
観劇後はマリアージュ・フレールでゆっくりお茶もできてインテリア〜お子様話、お仕事の話など色々お話できて楽しいひと時でした。
私がとったチケットが花道が見えづらい2階で反省。
あとでモニターが申し訳程度についてるのに気が付いた。
新橋演舞場は初めて行ったけど去年リニューアルされたようで間接照明で演出された和モダンという感じで、廊下に椅子のスペースが沢山あってよかったです。
第一部は、ダイジェスト版という感じで今川桶狭間までをだだーっと、1時間で。父の葬儀は通常、抹香を投げつけるという「うつけ」演出ですが今回は位牌を投げて破壊。このあたりのうつけ信長は武蔵の時とあまり変わらないじゃ??という感じでした、元々うまいんでしょうが、素でやってるような感じも。
新之助じゃなくて海老蔵の「信長」像というものに自然要求がたかくなってしまうとすこし物足りないかもです。
信長にしてはややがっちりしすぎな部分もあり。
序盤雷鳴とやりとりして、天から呼ぶ声を聞いた、というのが強調されています。。
第2部、フロイスたちから世界の広さを知らされて「いずれ50までにローマに行く」と宣言。いつまでも山城一帯に手間取っている己に苛立ちが苛烈を極めて、焼き討ち、粛清が続く中で、光秀が「本来の信長ではない、もう誰も止められないのでは」と苦慮。濃は「信長が乱世を終わらせてくれる人だ」と確信して(ほれて)る設定なので二人で苦悩。
信長は安土城の天守で神(天)と交信?--、
天の声を聞いたという信長にフロイスは「悪魔憑き」だと諭す--この辺りの雰囲気はよかった。
明智の描き方が新しかったかな。
あと立ち回りはなかなか見ごたえがありました。
濃が本能寺まで追ってくる設定で薙刀振るってました。
気になったところは、お市(小田茜)がいまいち..この間玉三郎の凄いカリスマお市をみてしまったからかも。
秀吉はまぁまぁ抜け目ないところがさり気なくでてたかな。
役者はけっこういいけど脚本がもう一歩、ということかもしれません。
ここ最近邦楽の演奏が常だったので久しぶりに演劇的BGMがちょっと違和感だった。
濃姫が鼓をうつところの声も邦楽発声訓練が不十分なのかイマイチ、「人間50年〜」の舞いは見所なのでしょうが、それほど緊張感がないかなと思いました。
別の日に言った方のお話だととてもよかったそうです。
舞台のそんなところも「生き物」ゆえ面白い部分でもありますよね。
2部のほうが面白みがありました。3部にしたらもっと詳細が描けたのかも??
ちょっと忙しない感じですね、時間が止まるような「演劇感覚」がやや足りないかな。「掘り下げる部分が足りないですね〜」とBさんと幕間にお話してたりしました。
--どうしても要求が高くなってしまうのですが、面白かったです。もうすこし時間的にも内容的にもほしい所ではありますが。
海老蔵ファンなのかけっこうヤング(死語)も多かったですねー。
本能寺の立ち回り、舞台演出はなかなか迫力がありました。
スピード感のある動きに、トンボをつけるのはタイミングが難しいところでしょうが、とても見ごたえがありました。
新橋の次は大阪・松竹座であるらしいです。今月末まで。
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