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世界天文年2009日本委員会の後援を得て24日に公認イベントとして「木星と月」観測を企画(今年2回目です。このブログにはあまり書いていませんが...)
木星とガリレオ衛星についてのリーフレットも作成したりと、数日間少々忙しかったのですが、なんとか誌面もできて一安心...非営利の普及教育活動ですからなにせ早朝などに作業するしかない!しかしルネサンス時代も関係するこの分野。調べると興味深く。

春に野辺山電波天文台へ立ち寄った際に今年の記念年について知りました。
ガリレオのついてのページはこちら(世界天文年2009頁内)

経験至上主義では、知覚認知できないものの価値を過小評価しますが、実際には人間の感覚でとらえきれる世界は限定的です。星も光で捉えられる部分と電波で捉えられる部分では大分異なる。ところでガリレオ衛星の4つ(イオ、ガニュメデ、エウロパ、カリスト)はオウディウスの転身物語などに出てくるギリシア神話の人物。ユピテルとミューズたち(ガニュメデは青年だが)といったイメージなのか。エウロパはヨーロッパの語源でもありますが、カリストはディアナでもある。ガニュメデはルネサンス期では人間の精神の上昇を象徴し、ミケランジェロ・ヴォーナローティはガニュメデのデッサンをしている。