赤木さん:読み聞かせをするにあたって「好きな本を読んではいけません」
空前の(らしい)大人による読み聞かせブームに釘をさす角度からのお話で面白かった。読み聞かせブームの背景の理由はふたつ。
「誰でもできます」「あなたの好きな本をよんであげてください」
確かに、私も動機のひとつはそれでした。
(もう一つは10代で本を読まないきっかけになるのはどこか(小学校まででは?)児童書で今読まれてる本は何か、などなどが知りたかったからです)
いや実は講演タイトルからして、今まで聞いた講演などと同系列の「情緒系」講演なのかと思っていたのです。時節がら忙しい時期でもあり行くの迷ってたのですが、行ってよかったです。なかなか過激派でしたよ(※いい意味で)
小学校・学校でのボランティアによる読み聞かせ、たしかに「しずかによく聞いてくれます」よね。でもそれは子供の本来の気持ちがすべて反映されたものではないなとよく感じます。先生によって抑えられている教室内でお膳立てがととのった中で読んでいるな、という気持ちはしています。
実際には35名の子供たちをしずかにさせ、言うことをきかせて本をきいてもらう、これは容易ではないからです...、基本的に逆らえない「公教育」の枠のなかだから、私が行っても聞いてくれてるなと心のそこでは思うことも(勿論、楽しんでくれたら売れしいですが)
つまり、その縛られた半強制の時間のなかで、
「あなたの趣味を一方的におしつけるのはどうですか、そのことで子供たちがほんとうに楽しんでくれると最初から限定して思い込んではいませんか?」ということを改めて言っていると思いましたね。
昔からの絵本、自分が好きな本を、「図書案内」することと、
「逃げられない時間」の中で「悪意のない善意から子供たちよりも自分のエゴから読み聞かせをする」(子供たちを逃げられない時間の中で受身にして、自分は読んできかせたいというエゴ)を完遂する)ことは別ものなんだよ、ということでしょう。
そのことを認識していますか?
子供のために、ということはどういうことか知っていますか?
という問いだったと思います。
その問いは自分で考えればいい。
考えなしに感情でうごくなかれ、ということでしょうね、優しいひとが多いから。
優しい好意・善意が、結果として罪悪になっていることもあるよ、という警告でしょうね。
(トラウマやら児童深層心理やら心理学的な話からの視点でした)
私の考え。
図書案内は必要です。(すきな本でも勿論いい)
なぜなら「読みたい・読みたくない」に関わらず、「読んだほうが・知っていたほうが・出遭ったほうがいい本」があるのは確かですから。
しかも情報過多か情報過疎で手に入らない場合が多いから。
かつて私が埴谷雄高やボルヒェルトや武田泰淳やバタイユを知ることができたのも「その本とであうことによって得た経験」を得た人から聞いたり・書評をよんだからです。でも、「図書案内」ならば読むか読まないかを決めるのは自分です。
気になれば読めばいい。そうでなければ、忘れるか目に入らないだけでしょう。
人は本当になにがが必要なときはその情報は目や耳から入っていくのだと。
(本当は必要がなければ「本を読まなければ」ならないわけではない、必要がないから何も読まなくても毎日楽しく生きていられるひとは幸いというべきかもしせませんね、羨ましくはないが。そしてそういう「人のマイナスの感情を中和してくれる「毒」としての本(赤木さん談)」を読まなくてへいちゃらの人は自分は気ずつかないが他人を悪意なく・容易く傷つけるようなところがあるかもしれない)
◆赤木さん:
「子供たちに本を選ばせましょう、5冊くらいもっていって、子供たちが読んでほしい本をよんで「喜ばせて」下さい。」
それっていいですね、、今の状態だと1週間前に読む本をきめて学校側に提出しないとならないですけれど、子供に選んでもらうというのはいいと思いました。
子供を保護するということは、、
◆赤木さん:
「勿論、子供の生命に関わることは全力で親が命をかけて守らなくてはなりません。しかし、子供の選択権や考えるきっかけを親が決めてて「あげる」選んで「あげる」教えて「あげる」これらは無用。子供と一緒にいられるのは13年程度です。その間たくさん子供を笑わせてください。
そして本当の保護とは、大人になって親の元を離れていっても、「帰ってくる場所」があるということです。そしてそれには、「親が自分の人生をたしかに歩んでいる」ことが必要不可欠なんですよ..」
私見にすぎませんけれど、
色んな子供(父兄)に会うこともありますが..子供は、「子供のことに一生懸命なお母さん」よりも「自分のやるべきことに精を出している親」の姿をみて頑張ろうと思うらしい。
要するに、子供に一方的に本を読め、という親は「自分の読書」をしていません。
TVばかり観てる親が「勉強しろ」といっても...効果のほどは...
赤木かん子さんが荒正人(第一次戦後派・文学者)から受けた講義に詳細がどんなものだったのか気になります。
空前の(らしい)大人による読み聞かせブームに釘をさす角度からのお話で面白かった。読み聞かせブームの背景の理由はふたつ。
「誰でもできます」「あなたの好きな本をよんであげてください」
確かに、私も動機のひとつはそれでした。
(もう一つは10代で本を読まないきっかけになるのはどこか(小学校まででは?)児童書で今読まれてる本は何か、などなどが知りたかったからです)
いや実は講演タイトルからして、今まで聞いた講演などと同系列の「情緒系」講演なのかと思っていたのです。時節がら忙しい時期でもあり行くの迷ってたのですが、行ってよかったです。なかなか過激派でしたよ(※いい意味で)
小学校・学校でのボランティアによる読み聞かせ、たしかに「しずかによく聞いてくれます」よね。でもそれは子供の本来の気持ちがすべて反映されたものではないなとよく感じます。先生によって抑えられている教室内でお膳立てがととのった中で読んでいるな、という気持ちはしています。
実際には35名の子供たちをしずかにさせ、言うことをきかせて本をきいてもらう、これは容易ではないからです...、基本的に逆らえない「公教育」の枠のなかだから、私が行っても聞いてくれてるなと心のそこでは思うことも(勿論、楽しんでくれたら売れしいですが)
つまり、その縛られた半強制の時間のなかで、
「あなたの趣味を一方的におしつけるのはどうですか、そのことで子供たちがほんとうに楽しんでくれると最初から限定して思い込んではいませんか?」ということを改めて言っていると思いましたね。
昔からの絵本、自分が好きな本を、「図書案内」することと、
「逃げられない時間」の中で「悪意のない善意から子供たちよりも自分のエゴから読み聞かせをする」(子供たちを逃げられない時間の中で受身にして、自分は読んできかせたいというエゴ)を完遂する)ことは別ものなんだよ、ということでしょう。
そのことを認識していますか?
子供のために、ということはどういうことか知っていますか?
という問いだったと思います。
その問いは自分で考えればいい。
考えなしに感情でうごくなかれ、ということでしょうね、優しいひとが多いから。
優しい好意・善意が、結果として罪悪になっていることもあるよ、という警告でしょうね。
(トラウマやら児童深層心理やら心理学的な話からの視点でした)
私の考え。
図書案内は必要です。(すきな本でも勿論いい)
なぜなら「読みたい・読みたくない」に関わらず、「読んだほうが・知っていたほうが・出遭ったほうがいい本」があるのは確かですから。
しかも情報過多か情報過疎で手に入らない場合が多いから。
かつて私が埴谷雄高やボルヒェルトや武田泰淳やバタイユを知ることができたのも「その本とであうことによって得た経験」を得た人から聞いたり・書評をよんだからです。でも、「図書案内」ならば読むか読まないかを決めるのは自分です。
気になれば読めばいい。そうでなければ、忘れるか目に入らないだけでしょう。
人は本当になにがが必要なときはその情報は目や耳から入っていくのだと。
(本当は必要がなければ「本を読まなければ」ならないわけではない、必要がないから何も読まなくても毎日楽しく生きていられるひとは幸いというべきかもしせませんね、羨ましくはないが。そしてそういう「人のマイナスの感情を中和してくれる「毒」としての本(赤木さん談)」を読まなくてへいちゃらの人は自分は気ずつかないが他人を悪意なく・容易く傷つけるようなところがあるかもしれない)
◆赤木さん:
「子供たちに本を選ばせましょう、5冊くらいもっていって、子供たちが読んでほしい本をよんで「喜ばせて」下さい。」
それっていいですね、、今の状態だと1週間前に読む本をきめて学校側に提出しないとならないですけれど、子供に選んでもらうというのはいいと思いました。
子供を保護するということは、、
◆赤木さん:
「勿論、子供の生命に関わることは全力で親が命をかけて守らなくてはなりません。しかし、子供の選択権や考えるきっかけを親が決めてて「あげる」選んで「あげる」教えて「あげる」これらは無用。子供と一緒にいられるのは13年程度です。その間たくさん子供を笑わせてください。
そして本当の保護とは、大人になって親の元を離れていっても、「帰ってくる場所」があるということです。そしてそれには、「親が自分の人生をたしかに歩んでいる」ことが必要不可欠なんですよ..」
私見にすぎませんけれど、
色んな子供(父兄)に会うこともありますが..子供は、「子供のことに一生懸命なお母さん」よりも「自分のやるべきことに精を出している親」の姿をみて頑張ろうと思うらしい。
要するに、子供に一方的に本を読め、という親は「自分の読書」をしていません。
TVばかり観てる親が「勉強しろ」といっても...効果のほどは...
赤木かん子さんが荒正人(第一次戦後派・文学者)から受けた講義に詳細がどんなものだったのか気になります。
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