インディ・ジョーンズの19年振りの最新作を見にいきました。
このシリーズはたしか2、3辺りを小学生のときにみて結構覚えていました。
あとから考えてみると、インディは聖書考古学者のようですね。
特に1作目と3作目はそのようです。アークにまつわる話やら聖杯伝説など・・途中に挟まれる部分が史実の部分もあるのでけっこう楽しめます。
たとえアメリカハリウッド映画が、パンとサーカスのサーカス部分、アメリカン・ソフトパワーで、娯楽を通じて、政府が浸透させたい価値観を振りまいていても、面白い部分はあります。
今回は外敵がソ連。けっこうあからさまです。
外敵を描くときに、個別の兵士の扱いがまったくパーソナリティを無視しているのはあいかわらずです。ナチスの兵士だったら、ソ連の兵士だったら、どう死んでもいいという部分はあいかわらず感じてしまいます。
それよりも気になったのは、南米の古代文明を異星人の文明、と解釈しきってしまうところでした。自分たちよりも高度な文明を先住民が古代にもっていたと思うのが嫌なんでしょうか。保守層はそう思うのかもしれません・・・
ナショナル・トレジャー2で、コロンブス以前に失われた文明が、と歓喜していたのとはちょっと趣が違うような気がします。あちらはアメリカはこうあるべき、というような立場なんでしょうか。大統領はこうあるべき、というメッセイジがとても強かったり、政府は真実を隠蔽しているとする立場ですよね。ディズニーはフリーメーソンの立場なので「より本来的」と思うほうを志向するのでしょうか。どちらも反自然主義だとは思いますが・・・
話がそれましたが、古代文明=宇宙からもたらされたもの という神話の位置づけはアメリカにとってとても便利な価値観です。
古代文明=宇宙からもたらされたもの その宇宙を開発したり研究していて最先端にいるのはやっぱりアメリカ、というアイデンティティを形成できるからでしょう。
そう思いたい気持ちはわかりますが・・もう少し冷静になったらと思ってしまいます。
軍事防衛と、宇宙開発は期待と不安で際限がないものです。
だからそこに予算を費やしていくことも実は際限がない。
そして、軍事に関わる企業と共和党の繋がりも無視できません。
巨大な利潤がそこにはあります。
そして、常に、必要以上の外敵の脅威が、多国籍他民族の国民を統一するためには必要なのだと、・・もっともそんな単純なことでは説明がつかない部分は沢山ありますが、すくなくともそんな単純な部分がよく反映されていた映画だと感じた。
映画自体は面白いだけに、けっこううーん、と思ってしまいました。
そう、映画自体は結構面白いです!それはそうなんです・・・
ハリソン・フォードもよかったですけど、息子役の子も嫌味がなくめずらしく感じがよかったです。それになんといってもケイト・ブランシェットが。私好みのおかっぱなソ連将校がやたら似合っていました。何をやってもはまりますね。
エリザベスと同じ時期にとっていたのかな・・・なんて思いながらみていました。
しかし原子爆弾を冷蔵庫で防いで全然無傷だなんて、それもどうかと思います。
いろいろとよくできているだけに、勘違いしてしまう人が多いとどうなのかと思う映画でした。
余計なことですが、インディよりも花より・・(私は漫画も読んだことがないのですが;)のほうが売り上げが大きいというのも・・やっぱり、ゆとり内容になってから、世界史、世界地理、世界の文明・文化をまったく教科書で扱わなくなって、興味自体いだけない人が増えてるのかもしれません。
前倒し内容では多少、内容ももどると思いますが。
それでも世界四大文明もしらないで大人になるのはどうかと思います。
高校では世界史をやらない人も多いですしね・・・
このシリーズはたしか2、3辺りを小学生のときにみて結構覚えていました。
あとから考えてみると、インディは聖書考古学者のようですね。
特に1作目と3作目はそのようです。アークにまつわる話やら聖杯伝説など・・途中に挟まれる部分が史実の部分もあるのでけっこう楽しめます。
たとえアメリカハリウッド映画が、パンとサーカスのサーカス部分、アメリカン・ソフトパワーで、娯楽を通じて、政府が浸透させたい価値観を振りまいていても、面白い部分はあります。
今回は外敵がソ連。けっこうあからさまです。
外敵を描くときに、個別の兵士の扱いがまったくパーソナリティを無視しているのはあいかわらずです。ナチスの兵士だったら、ソ連の兵士だったら、どう死んでもいいという部分はあいかわらず感じてしまいます。
それよりも気になったのは、南米の古代文明を異星人の文明、と解釈しきってしまうところでした。自分たちよりも高度な文明を先住民が古代にもっていたと思うのが嫌なんでしょうか。保守層はそう思うのかもしれません・・・
ナショナル・トレジャー2で、コロンブス以前に失われた文明が、と歓喜していたのとはちょっと趣が違うような気がします。あちらはアメリカはこうあるべき、というような立場なんでしょうか。大統領はこうあるべき、というメッセイジがとても強かったり、政府は真実を隠蔽しているとする立場ですよね。ディズニーはフリーメーソンの立場なので「より本来的」と思うほうを志向するのでしょうか。どちらも反自然主義だとは思いますが・・・
話がそれましたが、古代文明=宇宙からもたらされたもの という神話の位置づけはアメリカにとってとても便利な価値観です。
古代文明=宇宙からもたらされたもの その宇宙を開発したり研究していて最先端にいるのはやっぱりアメリカ、というアイデンティティを形成できるからでしょう。
そう思いたい気持ちはわかりますが・・もう少し冷静になったらと思ってしまいます。
軍事防衛と、宇宙開発は期待と不安で際限がないものです。
だからそこに予算を費やしていくことも実は際限がない。
そして、軍事に関わる企業と共和党の繋がりも無視できません。
巨大な利潤がそこにはあります。
そして、常に、必要以上の外敵の脅威が、多国籍他民族の国民を統一するためには必要なのだと、・・もっともそんな単純なことでは説明がつかない部分は沢山ありますが、すくなくともそんな単純な部分がよく反映されていた映画だと感じた。
映画自体は面白いだけに、けっこううーん、と思ってしまいました。
そう、映画自体は結構面白いです!それはそうなんです・・・
ハリソン・フォードもよかったですけど、息子役の子も嫌味がなくめずらしく感じがよかったです。それになんといってもケイト・ブランシェットが。私好みのおかっぱなソ連将校がやたら似合っていました。何をやってもはまりますね。
エリザベスと同じ時期にとっていたのかな・・・なんて思いながらみていました。
しかし原子爆弾を冷蔵庫で防いで全然無傷だなんて、それもどうかと思います。
いろいろとよくできているだけに、勘違いしてしまう人が多いとどうなのかと思う映画でした。
余計なことですが、インディよりも花より・・(私は漫画も読んだことがないのですが;)のほうが売り上げが大きいというのも・・やっぱり、ゆとり内容になってから、世界史、世界地理、世界の文明・文化をまったく教科書で扱わなくなって、興味自体いだけない人が増えてるのかもしれません。
前倒し内容では多少、内容ももどると思いますが。
それでも世界四大文明もしらないで大人になるのはどうかと思います。
高校では世界史をやらない人も多いですしね・・・
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