今年も残り僅か..さて2009年に期待するイベントを音楽/美術をテーマに個人的にメモ。
【美術関連】from MORRIS to MINGEI アーツ&クラフツ展 東京都美術館
→モリスファンとしては必ず行きたい展示です。ロセッティのステンドグラス「聖ゲオルギウス伝」が観られるようなので期待しています。ゲオルギウス(george)は槍を持った聖人として描かれる戦士の聖人で竜を倒したという伝説に基づいている。ドナテッロの彫刻などで有名ですが、イングランドの守護聖人でもあります。
ステンドグラスは一時期英国では伝統が失われそうになり、ゴシックの教会も白く塗りなおされてしまったりとアーツ&クラフツ運動はそんな危機感が発端になっていた・・先日、汐留の展示も観てきましたが、来春から始まる都美術の空間を活かして晩年のモリスの生活空間として展示されるようでとても期待しています。額絵やレターセットなどのグッズにも期待。
ルーヴル美術館展 国立西洋美術館
→17世紀フランス絵画が公開ということで大変興味があります。
日本だとやはりまだ印象派が人気なのかもしれませんが、17世紀フランス絵画はイタリアと北方フランドル美術の良い部分を取捨選択して構築した黄金期といえるのではないでしょうか。古典主義作品が沢山みられるとよいのですが..個人的には、クロード・ロランが観られるとあって待ち遠しいですし、ニコラ・プッサン、ル・ナン兄弟の作品が来るとあって期待しています。ウスタッシュ・シュウルールの絵画なども来日公開されると良いと願っているのですがどうでしょう。
阿修羅展
→奈良好きなので、ここ数年毎年奈良を訪れていまして、薬師寺展にはいきませんでしたが、阿修羅360度で観られるということで期待しています。もともと教会や寺のためにつくられた美術や仏像、彫刻などはその建物と一体化してみるのがベストかつ正当であって、モノとして眺める対象ではない、とは思いながらも脚を運びたい企画です。一般的には京都のほうが人気が高い旅行先なのかもしれませんが、私は奈良が好きです。美術・建築・彫刻好きにはやはり奈良なのですよね。東大寺三月堂、法隆寺と斑鳩、西の京、秋篠など2泊して巡るのがお勧め。
【音楽】
*シュトラウス「こうもり」新国立劇場
*ロッシーニ「チェネレントラ」新国立劇場
*ヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」 UKオペラ@シネマ
*メトロポリタン ライブ・ビューイング
ヘンデル・オペラのジュリオ・チェーザレはぜひ見たい作品、そしてメトのライブビューイングではアンジェラ・ゲオルギウーとロベルト・アラーニャ、ベル・カント歌唱がすばらしいテノール、フローレスが見られるので期待しています。
ベル・カントオペラに注目しているので、新国立の「チェネレントラ」に期待。チェネレントラは「シンデレラ」のこと。
先日記事にもかいた英国ロイヤルオペラ「こうもり」をみていて、シュトラウスはドラマ中心主義的になったオペラをもう一度ベル・カント的なものに仕立てて楽しめるように「こうもり」を書いたのでは....と感じた。アジリタの歌唱やカデンツ、短調にならない旋律美などやはり英国ロイヤルの「こうもり」は◎です。

図録は大抵買うようにしています、絵を見たいのもありますが、解説、テキストを読みたいですし、意外と何年もたってから読み返して新な発見があったりもします。
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
追記として・・
2009年のバレエ公演で注目しているのは、すでにチケットを取っている「パリ・オペラ座学校」(現校長はエリザベット・プラテル)の4月公演、東京バレエ45周年の「エチュード」とノイマイヤー作品、デンマーク・ロイヤルバレエの「ナポリ」。「エチュード」はマリインスキー・ガラのプログラムで記憶に新しい演目。マリインスキーのレオニード・サラファーノフとシュツットガルドのフリーデマン・フォーゲルが出演するとの事。
デンマークロイヤルの「ナポリ」はおそらくこのカンパニーでないと全幕公演はしない演目ですし、踊りも見ごたえある場が多いので是非行きたいと思っています。デンマークロイヤルだったら「ラ・シルフィード」でも良かったというかカンパニーの持ち味が出る演目なのではないかと思うのですけれども、やはり「ロミオとジュリエット」(ロメオとジュリエッタ)は人気があるのでしょうか。
【美術関連】from MORRIS to MINGEI アーツ&クラフツ展 東京都美術館
→モリスファンとしては必ず行きたい展示です。ロセッティのステンドグラス「聖ゲオルギウス伝」が観られるようなので期待しています。ゲオルギウス(george)は槍を持った聖人として描かれる戦士の聖人で竜を倒したという伝説に基づいている。ドナテッロの彫刻などで有名ですが、イングランドの守護聖人でもあります。
ステンドグラスは一時期英国では伝統が失われそうになり、ゴシックの教会も白く塗りなおされてしまったりとアーツ&クラフツ運動はそんな危機感が発端になっていた・・先日、汐留の展示も観てきましたが、来春から始まる都美術の空間を活かして晩年のモリスの生活空間として展示されるようでとても期待しています。額絵やレターセットなどのグッズにも期待。
ルーヴル美術館展 国立西洋美術館
→17世紀フランス絵画が公開ということで大変興味があります。
日本だとやはりまだ印象派が人気なのかもしれませんが、17世紀フランス絵画はイタリアと北方フランドル美術の良い部分を取捨選択して構築した黄金期といえるのではないでしょうか。古典主義作品が沢山みられるとよいのですが..個人的には、クロード・ロランが観られるとあって待ち遠しいですし、ニコラ・プッサン、ル・ナン兄弟の作品が来るとあって期待しています。ウスタッシュ・シュウルールの絵画なども来日公開されると良いと願っているのですがどうでしょう。
阿修羅展
→奈良好きなので、ここ数年毎年奈良を訪れていまして、薬師寺展にはいきませんでしたが、阿修羅360度で観られるということで期待しています。もともと教会や寺のためにつくられた美術や仏像、彫刻などはその建物と一体化してみるのがベストかつ正当であって、モノとして眺める対象ではない、とは思いながらも脚を運びたい企画です。一般的には京都のほうが人気が高い旅行先なのかもしれませんが、私は奈良が好きです。美術・建築・彫刻好きにはやはり奈良なのですよね。東大寺三月堂、法隆寺と斑鳩、西の京、秋篠など2泊して巡るのがお勧め。
【音楽】
*シュトラウス「こうもり」新国立劇場
*ロッシーニ「チェネレントラ」新国立劇場
*ヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」 UKオペラ@シネマ
*メトロポリタン ライブ・ビューイング
ヘンデル・オペラのジュリオ・チェーザレはぜひ見たい作品、そしてメトのライブビューイングではアンジェラ・ゲオルギウーとロベルト・アラーニャ、ベル・カント歌唱がすばらしいテノール、フローレスが見られるので期待しています。
ベル・カントオペラに注目しているので、新国立の「チェネレントラ」に期待。チェネレントラは「シンデレラ」のこと。
先日記事にもかいた英国ロイヤルオペラ「こうもり」をみていて、シュトラウスはドラマ中心主義的になったオペラをもう一度ベル・カント的なものに仕立てて楽しめるように「こうもり」を書いたのでは....と感じた。アジリタの歌唱やカデンツ、短調にならない旋律美などやはり英国ロイヤルの「こうもり」は◎です。

図録は大抵買うようにしています、絵を見たいのもありますが、解説、テキストを読みたいですし、意外と何年もたってから読み返して新な発見があったりもします。
UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!
追記として・・
2009年のバレエ公演で注目しているのは、すでにチケットを取っている「パリ・オペラ座学校」(現校長はエリザベット・プラテル)の4月公演、東京バレエ45周年の「エチュード」とノイマイヤー作品、デンマーク・ロイヤルバレエの「ナポリ」。「エチュード」はマリインスキー・ガラのプログラムで記憶に新しい演目。マリインスキーのレオニード・サラファーノフとシュツットガルドのフリーデマン・フォーゲルが出演するとの事。
デンマークロイヤルの「ナポリ」はおそらくこのカンパニーでないと全幕公演はしない演目ですし、踊りも見ごたえある場が多いので是非行きたいと思っています。デンマークロイヤルだったら「ラ・シルフィード」でも良かったというかカンパニーの持ち味が出る演目なのではないかと思うのですけれども、やはり「ロミオとジュリエット」(ロメオとジュリエッタ)は人気があるのでしょうか。
コメント