23日に初回を見た後、再び見に行ってしまいました。
ナショナルトレジャー1は劇場版ではみられなくてDVDは何度もみてしまっています。
台詞がウィットに富んでいて、英語の言い回しもシンプルながら味がある、役者がうまいし、台詞が楽しいですし、実際の建造物や街並みなど観られるのもよいですが設定に惹かれます。テーマが歴史、フリーメイソン、隠蔽、現在と過去の繋がり、脇役もよいですし、ベン・ゲイツが独立宣言書に「今は失われた表現だ」「力をただせるものはそうする必要がある」というような現在の(私利私欲が原動力)のような価値観とはずれた「本来性への回帰」のような部分にポイントが設定されているのが楽しいと思います。エンターテイメントとして楽しめるし、歴史ミステリー的、思想なおどもミックスされているバランス。

魔笛にはフリーメイソンの儀式としての火の試練、水の試練がありますが、二回目みたあとに、次ぎは火のアクションかな、火山でも入るのかな。とか思いました。
それにしてもマヤ・アステカ・・・ディズニーシーのインディ〜を改装してそのうちナショトレになりそうな予感と思ってしまいましたよ。
ちなみにウォルト・ディズニーもフリーメイソンですしね。

今回大統領の誘拐場面はこんなに話がさくっと進んでよいものか、と思いましたが、合衆国大統領はかくありき、のような部分、この部分が今回の「今は失われた表現だ
」の部分ですね・・・大統領選もあることですし、そういう人になって貰わないとこまりますね・・こういう部分に、アメリカのソフトパワー(みえない力)を感じてしました。

3もニコラス・ケイジは意欲があるとのことなので今からぜひそうなってほしいものです。失われた文明はしかし現在もなにかしらの印・徴となって、残っている。
そして起源は隠蔽される。そういう部分が感じられ、演じている人自身も、その価値観や認識をすくなからず実感として抱きながら演じているから惹かれるのだと今回も思いました。

天才歴史学者というキャッチコピーは日本だけなのかな?
どちらかというとマスター・キートンのような、すごそうにあまり見えないけどスペシャリスト(海軍、マサチューセッツ工科大、そして歴史学者)のような部分が出てもいいかと思う。そして歴史という過去のテーマに、ライリーのハッキングという組み合わせは絶対必要ですよね。そこがいいんだ。

それに、娯楽的という人も多いけど、無駄な人死や残虐なシーンがないのもこのシリーズのよいところです。パイレーツが途中から人死にが多くなったのでそういう路線になったらヤダなと思っていたのですがそうでなくて安心しました。
監督のコメントをよむととても興味深いです。
このままのスタンスで次作をつくってくれたらよいです。
とにかく数年来次回作を待っていた映画なので観られてよかった。。。
大統領の本のレプリカっぽいブックカバー(グッズ)やライリーの本のデザインのノート、とかあったら買いたいのに。



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