ハリーズ・バーはイタリア、Firenzeのアルノ川沿いにあるお店です。夜はドレスアップしたお客さんが多く、かといって気取り過ぎないお店です。桃色を基調とした壁紙やテーブルクロスは名物のカクテル「ベリーニ」をイメージしたものでしょうか。照明やインテリアととても合っています。
写真はシェフからの前菜の前に...との心遣いも一品。
アペリティフは、やはりベリーニがお薦めです。あげたてのフリットも出してくれました。プリモ・ピアットにはトルテリーニなどがおいしいですし、お店の名前が冠された「ハリーズ・タルタル」もお薦め。テーブルで仕上げてくれます。
ワインは、キャンティ・クラシコが28€程度(ボトル)なのが嬉しいところ。
アンティパストは、頼めば最初から取り分けてきてくれます。シェアしたいといえばOKです。席で料理を取り分けるのはやめましょう。
コントルノ(付け合せ野菜)はスピニッチ(ほうれん草のペースト状)がお薦めです。とても美味しい。温野菜好きにおすすめです。
日本も、ワインで儲けをとるような「レストラン」でなければ行く気にもなりますが、最近はそういう店は減りました。ワイン=高級品という価値観やグルメのような価値観が、本当に美味しいもの、美味しいお店を結果的に排除しているような気もします...
因みに街中のデリなどでグラスワインを頼みたいときは、ビーノ(ロッソorビアンコ)ビッキエーレ、です。vinoに対する日本語がワインなんて最悪だ、もし訳するなら葡萄酒ではないか、と言っていたのは塩野七海さんですが、私もまったく同感です。そう思います。
ところでローマ字というだけあって、基本的にローマ字読みです。
そのまま読めば、そして相手に伝えたい気持ちがあればイタリア語は通じます!
言葉は思考と気持ちを表すもの、相手に伝える道具なのだということを、そして私はあなたのことを認識していますよ、ということを表すものなのだということが実感できます。
そして本来言葉や言語や会話・対話はそうあるべきなのではないか、と思うのです。
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