エール・フランスの機内食やシーフード機内食の記事を見てくださる方も多いように思うので、写真を追加。フリカッセ、ロシア風サラダとライト・ミール写真です。

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エール・フランスはワインにあう料理を提供しているので、お酒が飲めるならアぺりティフにはシャンパン、食事にはワインを合わせるのがおすすめです。
アルコールが苦手・機内ではちょっとという方はペリエをお薦めします。
「アペリティフにシャンパン、食事用にはヴァン・ルージュ(ブラン)」と頼めば、「食事をお楽しみください」とフランス語か英語で快く返してくれるでしょう!

(ペプシやオレンジジュースなどは大人だったら避けるのほうがいいでしょう...。どうしたって食事に合いません。フロマージュや小さなバゲットにもやはりワインが合います)

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機内ではサービス全般についてアンケート記入を頼まれました。
何回か利用しているせいなのか、パリでそのあと乗り継ぎをするから(いつも)なのかどうかはわかりませんが。

ところで最近はボジョレー・ヌーヴォーなどにも軽くて輸送費が軽減されるペットボトルが採用されていますが、エール・フランスのミール・サービスでも採用されていました。ワインは赤・白とも2種類ずつ置かれているようです。
エール・フランスはフランス人のお客さんが大抵機内で読書しているので、私のように時間があれば読書したいというタイプの人にもストレスなく過ごせるように思います。

しかし難点があるとすれば、パリ・ロワシー空港から成田便にいくまでの、日本人と「見なした」ときの一部の職員の「妙に親切な」態度です。勿論不愉快というレベルではないのです。しかし「集団的」に見なしているのだ、個人としてはみていないのだというのを感じ取ってしまうときがあります。くどいようですが、それは多分、パリを訪れる日本人の大多数がとる集団性がそうさせているのが原因であって、パリ空港の対応自体を非難したいわけではありません。日本にいるときは、ほぼ社会全体がこの見なし対応をしていると感じる上に、しかも人に対する接し方もとてもいいものとはいえません。些細なことかもしれませんが、難しいことです。しかし人々をカテゴリーわけしてその一部を排除したがる傾向の根底には、おそらく、個人よりも「集団」として人をみる傾向が強いことを表しているのだと感じます。ヨーロッパにいくと言語とナショナリズムの関係を思い知りますが(独立国家がなにに拠っているかというのと両義的な問題だからこのことは単純に片付けられないことだが)、日本にいると、母語を使う人たちも曖昧なのでより単純なナショナリズムがおきやすいのだと想うことも。

ロワシー空港からヨーロッパ諸都市への乗り継ぎ後はシティ・ジェットになり私はこの小さい飛行機での多国籍な状態の移動が緊張しつつ心地よく感じます。完全に個人で言動することができる自由というのはなかなか国内では味わえませんので...

国内で、そういう場所と人々の心を感じられれるのは沖縄と奈良です。


パリ発の機内ではコートを棚にしまう際、フランス人(と思わしき)お客さんが、「私がやりましょうか?」とささっと手伝ってくださったのですが、こういうことができお客さんが多いという印象があるのです。そして、実際にいつもそんな感じ、つまり「自分のことで自分で。でも手伝えることも自分から」という行動です。
今の日本でそういった配慮にあうことは稀です。日本に帰ってくるとまず落差を感じることの一つはそういう些細な人とのやり取りです。
ですから、エール・フランスでは過剰に背もたれを倒してきたりもあまりすくないですしストレスなく過ごせると思うのはそんな印象があります。パリ発便では、クローデール研究者のM先生が一緒でした。(私の夫が気がつきました)