2009年後半に注目するバレエ公演の演目は『イワンと仔馬』です、唯一、マリインスキー管弦楽団が演奏し、指揮がゲルギエフという理由、タイトルロールがアリーナ・ソーモア、レオニード・サラファーノフということで期待しています。でもまだチケットは確保していませんが...ラトマンスキーの振付と「斬新な」舞台演出ということで、本当はダイジェスト映像などが欲しいところです、私がしらないだけで公開されてるんでしょうか。
斬新な、というとどうも、ニューヨークシティバレエの「放蕩息子」などを思い浮かべてしまうのですが、劇場で観たいかといえばそうでもなく...。バランシンは純粋に音楽の躍動感や旋律美と意味化されないバレエとしては面白い演目もあるとは思いますが、それほど本学の本質に迫ろうとはしない振付家なので(おそらく「非」本質型のアーティストなのだろうと思う。楽譜や音符の「間・余白」からなにかを読み取るようなことは不要と感じるような・・・あくまでも私の私見ですが)

期待していますと書いているのは純粋にどんな演目かみてみたい、他では観る機会がないと感じるためで、別に広告的な意味で書いているのはありません...

たまに聞かれるのですが、世界バレエフェスティバルは行きません。
「オマージュ・ア・ベジャール」が気になり、ローラン・イレールとマニュエル・ルグリ、ジル・ロマンが出演するので行きたかったのですが、迷っているうちに売り切れ、しかも夏のその時期は毎年なかなか余裕がなく。
余裕がない時期だけに、昨年の「エトワール・ガラ2009」は本当に行ってよかった公演でしたけれど。また「エトワール・ガラ」が開催されることを願っています。その際はぜひまたルンキナ、そして今度こそレティシア・プジョル、エルヴェ・モローらが来て欲しいですね。その頃には私の好きなダンサー、マチルド・フルステーもプルミエになって一緒に公演に参加してほしいです。

それに、劇場でみるなら引っ越し公演の幕ものが観たいです。特にあまり日本ではやらない演目やそのカンパニーでしか体験できない演目、または、ルグリと輝ける仲間たちのような、オペラ座のダンサーやハンブルク、シュツットガルド辺りのダンサーの公演でしょうか・・・