http://www.nhk.or.jp/art/current/music.html#music0918

9/18に放送予定のルグリ引退ドキュメンタリーの詳細が出ていましたので備忘録的に。引退までの60日間のドキュメンタリーは60分、デフィレも映るようです。ルグリ引退公演は「オネーギン」です。

ハイライト放送として、オーレリー・デュポンとの「ドン・キホーテ」も放送されるようです。輸入盤のDVDを持っていますが、衣装のセンスもややテンポがゆったりめの音楽もオペラ座ならでは....ドン・キながら優美。かつ、3幕の舞台美術などはカラバッジオの「トランプ詐欺師」や「女占い師」、ジョルジュ・ラ・トゥールが描いたジプシーを主題にした絵画を再現したようで、絵画・美術好きにとっても見ごたえのある舞台映像です。
個人的には、1幕の男性群舞(コール・ド・バレエ)がヌレエフならではなステップで好きですね、こういうシーンがとても見ごたえがあるのがオペラ座の魅力です。ジプシーは、カール・パケット。街の踊り子がアニエス・ジロー、エスパーダはジャン・ギョーム・バールです。とにかくルグリが素晴らしいのですが、それ以外にも見どころが多く、どの場面をハイライトにするのか気になるところです。オペラ・バスティーユのこの公演と、オーレリーとの「眠り」はとてもクオリティの高いDVDです。

ルグリの「オネーギン」はDVD化されないのでしょうか。
シュトゥットガルド・バレエの「オネーギン」自体がとてもいい演目なのですが、こういったタイトルがDVD化されないのはとても勿体ないです。