Livespire UKオペラ@シネマ  「グラインドボーン音楽祭&ロイヤルオペラハウス」特別上映会。シネマ・イクスピアリで予告をみましたが12月から3月まで各地のシネコンで上映される模様です。

先日の「こうもり」(ロイヤル・オペラ)の記事にも追記したものと関係しますが、グラインドボーン音楽祭は、英国で行われる野外音楽祭。
オペラシーズンは通常9月、10月から6月まで。そして夏には音楽祭が行われるのがヨーロッパの典型と云われています。グラインドボーン音楽祭は英国貴族の邸宅の中に劇場をしつらえ、夏ならではの野外音楽祭と云われています。スタイルでバスケットにいれた食事などを楽しみながら庭園を散策したりしつつオペラを鑑賞するというスタイル。生活に溶け込んでいるといえると同時に、ライフスタイルの中に、生活に必要な部分と、余剰といえる文化性を自然にもっていると感じます。余剰というのは、実はそれが必須ともいえるものなのではないでしょうか。時間をうまく使い分けること。日常と非日常の両義性が人の生活には必要で、それが豊さなのではないかと思うのです。

ヨーロッパの野外音楽祭はヴェローナなどは古代ローマ時代に創られた野外円形劇場を舞台にしていたり、時間と空間と音楽や芝居を共有できるものが多い。2000年前の野外劇場は音響もすばらしく・・・空調や音響がデジタルコントロールされた劇場とはまた異なった解放性もそこにはあるように思える。クラシックというと何か特別に構える人もいるが、現在「クラシック」と呼ばれるものはすべて革新的で時代を超えた音楽性やドラマを持っている。(一方で上演されなくなる作品もあるがそれを復活させるのも作り手と観客だと思う)音楽やオペラやバレエは上演されるときに初めて「活きて」いる。劇場に足を運んで体験するということは個人的な領域をこえて、観客としてそこに参加することが出来る。

オペラシアターは気軽にそれを追体験できるシステムだと思う。
実際のオペラ(バレエもだが)を楽しむときのようにあらかじめあらすじや聞き所(メインのアリアなど)をチェックするとさらに楽しめるでしょう。
実は公開された作品を観客は自由に批評できるというのも重要なのです。批評は本来批評家が行うものではなく、そこに集った観客たちがするものなのです。20世紀初頭までは、批評もジャーナリズムも主体は市民の公開的な趣味と交流の中で行われていたのだから。a href="http://www.ukjapan2008.jp/XP/fd13076.html">UK-Japan 2008 WEBサイトに記事掲載!





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”カルメン”を予め予習したい場合にお薦めなのはバルツァ。カルメンは通常ソプラノで設定されるヒロイン(女性主人公)がアルトでその点からも革新的・画期的な作品といえます。”トラヴィアータ”と一緒で、綺麗事の作品ではないのです...ドラマ性、そして社会に対する視点が織り込まれ、それが音楽で統合されている。