えることができていない、問題を人々と実際の言動の記録としてみせてくれる。
モン・ブランの氷河はこの50年で150メートルも溶けてしまった。1955年からガイドをしているフランスの男性が語る言葉と映し出される映像はとても衝撃的だった。今年1年で7メートルもさらに溶けているという。
季節が冬と夏の二つしかない・・・しらない間になくなっている・・・
ナイジェリアの現状、・・・石油会社は、利益の13%をその国や地域に還元しなければならない。しかし現状では、シェル社が提供するはずだった学校や医療施設は、完成せず、放置されたままである。環境は悪化する。漁業は昔のようにはできない。衝撃的だった。義務を放棄するときの理論は例によって「テロリストが潜伏しているため」「正義のための殲滅」である・・・焼かれた村の被害者たちのことば、水の汚染。こうした、近代の病理は、現代においてさらに、隠蔽され、人々の目には届かない状況になっている。
石油の発掘が始まると、その国や地域の環境・教育・医療の水準はさらに劣悪になるという指摘がつよく印象に残る。
産業革命以前から比較して、2度の上昇までに抑えなければならない。
これが、持続可能なシステムとしての、基準値であり最大値であるという。
この映画では、これからインフラ・近代的な生活をする地域や人々を抑圧している視線で作られていない。アメリカ、ヨーロッパ、日本、オーストラリアなどの国、経済の「テイクオフ」を果たしている国が、消費主義を自制し、今成長しようとしている国のために、より省エネルギーなシステムや個人の生活をすこしずつ変えなくてはならない。
大量消費、大量所有ではなく、「足ることを知ること」、大切なのは認識と、日常の行動なのです。
上映会の後、30分にわたって、トークイベントが行われました。
英国公使フィトン氏が語られていたことばが印象的だった。
全部は無理でも、すこしずつできることを・・・・持続すること。
この映画をみて、知らなかったことに対して恥じた、私も同じ気持ちで前編をみたので、とても印象にのこっている。
私も、こうした問題には、知るとかならずペシミスティックな感情にとらわれて何をしてもだめなのではないかという気持ちになる人に対して、おなじ気持ちになるので、とても印象深かった。
「知る」ことは認識をかえてくれる。
そして、ペシミスティックな感情に流されずに、実践すること。
私もすこしずつ、またできることを考えみたくなった。

英国では今年1年に10%の削減を行おうとしている。
英国大使館でも自転車を10台購入して、車のかわりに使っているという。
自分が行っている行動が、他の人や生物、環境にどのように影響してしまうのか、それについての思索は「他者性」として、私はこの数年、そのことを考えている。これは、理系と人文科学共通の問題であると思う。
中学生、小学生、高校生など多くの人に見てもらいたい。
また彼らの親たちも見て欲しい。
石油会社は、政府と同盟を組んでいるのではない、彼ら自身が「政府」になっているのだ、、この明解なメッセージと、消費者主義の警告。
社会学の分野、地球環境システムの分野のかたにもぜひみてもらいたい映画である。

追記はまた書きたいと思います。
終了後のレセプションでは、多くの方とこの話題を語ることができました。英国大使館広報部で昨年のUK-JAPAN2008の閉幕式でもご挨拶できたS様、トークイベントでも話されていたブリティッシュ・カウンシル「気候リーダー」の小長谷氏(筑波大大学院)、映画関係者の方、メディア・出版関係の方、ロイヤル・オペラ関連のお話などでき、とても有意義で貴重な時間でした。ありがとう御座います。やはり、個人が、実際に共有できる場、それが「公」(public)の重要性ではないでしょうか。大変貴重な時間でした。
I think that the global warming problem it is nesessary for each parson to practice what I can do.

自主上映会についてはまた追記します。
マスメディアの多くは、鳩山首相と日本政府が英国政府につづき、25%の削減をおこなうと発表したとき、経済効果の単一的価値観と思考が支配的で、おおくは好意的は反応でなかったのを思い出す。
英国政府は34%の削減を発表している。
これはもっと、広い視点で多くの人に知られるべき問題なのだが、コメルス(商業化)されすぎたメディアでは、正しく伝えられないのだろうか?
私たちは、単一的思考のグローバルではなく、本当の意味でのグローバルな視点を、地域性、多様性とともに模索しなくてはならない。
映画はすべて、小形式のドキュメンタリーで構成されている。地球温暖化を、社会・経済・自然科学・環境・資源問題、貧困問題のトータルな現代の諸問題について扱っている密度の濃い映画でした。環境システムや地球循環システム、国際政治的な諸問題について、たとえばイラク戦争の背景や、市場単一的思考の弊害などは知っているつもりでした。しかし映画ではさらに、マスメディアが伝えることができていない、問題を人々と実際の言動の記録としてみせてくれる。
モン・ブランの氷河はこの50年で150メートルも溶けてしまった。1955年からガイドをしているフランスの男性が語る言葉と映し出される映像はとても衝撃的だった。今年1年で7メートルもさらに溶けているという。
季節が冬と夏の二つしかない・・・しらない間になくなっている・・・
ナイジェリアの現状、・・・石油会社は、利益の13%をその国や地域に還元しなければならない。しかし現状では、シェル社が提供するはずだった学校や医療施設は、完成せず、放置されたままである。環境は悪化する。漁業は昔のようにはできない。衝撃的だった。義務を放棄するときの理論は例によって「テロリストが潜伏しているため」「正義のための殲滅」である・・・焼かれた村の被害者たちのことば、水の汚染。こうした、近代の病理は、現代においてさらに、隠蔽され、人々の目には届かない状況になっている。
石油の発掘が始まると、その国や地域の環境・教育・医療の水準はさらに劣悪になるという指摘がつよく印象に残る。
産業革命以前から比較して、2度の上昇までに抑えなければならない。
これが、持続可能なシステムとしての、基準値であり最大値であるという。
この映画では、これからインフラ・近代的な生活をする地域や人々を抑圧している視線で作られていない。アメリカ、ヨーロッパ、日本、オーストラリアなどの国、経済の「テイクオフ」を果たしている国が、消費主義を自制し、今成長しようとしている国のために、より省エネルギーなシステムや個人の生活をすこしずつ変えなくてはならない。
大量消費、大量所有ではなく、「足ることを知ること」、大切なのは認識と、日常の行動なのです。
上映会の後、30分にわたって、トークイベントが行われました。
英国公使フィトン氏が語られていたことばが印象的だった。
全部は無理でも、すこしずつできることを・・・・持続すること。
この映画をみて、知らなかったことに対して恥じた、私も同じ気持ちで前編をみたので、とても印象にのこっている。
私も、こうした問題には、知るとかならずペシミスティックな感情にとらわれて何をしてもだめなのではないかという気持ちになる人に対して、おなじ気持ちになるので、とても印象深かった。
「知る」ことは認識をかえてくれる。
そして、ペシミスティックな感情に流されずに、実践すること。
私もすこしずつ、またできることを考えみたくなった。
英国では今年1年に10%の削減を行おうとしている。
英国大使館でも自転車を10台購入して、車のかわりに使っているという。
自分が行っている行動が、他の人や生物、環境にどのように影響してしまうのか、それについての思索は「他者性」として、私はこの数年、そのことを考えている。これは、理系と人文科学共通の問題であると思う。
中学生、小学生、高校生など多くの人に見てもらいたい。
また彼らの親たちも見て欲しい。
石油会社は、政府と同盟を組んでいるのではない、彼ら自身が「政府」になっているのだ、、この明解なメッセージと、消費者主義の警告。
社会学の分野、地球環境システムの分野のかたにもぜひみてもらいたい映画である。
追記はまた書きたいと思います。
終了後のレセプションでは、多くの方とこの話題を語ることができました。英国大使館広報部で昨年のUK-JAPAN2008の閉幕式でもご挨拶できたS様、トークイベントでも話されていたブリティッシュ・カウンシル「気候リーダー」の小長谷氏(筑波大大学院)、映画関係者の方、メディア・出版関係の方、ロイヤル・オペラ関連のお話などでき、とても有意義で貴重な時間でした。ありがとう御座います。やはり、個人が、実際に共有できる場、それが「公」(public)の重要性ではないでしょうか。大変貴重な時間でした。
I think that the global warming problem it is nesessary for each parson to practice what I can do.

自主上映会についてはまた追記します。
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