この2ヶ月ほどは中3の作文・小論・提出書類のチェック・添削で忙しい。
書けばいいというものではなく、条件にあった文章でかつ自分の考えを反映させた簡潔な分を書く、主題に基づいた文、志望動機を学校情報・方針に照らし合わせて書く。文章というものは、思ったことを書けばよい、というものでもない。

「日本語文章能力検定」(文検・漢検主催)もそうだが、その実は作文能力+読解力(分析)・語彙漢字力であって表現力の有無ではない。

これが、相当に差のでてしまうところである。

書けない生徒ーーーこれは、日常的に「よまない」「読む、習慣がない」

本を読まないだけじゃなく、字そのものを読むのが苦手。

読解力の低下、ひしひしと感じる。

この原因はどこか。
読書するかどうか、読む習慣があるか、その差が歴然とするのは小学4・5年あたり。
その原因はどこにあるか、もっと低学年。

しかし越谷市東越谷小学校に通う1年の子どもが図書室に行けたのは今年になって2回きり。普段担任がついていなければ入れない。司書教諭(担任もちで自分の学年以外のことは「各学年から言ってもらわないとわからない」とあっさり言う)は利用を制限してはいないというが、

・1・2年の貸し出しは行いたくない
(名簿をつくらなければいけないし、人数の問題もあると言う)
・朝読書の時間(朝15分)にクラス単位で図書室利用をするのはどうか
という提案にはNo。

大相模小学校

1・2年生の貸し出し有り。
図書委員が行う。1・2年生でも図書室に入れる。


これだけでもどのくらいの違いがでてくるか。
成長過程で何がいつ必要かというのは、教育学の基本の部分なのだと思うのですが


すぐに生徒数の問題を口にしますが、それだけが問題ではないでしょう。
自分の管轄の「図書室」をキレイに整頓しておきたいのでしょうね。
活用されるよりも、見た目の問題で。

図書整理にも行きますが、実際のところ、補修する本はすこしはありますが、いつも整理するほどの乱れはどこにもありません。


担任を持っている先生が司書教諭を兼ねていることが問題、かもしれません。
確かにそうです。
しかし、結局は「担当責任者のやる気」です。
司書教諭というのは一人ですが、その仕事をするために追加報酬はでてるのでしょうかね??果たしてそのあたりも本当は調べてみないとなりません。

「やってもやらなくても同じ給料ならやりたくない」

と思うのは普通の人間の感覚ですね。
ただ、教員という人がその程度なのは、ただ「不運だった」という問題でもないのですよ、特に「公立」(公費)の場合は。

話合いの段階で教頭も同意見だったので、この疑問はもし「まじめにやるなら」更に上(校長・教委・市議・市長)へ向けなくてはなりません。

でも、はっきり言って疲れました。
私自身、自分の責任で行わなければならない仕事は沢山あります。
すこしでも子供たち側にとって改善されることがあればいいと思っていますが、実際は・・・