今年5月17日のデンマーク・ロイヤルバレエ「ナポリ」の公演が良かったので、購入するかどうか迷っていたDVD。娘の誕生日プレゼント代わりに購入しました、本人も「ナポリ」のDVDが良い!と即答だったので迷いが払拭されました。(古い映像ではないか、カメラワークはどうかなどバレエDVDの映像の質にはばらつきがあるので...格安というわけではないですし)
映像はわるくないです。1幕のマイム中心の場も、2幕の地中海(ポセイドンの世界)青の洞窟(アンダー・ザ・シー的な世界)も良かったです。
しかしなんといっても3幕のパ・ド・シス〜タランテラのシーンはやはり買って良かった!と思うものでした。
北方のバレエ団ながら、いわゆるバレエ・ブランの世界を表現する演目ではないし、地中海世界とガリア・ケルトの融合のような作品観も面白いのですが、こういう演目は割りと日本人がやっても違和感ないのではないでしょうか。世界観的にあっているように思うのです。というのも、好みと適性はかならずしも合一しない部分があり、多神教ベースの日本人がノイマイヤーは表現しきれないのでは、と思うし、逆にベジャールなどは西欧中心主義的な視点からでは表現しきれないといいますか。
しかし逆にナポリの、アイルランド民族音楽の持つ底なしのバイタリティと持続性(むしろ彼岸をしっているからこその楽天性?)が日本人が表現できるかといえば簡単ではないようにも思えますが...
しかしパ・ド・シスからタランテラをデンマーク並に演じるとすると、かなりの高度なダンサーが揃わないとならないのでは、とも思いました。ある意味で、ロシアバレエでのライモンダのように、踊れるダンサーを必要とする演目です。
しかも、タイトルロール(テレシーナとジェンナロ)は表現力もかなり要求されます。
一見庶民的な演目「ナポリ」ですが、全幕で公演するとなると大変な演目なのだと観じた。衣装の色や文様もケルト風と南欧要素が入っていてとても愉しいです。
色彩もとても繊細かつ、アースカラーのような深みのある衣装です。
今日は沢山記事を書いていますが、一昨日からパソコンでの作業で張り付いているからで、こういう時のほうが更新できるのかもしれません、、体調・具合はあまり良いとはいえないのですが。だからなのか、パ・ド・シスのリズム、タランテラの踊り、ジグとリールが続くようなナポリに惹かれるのかもしれません。「生の謳歌」と言われる所以ですね。
神経的に疲れがたまってくるとルネサンス関連の書籍や資料を読みます。
ドナート、ブルネレスキの仕事について読むと元気がでます。偉業・偉大とはやはり他者性、内部規範性によるのだということ、思考と実践の忍耐強い繰り返しによるのだと思います。
ルグリ引退映像でタチヤーナを踊ったクレール・マリー・オスタが「自分を捧げる」ことに憧れたと「エトワール」で言っていますが、「自己以上に他に捧げ、なおかつ自己を鍛錬できること」そういったものが卓越性を作り出すのだと感じます。

送料無料!!【DVD】ナポリ 全3幕/デンマーク・ロイヤル・バレエ デンマーク・ロイヤル・バレエ
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しかしなんといっても3幕のパ・ド・シス〜タランテラのシーンはやはり買って良かった!と思うものでした。
北方のバレエ団ながら、いわゆるバレエ・ブランの世界を表現する演目ではないし、地中海世界とガリア・ケルトの融合のような作品観も面白いのですが、こういう演目は割りと日本人がやっても違和感ないのではないでしょうか。世界観的にあっているように思うのです。というのも、好みと適性はかならずしも合一しない部分があり、多神教ベースの日本人がノイマイヤーは表現しきれないのでは、と思うし、逆にベジャールなどは西欧中心主義的な視点からでは表現しきれないといいますか。
しかし逆にナポリの、アイルランド民族音楽の持つ底なしのバイタリティと持続性(むしろ彼岸をしっているからこその楽天性?)が日本人が表現できるかといえば簡単ではないようにも思えますが...
しかしパ・ド・シスからタランテラをデンマーク並に演じるとすると、かなりの高度なダンサーが揃わないとならないのでは、とも思いました。ある意味で、ロシアバレエでのライモンダのように、踊れるダンサーを必要とする演目です。
しかも、タイトルロール(テレシーナとジェンナロ)は表現力もかなり要求されます。
一見庶民的な演目「ナポリ」ですが、全幕で公演するとなると大変な演目なのだと観じた。衣装の色や文様もケルト風と南欧要素が入っていてとても愉しいです。
色彩もとても繊細かつ、アースカラーのような深みのある衣装です。
今日は沢山記事を書いていますが、一昨日からパソコンでの作業で張り付いているからで、こういう時のほうが更新できるのかもしれません、、体調・具合はあまり良いとはいえないのですが。だからなのか、パ・ド・シスのリズム、タランテラの踊り、ジグとリールが続くようなナポリに惹かれるのかもしれません。「生の謳歌」と言われる所以ですね。
神経的に疲れがたまってくるとルネサンス関連の書籍や資料を読みます。
ドナート、ブルネレスキの仕事について読むと元気がでます。偉業・偉大とはやはり他者性、内部規範性によるのだということ、思考と実践の忍耐強い繰り返しによるのだと思います。
ルグリ引退映像でタチヤーナを踊ったクレール・マリー・オスタが「自分を捧げる」ことに憧れたと「エトワール」で言っていますが、「自己以上に他に捧げ、なおかつ自己を鍛錬できること」そういったものが卓越性を作り出すのだと感じます。

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